「e-visualsoft」が開発、2018年9月10日から「STEAM」でアーリーアクセス版の配信が開始されている南米の島に住む先住民族としてサバイバル生活を行い、上陸してくる野蛮な海賊と戦って島を守るサンドボックス型オープンワールドアクションサバイバルゲーム!
49平方キロメートルという広大なマップに描かれる豊かな自然風景、多種多様なクラフト要素、オンラインマルチプレイでの協力プレイが魅力!
プリミティブな暮らしを体験できる作品を探している人、サバイバル要素を持ったゲームが好きな人、大自然の中で生き残る要素が好きな人にオススメ!
広大で自然豊かな南米の島が舞台!
「ニュー・ドーン」の舞台は南米にある未開の島!プレイヤーは大自然の恵みや野生生物たちと共存しながら暮らすネイティブアメリカンとして49平方キロメートルの面積で再現されたこの島に降り立ち、16世紀中盤から17世紀初頭という時代設定の中で様々な道具を駆使してサバイバル生活を行なっていくことになるぞ!
49平方キロメートルの広さを持つマップと言われてもピンと来ない人も多いかもしれないが、「ドン勝ち」で有名なあの大ヒットサバイバルゲーム「PUBG」のマップ面積が約21平方キロメートルなので、同作をプレイしたことがある人ならある程度想像がつくかもしれない。つまりゲームのマップとしてはかなり広い部類に入る。
「e-visualsoft」はイタリアに本拠を置くインディー系のゲームデベロッパーだが、南米の熱帯雨林の環境や豊かな水源の様子をゲーム内でリアルに再現してみせた。これだけのマップ面積を説得力のある光景に仕上げるのには相当の苦労が伴ったと思われるが、これはひとえに開発スタッフの情熱と取材力、そして熱意の賜物だろう。
島には昼夜のサイクルや時間経過の概念が実装されており、プレイ中には夕日が雲を赤く照らして美しく反射する光景や、漆黒の夜空に浮かぶ満点の星などをじっくりと眺めることもできる。文明が高度に発達を遂げる前、人類が地球の自然環境と一緒に暮らしていた雰囲気を存分に味わえる本作のダイナミックな自然描写は実に感動的だ。
鹿やバッファローなどの野生生物が豊富に登場する点も本作の見どころ。これらの動物たちはハンティングを行うことで貴重な食料源にもなる。ちなみに2020年に予定されている完成版フルバージョンでは野生の馬を手なずけて乗り回せるゲームプレイも実装予定。今後のアップデートで島に様々な動物が増えることにも期待が高まる。
島の各地に点在する切り立った山々などが織りなす起伏に富んだ地形はまさに生まれたままの地球環境そのもの。高精細なテクスチャとリアルなグラフィックによって圧巻の自然環境が再現された本作をプレイして、雄大な大自然の中で毎日を生きるネイティブアメリカンたちのサバイバル生活を満喫しよう!
「ニュー・ドーン」は、自然環境の中で暮らすシミュレーションゲームを求めている人にオススメの新作ゲームだ!
豊富なクラフト機能にチャレンジ!
「ニュー・ドーン」はクラフトシステムが充実!多くのサバイバルゲームで採用されてきた資源収集・アイテム作成を可能にするクラフト機能を活かし、島に点在する多種多様な資源を有効活用しながら便利なアイテムや装備品、さらには狩猟道具や各種武器を作成してプリミティブなサバイバル生活をエンジョイしよう!
「ニュー・ドーン」のインベントリ画面。インターフェースには全てグラフィカルなアイコンが使用されているので大変分かりやすい。プレイ中はこの画面を開くことでクラフト可能なアイテムとその作成に必要な資源の種類と量を把握できるようになっている。日本語非対応の本作だが、英語を多少理解できれば直感的にプレイできるぞ。
クラフトによって生み出せる各種のアイテムには原始的な物が多く、当時ネイティブアメリカンがどのように暮らしていたかを知る良い教材にもなる。現在世に出回っているサバイバルゲームの中には時代設定を無視した物が作れてしまうトンデモ系なゲームも多数存在するが、本作は徹底してリアリティを重視した非常に真面目な作品だ。
クラフトに必要な物資や資源を調達すれば、主にアメリカ平原部に住むネイティブアメリカンが利用していたことで知られる小型のテント式住居「ティピー」も作成できるようになる。どこまでもダウントゥアースな生き方を実践できる「ニュードーン」は、究極のアウトドア生活体験型のシミュレーションゲームだと言えるだろう。
自分の拠点を作り出して狩りや資源採集に出かけ、夜はテントで1日の成果をじっくりと確認する。そんなプリミティブな生活を実現できるのが本作最大の特徴。ちなみにどこからどのような材料を調達できるのか教えてくれるチュートリアルは存在しないため、プレイ中は常に手探り状態で進むことになる。このシビアな手応えがたまらない。
作成できる住居型施設の種類が豊富な点も魅力。またクラフトできる各種の道具はデベロッパーから不特定に配信されるパッチで徐々に増え続けており、アーリーアクセス版の現状でも十分なボリュームがある。12月のアップデートでは魚を捕まえるための罠が追加されているので、肉食に飽きた人はすぐにチャレンジしてみよう!
トーテムをクラフトして自分の部族を作ろう!
「ニュー・ドーン」ではネイティブ系部族の象徴でもある「トーテム」を作成することが可能。トーテムは本来部族の構成やその部族に何が起きたかを象徴的に表すために作られてきたものだが、本作でも同じ意味合いで機能する。トーテムを最初に制作したプレイヤーは部族のチーフとなり、他のプレイヤーたちと部族を形成できるぞ。
プレイ中にユーザーがトーテムにアクセスすると部族長(チーフ)と部族メンバーの構成一覧を確認することができ、さらに部族によって殺害された他プレイヤーやNPC名前などの詳細な履歴も見ることができる。またトーテムを利用して他プレイヤーが立ち上げた部族と同盟関係を築き、部族同士で取引を行うことも可能だ。
的確な時代考証を経て完成された本作のクラフトシステムには「おふざけ要素」が一切含まれておらず、ネイティブアメリカンが脈々と培ってきた自然との過ごし方や自然を利用する智慧に対する畏敬の念が現れている。これまで敵役として描かれることが多かった彼ら部族の暮らしを体験すれば、物の見方が大きく変わってくるはずだ。
原始の智慧の数々が実践できる本作のクラフト機能を最大限に活用して、美しさと厳しさが同居する大自然の中で逞しく生き残ろう!
「ニュー・ドーン」は、リアルで本格的なクラフトを満喫できるサバイバルゲームを求めている人にオススメの新作ゲームだ!
プレイヤー共通の敵「海賊」に立ち向かえ!
自然と調和して生きるプレイヤーたちを脅かす危険な存在、それが「海賊」だ!サバイバルゲームには珍しい敵対NPCとして登場する海賊たちはゲーム内でプレイヤーの居場所を探索して襲い掛かってくることがある。部族と島の平和を守るため、クラフトで強力な武器を作り出して有害な侵略者である海賊に立ち向かおう!
最新巷に溢れるサバイバルゲームの中にはクラフト以外にやることがあまりないため、時にプレイヤー同士の無益なPK合戦の場と化してしまう作品が存在する。その点本作には全プレイヤー共通の敵対NPCである「海賊」が登場するので、島での豊かな生活を目指すユーザーたちは協力してこの脅威に立ち向かうことになる。
本作の舞台でもある16世紀から17世紀にかけてその名を轟かせた海賊は、当然ながらプレイヤーが操作する原住民よりも進んだ文明の利器を利用する。島のあちこちに点在する彼らの拠点に迂闊に近付くことは非常に危険だ。クラフトの腕前を上げ、可能な限り強力な武器を作り出してから攻撃を仕掛けるようにしよう。
広い島内ではいつ海賊の襲撃を受けるか分からない。クラフトの材料や夕食の獲物を探している最中でも油断は禁物だ。万が一彼らのテリトリーに侵入してしまったら一旦退却して場所を把握し、慎重に偵察を行いながら撃退の機会を窺うと良いだろう。アクションゲームのノリで突っ込むと手痛いしっぺ返しを食らうことになるぞ。
銃器で武装していることもある海賊は極めて危険なNPCだが、彼らの拠点にはゲームプレイを有利に進めることができる数々の「お宝」が隠されていることも多い。危険を承知で彼らの拠点に潜入し、ハイリスクハイリターンな利益を得るプレイも悪くない。スリルを求めることが好きな人は一度チャレンジしてみよう。
海賊の拠点には高度な建造物を作成できる「本」が置かれていることもあり、書かれている知恵を手に入れれば今まで以上に強固な建造物を作成できる。自分たちが築き上げてきた文明を脅かす存在を撃退し、彼らが持つ文明の知恵を逆に拝借するというわけだ。この抗争構図は多くのユーザーにとって良い刺激となることだろう。
「e-visualsoft」のオフィシャルホームページで閲覧できる海賊の3Dモデル。本作では海賊を生け捕りにして自分たちの奴隷にするプレイも可能で、彼らに装備品を与えて拠点の警護を任せることもできる。神聖な土地を汚すよそ者として徹底排除するか、それとも彼らを取り込んで勢力を拡大するか。全てはユーザーの判断に委ねられる。
全く別の土地からやってきた侵略者に屈して土地を追われていったネイティブアメリカンの歴史を垣間見ることができる海賊の存在は、空虚なサバイバル生活に陥りがちなゲームシステムに大きな刺激を与えることに成功している。島と共に生きてきた部族の誇りと威信を賭け、強大な海賊たちに敢然と立ち向かおう!
もし本気で海賊の拠点殲滅を考えている場合は、前述したトーテムの部族同盟機能を利用して他プレイヤーと大規模な協力プレイを行うのも手だ。大勢で結託して信仰すれば、火力で劣る不利を上回る成果を挙げることも夢ではない。蹂躙された部族の怒りをぶつける壮大な復讐劇プレイも楽しめるのが本作の魅力なのだ!
「ニュー・ドーン」は、敵対NPCと戦える要素を持つサバイバルゲームを探している人にもオススメの新作ゲームだ!
真面目なサバイバル生活が楽しめる新作!
「ニュー・ドーン」最大の特徴は、ゲームの世界に降り立つユーザーが真面目にサバイバル生活を行って生きていくことができる点!今まで数々のサバイバルゲームにチャレンジしたものの途中であえなく挫折したという経験を持つ人でも、生きることの意味を真剣に考えさせられる本作の世界観を見れば満足すること間違いなし!
空腹の体調管理パラメーターが設定されている本作では生きるために食料を確保することが重要。遊び心で狩りを行うのではなく、食物連鎖の一環として命を繋ぐ大切な動物をハンティングするのだ。悪質なPKプレイばかりが横行する大味なサバイバルゲームをプレイしていては到底このような境地に達することはできない。
適切な場所を選んで住居を作り、仲間プレイヤーと一緒に部族として暮らすことも大切。マルチプレイに対応している本作において他のプレイヤーは攻撃の対象ではなく、あくまで自分と苦楽を共にする仲間なのだ。サバイバルゲームで建設的な生き方が求められるということは非常に珍しく、システム自体がモラルを促している点も良い。
特定の木に登れるアクションが実装されているのも興味深いポイント。ある時はどう猛な生物から逃げるため、またある時は遠くの景色を一望するために利用できる木登りアクションは、かつて人間たちが自然の中でどのように生活していたのかを思い起こさせてくれる画期的な操作手段。原初の世界に身も心も浸ってプレイしてみよう!
現代社会の仕組みとシステムに依存しきった今の人間がとうの昔に忘れてしまった自然を敬う生活様式をリアルなシミュレーションとして再現した本作は、プレイを重ねる毎に命の大切さや命の循環について考えさせられる秀作サバイバルゲームだと言える。今後のアップデートで順次追加されていく様々なコンテンツも非常に楽しみだ!
「ニュー・ドーン」は、サバイバル生活に真面目な姿勢で取り組みたいと考える全てのユーザーにオススメできる新作ゲームだ!
ニュー・ドーンスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K または AMD FX-6300 | Intel Core i7-4770 または AMD Ryzen 5 1600 |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 670 または AMD Radeon R9 270 | NVIDIA GeForce GTX 1070 または AMD RX Vega 56 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続が必要 |
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