『クロノアーク (Chrono Ark)』は、2024/5/3からSteamストアで正式配信されているインディーゲームデベロッパー「AI Fine」の新作ローグライクデッキ構築型ロールプレイングゲームタイトル。
個性的な能力を持つ仲間キャラクターをスカウトしながら最強パーティーを目指していく戦略要素、全滅するとスカウトできるメンバーとスキルが変化していく「繰り返しに強い」ローグライクなゲームシステムが大きな特徴。
ファンタジー世界を冒険できるアニメチックなロールプレイングゲームを探している人、戦術性を発揮できるバトルシステムが好きな人、何回でも繰り返して遊べるPC向けRPGを求めている人におすすめの新作ゲーム作品。
- 20名の登場キャラ
- 戦略性抜群のカードバトル
- ローグライトなシステム
ローグライトな新作カードRPG
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで好評配信中の『クロノアーク (Chrono Ark)』は、ファンタジー世界を舞台に、ローグライトな「デッキ構築要素」で遊べるおすすめの新作ロールプレイングゲームタイトル。
ゲームには20名の個性的なパーティーメンバーが登場。彼らの特徴や能力を遺憾なく発揮しながら最強のパーティーを目指していくプレイ要素が面白く、日本人プレイヤー数も多い。多方面から評価を受けている新作PCゲームだ。
作品は現在までに合計で7,078件のSteamユーザーレビューを獲得しており、その総評は「非常に好評」と文句なしの内容。優れたゲームバランスと「周回要素の面白さ」でプレイヤーを魅了し続けている必見のタイトルだぞ。
ゲームに登場するキャラクターがアニメキャラ風の造形を持っている点もポイントで、若いユーザーからベテランプレイヤーまで、幅広いゲーマーの趣向に合致するデザイン性を持っている。キャラコレ要素も楽しい新作ゲームだ。
プレイヤーは主人公の「ルシー」と一緒にゲーム世界へと降り立ち、頼れるパーティーメンバーたちを集めながら、世界を救うための戦いへと乗り出していくことになる。「時計塔」を起動させることがこの旅路の最終目的だ。
『クロノアーク (Chrono Ark)』の世界観
遠い昔、世界は黒い霧に包まれ、生き残った人類は「アーク」へ待避しました。
世界を元に戻す方法はただ一つ、世界各地に潜んでいる「タイムシェイド」を探し出し、時計塔を起動させること。時計塔が起動すると、世界は平和だった頃に戻るはずです。
「ルシー」は「アーク」の下、「歪みの地」で目を覚まします。
彼女に残っている記憶は「時計塔を起動させろ」だけ…
プレイヤーはルシーと共に調査団を結成し、「タイムシェイド」を探すための旅に出ます。
ゲームの特徴
最大4名のパーティーメンバーをスカウト・構成しながら敵キャラクターと戦うバトルシステムが『クロノアーク (Chrono Ark)』の基本で、個性的なメンバーのスキルと能力のデッキでプレイヤーの戦略性を大いに発揮できる。
パーティーメンバーと主人公ルシーのスキルは「カード」で発揮できるようになっており、どんなスキルをキャラクターに覚えさせていくかはプレイヤーの自由。RPGとカードゲームジャンルが融合した作風が魅力の新作だぞ。
一般的なロールプレイングゲームとは異なり、本作ではパーティーがバトル中に全滅すると、全ての設定が「初期化」される。その後スカウトできるパーティーメンバーとスキルが変化していくというローグライクな仕組みだ。
何回でもチャレンジしながら最強パーティーの完璧な戦い方を目指していく要素が面白く、リプレイ性は抜群。一筋縄ではいかない強敵キャラを打ち破るために試行錯誤しながら成長する過程に誰もが夢中になれることだろう。
基本バトルシステムは、コスト(マナ)を消費しながらカードを切り、ターン制のシステムで敵と戦っていくカードゲームらしい仕組み。カード発動が敵の行動数増加に直結することがあるため、戦術性が極めて高い作品と言える。
何も考えずに勝てる類のゲーム作品ではなく、独自のルールとカードの特性などをしっかりと理解しながら戦うプレイ要素が求められていくため、初見では戸惑うこと必至。だが分かり始めるとゲームの魅力もどんどん増していく。
通常バトルシーンでも結構な難易度を誇っているが、特にボス戦になると「非常に厳しい戦い」を強いられることになり、何度もパーティー全滅の憂き目を見ることに。ハードコアユーザーも満足できるおすすめの新作ゲームだ。
なお、作品には難易度調整機能があるため、初心者ユーザーでストーリー要素を楽しみたい場合や、熟練プレイヤーでハードなバトルを体験したい場合にも応用が効いて便利。幅広いRPG好きな人におすすめできる新作と言える。
ゲームの開発を手掛けたのは、韓国に拠点を構えるインディーゲームデベロッパーの「AI Fine」で、本作は2019年11月13日に「早期アクセス版」としてSteamストアに登場後、約4年ほどの開発期間を経て正式版になった労作だ。
余談になるが、ゲームの作者はすでに次のプロジェクトである『Deception Engine』の開発に取り組んでいる。この作品は『クロノアーク (Chrono Ark)』のバトルシステムを発展させたものになるそうで、今後が非常に楽しみだ。
日本語インターフェースに対応
Steamストアでの販売価格は2,800円で、現在は「リリース記念セール価格」となる25%OFFの2,100円でゲットできる(5/17までの期間限定価格)。少しでも安く製品を手に入れたいという人は、今のうちに購入しておくと吉だ。
なお、本作はソロプレイ専用タイトルで、ローカルとオンラインのマルチプレイには非対応となっている。ゲームは標準で日本語インターフェースをサポートしており、海外ゲームが苦手な人でも安心してダウンロードできる。
作品は部分的ながらXboxコントローラーでの操作にも対応。なお、Valveの携帯ゲーム機「Steam Deck」との互換性については「プレイ可能」という判定。一部で手動の操作を強いられる場面がある以外は、良好にプレイできる。
Steamストアでは現在、ダウンロードコンテンツ「Chrono Ark - Summer Twilight」も併売中。夏をイメージしたコンテンツとアイテムの数々を実装できるようになっているので、ゲームを好きになった人は購入を検討しよう。
解除できるSteam実績も合計で40種類と非常に豊富。普段から「実績ハンター」を自負している人にもおすすめできる必見の新作PCゲームで、繰り返しプレイを楽しみながら実績の全解除を目指すことに夢中になれるはずだ。
システム要件
現時点でSteamストアには「最低要件」のみが提示されているが、『クロノアーク (Chrono Ark)』の要求スペックはかなり低め。最低要件で提示されているグラフィックボードは、1GBのVRAMを実装するモデルとなっている。
CPUの最低動作モデルはIntel i3クラスのプロセッサーで、インストールサイズは5GB程度とスマホアプリ並みの軽さ。幅広いPC環境下で動かすことができる新作ゲームで、軽いので多くのプレイヤーがプレイを楽しめるはずだ。
総評:苦労の末に生まれた人気作
『クロノアーク (Chrono Ark)』のディレクターを務めたAI Fineのイ・ヒョンジュ氏は、Steamストアのページ内部でゲーム開発の苦労について語っている。作品に興味を抱いた人は、一度ヒョンジュ氏の文章を読んでほしい。
本作はヒョンジュ氏にとって通算「2作目」となるプロジェクトだったそうで、高校3年生の時に取り組んだ最初のゲームプロジェクトはあえなく頓挫。その衝撃で1年間ほど「ダメ人間(本人談)」の生活を送ってしまったそうだ。
その後氏はコンビニでバイトをしながら「次こそは面白いゲームを作ろう」という夢と希望を持ち、暖房も聞かないボロ部屋(本人談)で布団を被りながら、本作『クロノアーク (Chrono Ark)』の開発を進めていくことになる。
早期アクセス版の配信までに約3年間の開発準備期間があったそうで、その間に携わったメンバーたちは時間の経過で徐々にいなくなり、実際に早期アクセス版の配信がスタートした際には氏を含めた2名だけが残っていたそうだ。
早期アクセス版の売上金額で「新たなメンバー」を雇い入れつつ、さらに開発を進めながら調整を行い、紆余曲折を経てついに今回の正式版リリースに至ったという次第。長年の苦労が実ったインディーゲームと言えるだろう。
「皆さんが好きなものは何か、嫌いなものは何か、どうして開発が長引くのか、自分にできることは何かについてより分かるようになりました」というのは、苦労を重ねてきたヒョンジュ氏の弁。得られるものは多かったようだ。
現在は完成した『クロノアーク (Chrono Ark)』に一旦区切りを付け、現在は新作ゲーム作品『Deception Engine』の開発に邁進しているようなので、本作でファンになった人は、ヒョンジュ氏が生み出す次回作にも期待しておこう。
ローグライクなデッキ構築要素で難敵キャラクターへの大勝負に挑めるおすすめのインディー系新作デッキ構築型ロールプレイングゲームタイトル『クロノアーク (Chrono Ark)』は、現在Steamストアで好評配信中。
早期アクセス版の段階から世界のプレイヤーに親しまれている人気のゲームタイトルで、今回の正式バージョン配信によって、今後コミュニティーを中心のさらにその「人気の輪」が広がっていくことが大いに期待されている。
「カードデッキ構築型」のゲームで遊ぶことが好きな人には断然おすすめできる必見のインディーゲーム作品だ。興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、詳細な情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】カードで戦う新作RPG!
クロノアーク (Chrono Ark)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows7(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-2100 | Intel Core i5-6500 |
メモリー | 4GB | 8GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 460 | NVIDIA GeForce GTX 960 |
VRAM | 1GB | 2GB |
HDD空き容量 | 2GB | 2GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 |
(C) AI Fine.
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