『ソーマタージ (The Thaumaturge)』は、2024/3/5からSteamで正式配信されているFool’s Theory/11 bit Studiosのストーリー主導型アイソメトリックRPG。
ロシアの圧政下にあるワルシャワを舞台に、異能者の主人公ヴィクトル・シュルスキとして人々の魂に巣食った悪魔たちと対峙していく世界観、超常現象をフィーチャーするターン制バトルシステムが大きな特徴。
Unreal Engine 5で開発された最新ゲームタイトルを探している人、没入型のストーリーテリングが展開していくダークなロールプレイングゲームが好きな人、人間の「心の闇」について関心がある人におすすめの新作。
- Unreal Engine 5で開発
- ダークな世界観
- 異能者を描く新作
ワルシャワで異能者になる新作RPG
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで好評配信中の『ソーマタージ (The Thaumaturge)』は、異能者の主人公として人間の心に巣食った悪魔と対峙していくおすすめの新作アイソメトリックRPGタイトル。
ゲームの開発を手掛けたのはインディーゲームデベロッパー「Fool’s Theory」で、パブリッシングは「11 bit Studios」が担当。ゲームは公式サイトを持っているので、興味がある人は一度チェックしてみよう。
舞台となるのは、ロシア帝国の圧政下で疲弊しているワルシャワ。この地にはロシア兵士、ユダヤ商人、ポーランド町民など多種多様な人々が行き交い、彼らはそれぞれ異なる祖先と価値観、信念を持っている。
上流階級の豪華絢爛なパーティーに参加した帰り道にプラーガ地区の暗い路地で強盗に遭う「表裏一体」の危険性を秘めた土地としてワルシャワが描かれ、希望や夢以外に「黒い欲望」にも揺れ動いている世界観を持つ。
プレイヤーが操作する主人公の「ヴィクトル・シュルスキ」は、そんな正と負のエネルギーに引き寄せられるようにしてワルシャワへと到達し、そこで自分の「異能力」を用いながら悪魔性と向き合っていくことになる。
ソーマタージという能力
主人公のヴィクトルに備わっている異能力は、ゲームタイトルでもある「ソーマタージ (The Thaumaturge)」で、この能力は「サルーター (Salutor)」と呼ばれている「霊的な存在」を手懐けられる力として描き出される。
「霊的な存在とその宿主を探し求める」ことが主人公の宿命でもあり、彼自身が選んだ生き方。本作では「誰にでもそれぞれの悪魔がいる」という恐ろしいテーマを軸に、探索とバトルを体験できるようになっている。
プレイ中に下した判断が結果を左右していくインタラクティブなプレイ要素に加え、自分だけのキャラビルドを体験できるキャラクターカスタマイズシステムが特徴。本格的なRPG要素をじっくりと味わえる新作ゲームだ。
人間と霊的な存在「サルーター (Salutor)」のサイキック攻撃で展開するバトルシーンは非常にユニーク。異能者らしいパワーを発揮しながらターン制のバトルを堪能できるため、斬新な驚きを体験できるはずだ。
ゲームの開発には、現代最高峰の3DCGツール「Unreal Engine 5」が用いられており、高精細なグラフィック描画を体験しながらプレイを進められる。UE5でのゲーム開発に興味がある人にもおすすめだ。
ダークさを極めた世界観の演出とユニークなバトルシーンが作品最大の特徴であり、1人でじっくりと遊べる雰囲気満点のRPGタイトルを探している人にはハマるはず。今後さらに評価が高まっていきそうなPCゲーム作品だ。
プレイの流れ
前半は重厚なムービーが流れ、その中で主人公の「ヴィクトル・シュルスキ」が置かれている状況と世界観が語られていく。実在世界にダークファンタジーの掛布を被せながらプレイヤーを引き込んでいく演出手腕が見事だ。
NPCとの会話シーンでは「選択肢」が出現。これらを選ぶことによってインタラクティブにストーリーが展開していくシステムを採用している。UE5で開発した作品らしいリアリティーあるグラフィックがグッドだ。
実際の操作画面は上空見下ろし型のカメラ視点がメイン。ヴィクトルには一般人の目には見えないものを察知できる能力があり、プレイ中にこの能力を発動しながらマップ内でクエスト完了を目指していくことになる。
展開していくバトルはターン制。敵の行動を予測できるキューもあるため、戦術性を発揮しながら戦える点が魅力だ。素早い操作は一切不要で、ターン毎に的確なアクションを選択していく戦略が重要視されていくぞ。
基本的にストーリー体験型のゲームであり、その多くはテキストによって示される。人々の内側にある「悪魔」を体感しながら物語要素とテーマを深く味わえる作品で、開発者の着眼点は非常に面白くユニークだ。
日本語インターフェースには非対応
Steamでの販売価格は3,900円。作品は合計で7ヵ国語に対応しているが、残念ながら日本語インターフェースは非搭載となっている。結構な量のテキストが登場するため、英語やその他の語学力がほぼ必須な新作ゲームだ。
ゲームはソロプレイ専用のタイトルとなっており、ローカルやオンラインでのマルチプレイには非対応。XboxコントローラーとPlayStationコントローラーでの操作は両方共フルサポートされていて遊びやすい。
Steamストアでは無印版以外に、2種類のアイテムが同梱されたデラックス・エディションも併売中で、さらに他製品とのバンドル形態の製品も配信中。ゲーム内で聴くことができるBGMはDLC形式で別売中だ。
解除できるSteam実績の種類も合計で57種類と非常に豊富。なお、本作はValveの携帯ゲーム機「Steam Deck」とは互換性がないことが発表されているので、Steam Deckユーザーはこの点に注意が必要だぞ。
システム要件
細心のゲームグラフィックを体験できる新作RPGだが、PCへの要求スペックは中程度に収まっている。推奨要件で提示されているグラフィックボードは、Radeon 6700 XTもしくはNVIDIA RTX 3060 Tiクラスだ。
CPUの推奨モデルはRyzen5 3600もしくはIntel i5-10400Fクラスと、プロセッサーの面でも参入の敷居は低い。ちなみにゲームはAMD寄りに調整されている作品なので、AMDユーザーは有利と言えるだろう。
インストールサイズは25GBと、PCゲームとしては一般的。なお、作品はウルトラワイドモニターの解像度をサポートしているので、該当するモニターを持っている人は、見晴らしの良いプレイ動画を体験できるぞ。
人間の心に巣食う悪魔をテーマに、異能者主人公「ヴィクトル・シュルスキ」の冒険を描き出すおすすめの新作ロールプレイングゲーム『ソーマタージ (The Thaumaturge)』は、現在Steamストアで好評配信中。
Steamストアへ寄せられているユーザーレビューの総数は記事執筆時点で1,291件で、その内容は「非常に好評」と上々な滑り出しを見せている。ユーザーからの評価も高いおすすめの新作ロールプレイングゲームだ。
興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】ダークRPGが配信中!
ソーマタージスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 または AMD FX-6300 | Intel Core i7-6700K または AMD Ryzen 5 1600 |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 または AMD Radeon R7 260x | NVIDIA GeForce GTX 1060 または AMD Radeon RX 580 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | バージョン11 | バージョン12 |
備考 |
© 11 BIT STUDIOS S.A.
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