『Soulmask (ソウルマスク)』は、2024/5/31からSteamストアで早期アクセス版が配信されている開発:Campfire Studio、パブリッシング:Qooland Gamesのオンラインサンドボックスサバイバルゲームで、原始のファンタジー大陸を舞台に勇ましく自分自身の道を切り拓いていく必見タイトル。
最新ゲーム作品らしい高精細な3Dグラフィックによって再現された美しくも危険なファンタジー世界、何もない場所からスタートしながら探索、建築、バトルを行い、部族民を招集して部族を拡大させ、壮大な世界の深層に隠れた文明の深奥を発見していくやりこみ要素満点なゲームシステム、対戦・協力プレイ要素が特徴。
原始的な民族の描写を持っているサンドボックスサバイバルゲームを探している人、オンラインで世界のプレイヤーと対戦・協力プレイを行いながら楽しめるRPGが好きな人、開発途上のゲームに意見やフィードバックを送りながら、開発者と一緒にゲームを成長させていこうと考えている人におすすめの新作。
- 最大50名で一緒にプレイ可能
- 原始的な部族を描く新作
- 仮面に秘められた能力
原始の世界を冒険する注目の新作が登場
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで早期アクセス版が配信中の『Soulmask (ソウルマスク)』は、ファンタジー世界を舞台に原始的な部族の台頭を体験できるおすすめの新作インディゲーム。法も秩序もない危険な冒険世界が広がる作品で、プリミティブな活動を存分に楽しめる点が魅力となっている必見のタイトルだ。
ゲームジャンルとしては「オンラインサンドボックスサバイバルゲーム」となり、ソロプレイ以外にオンラインでPvP(プレイヤー同士のバトル)や協力プレイ要素を体験できる点がポイント。公式サーバーがサポートしている最大参加人数は50名と大規模で、MMO(多人数参加型)RPGのジャンルにも属したPCゲーム作品と言える。
「部族間の死闘」を描く作品として開発が進められている『Soulmask (ソウルマスク)』では、荒々しい原初の風景を再現した崖の上に自分の営地を築きながら、生み出した古代の武器やトラップを使用して対立する敵を圧倒し、自分が属する一族とともに生き延びていくリアリティ満点の「部族間の戦い」を大々的にフィーチャーしている。
文明が発達しておらず、生贄が捧げられることが「当然」とされていた時代をフィーチャーしている本作では、現代社会ではあり得ない場面の数々にも遭遇していくことになる。自然と精霊、そして人間が一体となってくらしていたような世界をファンタジー要素で包みこんだ作風が光る新作で、原初の世界を存分に体験できる点が大きな魅力だ。
タイトルにも使われている「Mask (仮面)」は、ゲーム内で重要な要素を占めることになる。世界の古代部族ではしばしば儀式的な意味合いで用いられてきた仮面は、本作でプレイヤーにも大きな力を与える存在として描かれるので、架空の世界が舞台となる作品ではあるが、一定の没入感を保ちながら雰囲気満点に遊べるはずだ。
ゲームに組み込まれた「サンドボックス要素」を最大限に活用しながら、耕作や飼育を行って実り豊かな部族の世界を目指していくも良し、または秘密に覆われた世界の探索を優先するも良し、オプションから選択できるPvPモードをプレイして部族プレイヤー同士の「血で血を洗う」抗争へと身を投じるも良し。全てはプレイヤーの自由だ。
作品を開発しているのは、インディーゲームスタジオの「Campfire Studio」で、パブリッシングは「Qooland Games」が担当。オンラインで多くのプレイヤーが一緒に活動できる作品である関係上、実際にゲームで遊んでもらって不具合や改善点を洗い出していくことを目的として「早期アクセス版」でのスタートを切っている。
本作は2024/5/9にその存在が世界へと公開され、当初2024/6/18に「早期アクセス版」として配信がスタートする予定になっていたが、配信日が前倒しされ、2024/5/31にリリースされた経緯を持つ。これは開発メンバーが「作品が十分にプレイできる状態にある」と判断したためで、待ち望んでいたファンには嬉しい誤算となった。
Steamストアには早くも1,040件に及ぶユーザーレビューが寄せられており、その総評は「非常に好評」と、これ以上ない最高の出だしを見せている。ワイルドさ溢れる世界での生存競争要素、そして多くのプレイヤーを夢中にさせる豊富なコンテンツが高評価の要因に挙げられており、オンライン要素についても好意的な意見が非常に多い。
記事執筆時点で早期アクセス版が配信されてから2日ほどしか経っていないが、2024/6/1には早くも10万本のセールスを記録しており、一躍脚光を浴びる新作PCゲームになっている。今後もプレイヤー数は飛躍的に増加していく予想で、これによって公式にサポートされている最大50名のオンラインマルチプレイも活況を呈していくはずだ。
部族の世界をフィーチャーしているオンラインゲームをプレイすることが好きな人にはおすすめできる作品で、ガッツや根性で生存していくタイプのサンドボックスサバイバルゲームを求めている人にも大きな満足感を与えてくれるはず。オンラインでプレイヤー同士のPvPや協力プレイを行うことが好きな人にも断然ハマるゲームタイトルだぞ。
早期アクセス版のゲームについて
Steamストアのみならず、他のゲームプラットフォームでも「早期アクセスタイトル」として配信されているゲームは多いが、それらの作品は「未完成」な状態にあり、今後の開発進捗に伴ってゲームの内容や一部のシステムが改変されていく可能性がある。これらを決めていくのはプレイヤーが送る「フィードバック」や「意見」だ。
近年はゲーム内から直接SNSへ飛べる仕組みも完備されつつあり、開発者が主催している「公式Discordサーバー」へとアクセスしながら奇譚のない意見や議論を交わすプレイヤーも非常に多い。多くのユーザーが作品開発へ積極的に関わっていくことが作品の成長と洗練度を促進し、正式版でより面白いゲームへと発展していく仕組みだ。
大手のゲーム企業とは異なり、インディーゲームスタジオやデベロッパーはプレイヤーに「近い位置」にあることが特徴で、有益な意見は通ることも多い。未完成なゲーム作品をただ批判するのではなく、「こうしたらもっと面白くなるのではないか」「ここを変えて欲しい」という建設的な意見を送ることがユーザーに求められる。
無論未完成ゆえに様々なバグや不具合が発生することも皆無ではないため、もしその状況に出会ったらいち早く報告を行っていく姿勢も必須。自分がプレイしている環境を列挙して併記すれば、開発者のPC環境では起こらなかった不具合の再現性をより明確に伝えることもでき、開発サイドにとっても非常に有益な情報になり得る。
したがって「早期アクセス版」のゲーム作品をおすすめできる人は、一定数存在しているであろうバグや不具合を許容できる人、そしてそれらを素早く文章にして報告できる人であり、さらに開発途上の作品に対して建設的な意見を発信できる人、ということになる。開発チームと一緒になってゲームを完成させていく感覚で接すると尚良い。
何故こうした文章を長々と書いているのかというと、近年Steamストア上で「早期アクセス版」であるが故に生じる不具合やバグを逆手に取って「低評価」を下しているユーザーが数多く見受けられるため。ストアページにはSteamを運営しているValveから早期アクセス版のゲームに関する警告文がしっかりと出ているにも関わらず、だ。
満足できるプレイ体験ができない状態であれば、更に開発が進むまで待つ、という手もあるし、さらに期間内に返金を申請して購入金額を取り戻すこともできる。であるにも関わらず、最初の印象だけでゲームを低評価して去っていくのは、早期アクセス版本来の楽しみ方ではない。低評価グセが付いている人は、この点に注意して欲しい。
『Soulmask (ソウルマスク)』の特徴
少し前置きが長くなってしまったが、この項目では『Soulmask (ソウルマスク)』の特徴についてご紹介していく。プレイヤーが操作を担当する主人公キャラクターは性別と外見の変更が可能で、まさに「何も持たない状態」からサバイバルプレイを進めつつ、ゲームシステムを把握しながら立派に成長を続けていくことになる。
前項でオンラインプレイについて言及しているが、本作では自分でローカルホストやプライベートサーバーを立ち上げながら、他のプレイヤーを招待することも可能。設定で各種のパラメーターを弄り直すことによって自分好みのシステムへと変更できるため、普段仲良くしているユーザー同士での活動もより一層面白さを増していくはずだ。
ちなみに本作はオンラインマルチプレイが必須の作品ではなく、ソロプレイだけでも冒険を楽しめるようになっている。サバイバルゲームの多くは他プレイヤーの存在を意識するように作られていることが多いが、好きな時間に好きなように活動できる本作のような作品も、今後はサバイバルゲームジャンルで大きなウェイトを占めるだろう。
冒険の世界
多種多様な文明が栄えている本作のワールドには、雨林、河川、砂漠、高原、沼地、火山、雪山などの多彩なロケーションが登場。これら全てが高精細な3Dグラフィックによって再現されているため、高い没入感を維持したまま冒険と探索、バトルに集中できる。自然の力と偉大さを実感できるマップの作り込みが作品の大きな特徴だぞ。
プレイヤーは各地に散在している「古代の廃墟」や「遺跡」「雄大な宮殿」などを探索しつつ、本作のテーマである「仮面」についてと、世界に隠されている「大いなる秘密」を明かしていくことになる。現段階での最大プレイ時間は500時間とボリューム満点で、精巧に作り込まれている世界の探索要素にも時間を忘れて熱中できるはずだ。
生と死が表裏一体になっている世界を舞台に冒険していくことが好きな人にはおすすめできる新作PCゲームで、雄大な自然を見ながら様々な活動を行っていくことが最高に面白いサンドボックスサバイバルゲームに仕上がっている。今後の開発進捗によって更に広がっていく世界が非常に楽しみだ。アップデート情報にも期待しておこう。
NPCについて
ゲームには才能と個性に溢れた蛮人NPCたちが多数登場し、彼らの多くは招集できるようになっている。好戦的な戦士、俊敏なハンター、手練れな職人など、個性的なNPCが存在しているので、例えソロでプレイしていても孤独感を感じることはない。プレイヤーの趣向に応じて様々なプレイスタイルを提供してくれる必見の新作PCゲームだ。
『Soulmask (ソウルマスク)』には強力なAI(人工知能)とコマンドシステムが搭載されており、NPC部族民の作業をプレイヤーが自由に設定しながら管理できるようになっている。農場の見張りや収穫の選別、生産における流れ作業の交代、拠点の見回りや自動修理など、NPCに任せることで飛躍的に部族の拠点が発展していく仕組みだ。
無論オンラインで人間プレイヤーが一緒になって活動することが一番面白い部分でもあるが、前述の通り本作はプレイヤーの様々な趣向に柔軟に対応できる作品なので、ソロ専でプレイを継続しても十分に作品が持つ魅力に触れられる点が素晴らしい。AIキャラたちを統治する存在になりながら、自分の部族をどんどん発展させてみよう。
バトルシステムについて
バトルシステムに関しては現時点で合計8種類の武器タイプがあり、それらに関連付けられる75種類の「戦技」と「ムーブ」も存在。アクションはリアリティー重視のシステムになっているため、対峙する敵の種類に応じた戦術を立てながら戦っていくプレイ要素にも熱が入るはず。バトルアクションに頭脳プレイ要素も盛り込まれているぞ。
例えば敵対する動物キャラクターとの戦いでは、ネコ科動物は頭骨が脆弱な構造になっているので「ハンマー」をチョイスする、また空を飛ぶ動物の翼には「槍」か「弓矢」を投げつけるなど、効果的な頭脳プレイを駆使することで戦闘の効率化を図れる。武器選択によってバトルを制しながら、過酷なサバイバル環境を生き延びていこう。
こう書くと非常に無骨なイメージを持たれる人も多いかもしれないが、実際にゲーム内で巻き起こるアクションにはゲームらしい挙動を伴っているので、ファンタジーMMORPGなどのバトルシーンが好きな人でもハマる魅力がある作品と言える。リアルとファンタジーを上手く融合したバトルアクションの数々を大いに堪能しながら遊ぼう。
その他の要素
探索とクラフト、そしてバトル以外にも多彩な楽しみ方がある『Soulmask (ソウルマスク)』は、異世界での滞在を満喫できるおすすめの新作インディーゲーム。ハードワークの合間にお風呂に入ったり、部族の世界をフィーチャーしている作品らしい「篝火の踊り」で盛り上がったりと、色々な生活要素に触れながら冒険を楽しめるぞ。
ゲームのテーマでもある「仮面」については、異なる仮面を被ることによって特殊能力を獲得できる仕組みがある。仮面を使って蛮人と自分の意識を同期させられるので、前述のNPC制御にも用いられて便利だ。「仮面があれば、どんな人にでもなれる」が本作の特徴であり、この構造と世界観が本作を特殊な立ち位置に置いている。
仮面の中には「英雄の魂」が宿ったものも存在。ゲームには「不死身のエターナルトーチ」「一撃必殺のシャドーウォーカー」「百発百中の荒野の刻印」など、合計で10種類以上の仮面の秘密があり、探索によってこれらの力を手に入れていくプレイ要素も大いに捗るはず。仮面コレクターになりながらゲームプレイを加速させていくのも一興だ。
神秘的な仮面の力が持つ「大いなる庇護」を受ける「最後の一人」として部族を発展させていくことがプレイヤーの使命であり、凡百なサンドボックスサバイバルゲームには存在しない「確固たる世界観」を感じながらプレイを継続できる点に作品の価値がある。ファンタジーRPGが好きな人にも断然おすすめの新作インディーゲーム作品だぞ。
日本語インターフェースに対応
Steamストアでの販売価格は3,900円で、現在はリリース記念セール価格となる10%OFFの3,510円で購入できる。この期間限定価格は2024/6/7までとなっているので、少しでも安くゲームを購入したいと考えている人は、急いでゲットしておこう。ちなみに早期アクセス版を抜けた際、価格が上昇する可能性上がる旨も表記されている。
標準で日本語インターフェースと字幕がサポートされており、海外のゲームで遊ぶことが苦手な人でも安心。翻訳精度も現時点でかなり高く、違和感を感じること無くプレイを継続できるはず。時折理解に苦しむ自動翻訳が成されたゲームを目にすることもあるが、本作に限ってその心配は無用。スムーズに世界観なども理解できるだろう。
汎用コントローラーでの操作についてはストア上にサポート情報が明記されておらず、またValveの携帯ゲーム機「Steam Deck」との互換性についても記述が存在しない。主にキーボードとマウスを使ってプレイを進めていくことになるので、コントローラー派の人は注意しておこう。開発が進めば何らかの進展も起こっていくはずだ。
早期アクセス版の現時点では、前述の通り約500時間ほどの総プレイ時間を誇っており、特徴の項目で記載されている全ての要素にアクセスしながらゲームを楽しめる。ただしバグや不具合と無縁というわけでもないため、購入を検討している人は「早期アクセス版固有の特徴や弊害」をよく理解した上で代金を支払ってダウンロードしていこう。
現段階で詳細なロードマップについては無記載だが、開発は少なくとも1年以上継続していく予定となっており、その間に大小様々なアップデートが入る見込み。したがって読者が本稿を見ている時点のゲーム内容と記事内部の記述の齟齬が生まれる可能性もあるが、これは開発途上のゲーム作品が持つ宿命なので、ご了承いただきたい。
解除できるSteam実績の総数は91種類と非常に豊富。多彩なコンテンツに触れながらプレイを続け、全実績の解除を狙っていく楽しみ方も面白いだろう。くどいようだが、開発チームはプレイヤーからの「フィードバック」を非常に重要視しているので、一緒に作品を育てていく気持ちを持ってゲームに触れていただければ幸いだ。
システム要件
『Soulmask (ソウルマスク)』のシステム要件は中程度。推奨要件で提示されているグラフィックボードはNVIDIAのRTX 3060クラスもしくはAMDのRadeon 6700 XTクラスと同等かそれ以上のパーツになるため、現行のミドルスペックなゲーミングPCがスイートスポットと言える。ちなみにメインメモリの推奨搭載量は24GBだ。
CPUの推奨モデルはIntelのi7-9700もしくはAMDのRyzen 7 3700Xクラスのプロセッサー。インストールサイズは25GB程度と標準的なサイズだが、これは今後の開発進捗に伴って肥大化していく可能性がある。普段ストレージにゲームを詰め込んで逼迫気味になっている人は、あらかじめストレージの空き容量を確保しておくと安心だ。
なお、ゲームを実況配信しながらプレイする場合や、フルHD以上の解像度を持つPCモニターの所有者は、上記よりもややスペックが上のゲーミングPCを持っていると心強い。高精細なモニターで円滑にプレイを進めるためにはグラフィックボードを、配信で遅延などを発生させないためにはCPUをそれぞれアップグレードしていこう。
原始的な民族描写を持っているおすすめのサンドボックスサバイバルゲーム『Soulmask (ソウルマスク)』は、現在「早期アクセス版」としてSteamストアで好評配信中。発表後僅かな時間で驚異的なセールスを挙げた必見のインディーゲームだ。興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】原始の世界へGO!
プレイ序盤の流れ
『Soulmask (ソウルマスク)』の最序盤では、ゲームの世界観を示すショッキングな導入ムービーからプレイがスタート。原始のイメージを色濃く反映した重厚な導入部を見た後で、キャラクター作成画面がスタートしていくことになる。前述の通りこの画面では男女の性別と外見をエディットできるので、自分好みの主人公を生み出していこう。
カスタマイズ画面には主人公の全身像が映し出され、髪型とヘアスタイルをプリセットから、その後肌色・身長・体重・体脂肪をパラメーターで調整できるようになっている。MMORPG作品のように、自分だけのキャラクターをエディットしながら冒険世界へと飛び込んでいくことができるので、没入感も最高に高まっていくはずだ。
次の生贄にされそうだった主人公は、間一髪で難を逃れ、そのまま本作の主題でもある「仮面」の元へと足を運ぶ。不思議なアーティファクトから出現した金色の粒が主人公の顔へと向かって飛来し、そこで仮面が生み出されるという神秘的な場面だ。無名で処刑されそうになってから生き延びる展開が『スカイリム』に似ていて実に興味深い。
仮面が装着される場面のムービー後、間髪入れずに仮面のエディット画面が登場。ここでは「文明」「征服」「豊穣」に分かれる3種類の仮面デザインから1つを選択できる。それぞれの仮面にはプレイヤーの能力をブーストするスキルが7種類備わっているので、慎重に選んでからカラーリング(全体と瞳の色)を決定して装着してみよう。
名前まで全ての項目を入力後、主人公は仮面が出現したポータルより「新世界」へと移送され、そこで新たに自分の部族を結成していくことになる。ここで初めてクエスト目標とタスクが画面左上にテキストで表示されるので、タスクの達成を目指しながら各種の操作とアクションを起こしていこう。スムーズな導入部が好印象な新作ゲームだ。
本作の操作やアクションは、一般的なサバイバルゲームのそれに準拠している。資源の回収を行いながらクラフト材料を集め、マップ内を探索しながら時にバトルを切り抜けていくスタイルだ。インターフェースは必要以上のものを表示しない簡素なスタイルで、一部の操作はショートカットキーのアイコンで表示されるのでわかりやすいぞ。
ちなみに別画面ではゲームのコンテンツについて、さらにプレイ中の操作方法などについて詳細な説明を見ることができる。プレイ中疑問に思うことがあれば、この画面を開いて説明文を確認していこう。この部分も翻訳精度が高いので、内容を把握しやすい。早期アクセス版ながら非常によく出来たシステムが光るおすすめのPCゲーム作品だ。
総評:サバイバルジャンル復興の火付け役になれるか
原始の世界で部族と仮面をフィーチャーしたプレイ要素を体験できる新作サンドボックスサバイバルゲーム『Soulmask (ソウルマスク)』は、近年停滞する兆しを見せていたサバイバルゲームのジャンルを復興させていく力を持った要注目のPCゲーム。大量の作品が出回ってレッドオーシャンになったジャンルに光をもたらす新作だ。
まず注目したい点は、ほとんどのサバイバルクラフト系のオンラインゲームが持っていなかった「世界観」と「ストーリー性」をしっかりと実装しているところ。多くのサバイバルゲームはこの点が弱く、裸一貫で放り出されたプレイヤーが目的もなく彷徨う展開になってしまうことが多い。同ジャンルが持つ弱点を克服している点が見事だ。
人間は何かしらの目的や目標を持たないと、ゲームプレイ時に意欲が薄れていく傾向がある。雨後の筍の如きスピードで乱発されていったサバイバルゲームの大半が長続きしなかった理由はまさにここにあり、ただ何となくプレイヤー同士のPvPや略奪を行って「建設的な作業」を行わないという荒廃したプレイ環境が生まれてしまう。
本作の開発元であるCampfire Studioは、仮面の力を活用しながら部族の繁栄を目指していくという「大目標」を設定することでこのウィークポイントを克服しており、プレイヤーには明確な目的意識を与えている。裸一貫で投げ出されるオープニングは同ジャンルのそれを踏襲しているが、しっかりとした道筋も示してくれるのだ。
次に注目すべき点は、ソロプレイでも遊べる作風にしているシステム面。過激なオンラインサバイバルゲームの特徴は「やるかやられるか」の好戦的な世界観とシステムにあるが、PvEにも着目して1人でもスリリングなプレイを楽しめるようにしたことによって、またNPCを統率できる仕組みを生み出したことで差別化を図っている。
無論PvPが好きな人でも十分に満足できる設定も存在するが、日々PvPだけを行う行為に飽きてしまった人にもきちんと「居場所」を与えている点が興味深い。そもそもオンラインで他プレイヤーと同調しながら遊ぶことが苦手な人でも楽しめる作風があるので、今後も世界中から多数のプレイヤーが参入してくる土壌が整っていると言える。
本作が示した方向性が時代のニーズに合致していることは、発売後2日足らずで10万本のセールスを達成し、1,000件以上の高評価レビューを獲得していることでも窺える。自分なりの目標を追及できる、やるべきことが明確である、ソロでもマルチでも遊べる、という本作のようなサバイバルゲームは、今後の主流になれるだろう。
原始のファンタジー大陸を舞台に勇ましく自分自身の道を切り拓いていく必見のゲーム『Soulmask (ソウルマスク)』は、現在「早期アクセス版」としてSteamストアで好評配信中。今現在最もホットなサバイバルゲーム作品であり、世界各国のプレイヤーが作品を購入してプレイに興じている。このブームはしばらく続きそうだ。
日本国内のYouTube実況者もすでに本作を取り上げており、その再生数も伸びている。全体のプレイ時間は500時間と膨大だが、毎日欠かさずプレイを続けて積極的に動画をアップロードしていけば、一定以上の視聴者層を取り入れられるに違いない。ゲームの実況配信を行っている人たちにもおすすめできる必見のインディーゲーム作品だぞ。
【おすすめポイント】ヒットの予感漂う新作!
Soulmask (ソウルマスク)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-7400 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 1050 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
(C) Qooland Games.
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