「Terraria」は、インディー系ゲーム開発会社の「Re-Logic」が開発を手がけ、2011年5月17日に発売されたサンドボックス型アクションアドベンチャーゲーム!
大手ゲーム配信サイト「steam」のゲーム評価を表す「metacritic」で83点という高得点を叩き出し、2011年のインディーゲーム大賞を受賞している本作は、2D画面のドット絵で描かれたレトロなインターフェースを持っているのが大きな特徴だ。
尚、本作はPC版以外にも様々なプラットフォームで発売されており、全世界の売り上げ累計は2000万本を超える。
「Terraria」の特徴は、クエストラインなどのストーリー要素や決められたエンディングが一切存在しないという点にある。
プレイヤーには目的や目標が一切与えられないが、その反面自分自身でゲームプレイの指針を決められるので、非常に自由度が高い。
ゲーム内で決められた目標を一つ一つクリアしていくことに喜びを覚える人には難解なゲームに見えるかもしれないが、型にはまらないプレイ方法を享受してくれるゲームシステムは斬新で、飽きることなく続けられるという長所を持っているのだ。
尚、本作はマルチプレイにも対応しており、同一マップ内での共同プレイや、PvPなども行えるぞ。
レトロなビジュアルが好きな人やサンドボックス型の自由なプレイスタイルが好きな人にオススメだ!
基本は「探索と収集」!広大な世界を思う存分冒険しよう!
「Terraria」には砂漠地帯やジャングル、浮遊する島などの様々なロケーションが登場する。
ゲームワールドを構成しているオブジェクトの大半は「ツルハシ」や「斧」で切り崩してブロック状の「素材」にすることができるようになっているので、プレイヤーには「世界探索」と「素材収集」という2つの楽しみがあるのだ。
集めた素材は全てクラフト要素で使用できるので、どこかを一度掘り始めたらやめられない不思議な魅力がある。
この要素は世界的大ヒット作「マインクラフト」に通ずるものがあるが、やはり単純に何かを集めるという行為はプレイしていて楽しい。
最初のうちはどの素材が何の役に立つのかを覚えるのは難しいが、慣れてきたら必要となる素材を求めて、果てしなき冒険と探索を続けてしまうことだろう。
多くの敵キャラクターがプレイヤーの行く手を阻む!
「Terraria」の魅力の一つが奥深い探索要素だが、プレイヤーの行く手には多くの敵キャラクターが待ち構えているぞ。
もし自分の行く手を阻むこれらの敵に遭遇したら、敵の特性に合わせた戦い方をして退治しよう。
遠くからプレイヤーを攻撃する敵や、海中にいる敵には異なる武器や戦法を選択する必要があるぞ。
登場する敵の種類はロケーションによって異なり、その攻撃方法にも違いがある。
また、プレイ中に特定の条件を満たすことでボス級の強力な敵が出現することもあるぞ。
「Terraria」は「ダンジョンの奥にボスキャラが待っている」ような予定調和の世界ではないので、いつ何が起きても良いように警戒しておこう。
倒した敵からはクラフトに使用できる素材や、着用可能な装備品を回収できる場合がある。
時にはこれまで見たことがないようなレアな素材や装備品を入手できることもあるので、見かけない敵に遭遇したら積極的に戦いを挑んでみよう。
尚、「Terraria」には「昼」と「夜」の概念があり、昼間には比較的弱い敵キャラクターしか出現しないが、夜になるとかなり手強い危険な敵キャラクターも出てくるので十分に注意しよう。
自由度の高いクラフト要素!
「Terraria」をプレイするユーザーから多くの時間を奪う究極のお楽しみ要素が「クラフト」だ。
クラフト画面では広大な世界を探検して手に入れた様々な素材を組み合わせて、自由な発想で自分だけの「拠点」を作り上げることができるぞ!
「拠点」は周囲に出没する敵キャラクラーから身を守るシェルターの役割を果たし、その中に「作業台」を作れば特別なアイテムを生産することもできる。
さらに一定の条件を満たすと友好的なNPC住人が出現し、自分がデザインした「拠点」で暮らすようになるのだ。
部屋の間取りや使用する素材の選択は全てプレイヤーの判断に委ねられるので、イマジネーションを活用して自分だけの素敵な「拠点」を作り上げよう!
「作業台」には「かまど」や「ワークベンチ」「金床」「机」などの種類があり、そこから便利なアイテムや装備品などを作成できるようになるので、拠点を構築したら必ず各種の「作業台」も設置しておこう。
自ら集めた素材を使って自分の家や拠点を作り出す、まさにサバイバル生活のようなクリエイト要素も楽しめる没入感満載のオススメのオンラインゲームだ!
「作業台」でアイテムを作成しよう!
クラフト画面では「作業台」をベースとして、プレイに役立つ様々なアイテムや装備品を作成することができる。
ゲームの序盤では、プレイヤーが素材を見せると、その素材から作れるアイテムの「レシピ」を伝授してくれる便利なNPC「Guide」が出現するので、その「レシピ」を頼りにアイテムを作成することが可能だ。
また、「レシピ」によってはアイテムや装備品に「特別な効果」が付与される場合もあるぞ。
冒険で得た素材から新たに装備を作り、また新しい冒険に行くという楽しみ方もできるので、RPGのようなプレイが好きだという人にもオススメだ!
「Terraria」には作成可能なアイテムが数多く存在し、それぞれ必要な素材と「レシピ」がある。
レシピの組み合わせを徐々に解明し、新たな発見をすることも本作の楽しみの一つだ。
冒険に出かけて新たな素材を入手したら、拠点で色々な組み合わせを試してみよう。
懐かしき「ドット絵」の魅力!
「Terraria」ではレトロ調の「ドット絵」を主体としてゲーム世界を描いており、ユーザーをノスタルジックな気分に浸らせてくれる。
昔のゲームが「ドット絵」で描かれていたのは、主にグラフィック技術やシステムの容量に限界があったためだが、その限られた制約の中でゲームクリエイターは数多くの素晴らしい世界を生み出してきた。
「Terraria」に登場する極限まで情報を削ぎ落とした「ドット絵」の世界に戸惑う人もいるかもしれないが、じっくり観察してみると、それらの「ドット絵」が突然意味を持ったアイテムやオブジェクトに見えるはずだ。
慣れるまでは「意味不明の記号」に過ぎないが、ある時点からそれが「意味と情報を持ったオブジェクト」に変わる。
この面白さこそ「ドット絵」の魅力なのだ。
「Terraria」は、こんな人にオススメ!
「Terraria」最大の魅力は、圧倒的な自由度の高さだ。
冒険する範囲や、クラフトする物に到るまで、その全てをプレイヤーが自分自身で判断して決めることができる。
プレイする度に目標を変えながら挑戦すれば、かなりの長期間遊び続けることができるだろう。
敵の討伐に専念するも良し、拠点の開発に時間を費やすも良し、全てはプレイヤーの思うがままになるのだ!
「Terraria」が採用している「ドット絵」の世界を持つ往年のRPG作品では、ここまでの自由度やクラフトシステムは存在しなかった。
従って本作は、古いインターフェースを使用した全く新しい概念のゲームだと言えるだろう。
最初の発売から約6年が経過しているが、現在でも着々とユーザーを増やし続けている「Terraria」の魅力を、ぜひその目で実感してほしい。
「Terraria」は、懐かしき「ドット絵」の世界や高い自由度、そしてクラフト要素が好きなユーザーには断然オススメの作品だ!
テラリア(Terraria)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7(64-bit) | Windows 10(64-bit) |
CPU | Intel Core 2 Duo 2.0 GHz | Dual Core 3.0 GHz |
メモリー | 2 GB RAM | 4 GB RAM |
グラフィックカード | 128MB VRAM, Shader Model 2.0対応 | 256MB VRAM, Shader Model 2.0対応 |
VRAM | 128 MB | 256 MB |
HDD空き容量 | 200 MB | 200 MB |
DirectX | Version 9.0c | Version 9.0c |
備考 | ネットワーク接続が必要 |
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