『Mask of Fury』は、2023/3/3からSteamで正式配信されているAncient Beastの購入型PCゲームで、覆面レスラー達の痛快な肉弾戦を体験できるマルチプレイ対応のアクションゲームタイトル。
ラグドール演算を活用して実現する面白さ満点のバトル要素、破壊可能なオブジェクトを実装する8種類のバトルアリーナ、8名の選べる覆面レスラー、ソロとローカル・オンラインマルチプレイで遊べる復数のゲームモードが大きな魅力で、パーティーゲームとしても遊べるインディーゲームタイトルを探している人におすすめ。
覆面レスラーのバトルが展開する新作
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Mask of Fury』は、マッチョな体型をした覆面レスラーを操作しながら、面白さ満点のエキサイティングな肉弾戦を体験できるおすすめの新作。海外アニメ調のグラフィックとラグドール演算が効いたゲーム世界が広がるマルチプレイ対応のアクションゲームタイトルだ。
ゲームには合計で8名の覆面レスラーキャラクターが登場し、好きなキャラを選んで存分に痛快な戦いを堪能できるようになっている。登場するアリーナは合計8種類で、それぞれに破壊可能なオブジェクトが存在するため、豪快に相手とマップ環境を破壊しながら勝者を目指すプレイを存分に味わえること請け合いだ。
▲マッチョな覆面レスラー達の仁義なき攻防戦が展開していくおすすめのアクションゲームタイトルだ。
「アドレナリン満載のパーティ・ブロウラー」と紹介されている本作の醍醐味は、とにかく相手を攻撃しながら勝者を目指す単純明快なプレイスタイルにある。まどろっこしい世界観やストーリー要素は一切存在せず、ただ画面上にいる相手目掛けて攻撃ボタンを押していくのみ。ストレス発散にもなる新作ゲームと言えるだろう。
ゲームはソロプレイ以外にローカルとオンラインのマルチプレイをサポートしており、最大4名のプレイヤーが対戦要素で激突できるようになっている。家族や友人・知人と一緒に遊ぶ「パーティーゲーム」としてもおすすめの新作で、人数分のコントローラーを持っていれば、お互いに楽しい時間を過ごすことができるはずだ。
なお、ゲームは正式配信バージョンではあるが、爆発など特定のアクションが起こった際に画面がカクつくことがあるため、全面的にスムーズなプレイを求める人には向いていない作品。ゲームの最適化不足あるいはプログラミングの不具合が考えられるが、現状では「カクつき」が出る、ということを念頭に置こう。
標準で日本語インターフェースをサポート
Steamでの販売価格は1200円で、現在はリリース記念セール価格となる20%引きの960円でゲットできる(2023/3/10までの期間限定価格)。今なら1000円を切るお得な価格帯でゲットできる新作で、安価なインディーゲームをコレクションすることが好きな人にもおすすめ。フレンドへのプレゼントにも良いだろう。
▲様々なテーマを持つ8種類のアリーナで覆面レスラーの戦いを堪能できる新作ゲーム。
なお、ゲームは標準で日本語インターフェースをサポートしており、参入の敷居は低い。また汎用コントローラーの操作をフルサポートしているので、普段ゲームをコントローラーで遊ぶことが多い人でも安心だ。Valveの携帯ゲーム機「Steam Deck」との互換性は無いが、日本語とコントローラー対応がその難を補っている。
解除できるSteam実績は存在せず、この点は少々残念。現時点での問題は最適化不足から発生するカクつきで、PCへの要求スペックは抑えられているものの、高性能なPCでもカクつく場面があるので、一刻も早いアップデートでの改善が望まれる。不具合をゲームの面白さとして受け入れられる人にはおすすめの新作だ。
覆面レスラー達の痛快な肉弾戦を体験できるマルチプレイ対応のアクションゲーム『Mask of Fury』は、現在Steamで好評配信中。単純明快なアクションゲームをプレイして「憂さ晴らし」をしたい人は必見のタイトルと言える。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】レスラーのバトルへ飛び込め!
ゲームシステム
『Mask of Fury』では、まず最初にマッチングを行ってからプレイを進めていく。ソロプレイ時の場合にオンラインで相手が集まらない場合には、代わりにAI操作のBOTを出陣させることができるため、状況に応じて活用していこう。最も確実なのはフレンドを呼んで戦うことなので、事前に誘っておくと便利だ。
プレイ画面はクォータービューを採用。上空斜め上からバトルフィールドを見下ろすカメラアングルでプレイが展開し、マップの状況を把握しやすい。同じような体型を持つキャラクターが復数登場する関係上、プレイ時に夢中になって自分がどのキャラを操作しているのか分からなくなることがある、という点には注意しよう。
ゲームにはキャンペーンモード、サバイバルモード、タイムアタックモード、シグネチャーモードに分かれる4種類のゲームモードが実装されており、ソロまたはローカルとオンラインのマルチプレイでゲーム世界を楽しめるようになっている。モードによって勝利条件が異なるので、全てのモードを制覇して遊び尽くそう。
▲4種類に分かれるゲームモードでバトルの面白さを体感できる。ステージのギミックには注意。
8種類用意されているアリーナマップにはそれぞれ独自の「ギミック」が存在。海賊船をフィーチャーしたアリーナでは、プレイ中に爆弾がランダムに投げつけられることがあり、近くにいるとその爆風でダメージを負ってしまう。単純なバトル要素の中にハプニング要素も盛り込まれ、カオスな戦いが生まれてくる仕組みだ。
だがこの爆弾がプレイの面白さを阻害する要素で、爆風が発生した瞬間にゲームそのものがカクつく。一度や二度のカクつきであれば許容範囲と言えるかも知れないが、毎回大量の爆弾が登場し、その都度ゲーム自体がカクつくため、人によってはかなりのストレスを感じてしまうはず。内容が面白いだけに、この部分は勿体ない。
Steamストアのレビュー欄でもこの最適化不足を糾弾している声が多く、開発元には早急な対処が望まれる。ハイテンポでキャラクター同士が戦いを繰り広げていく性質のゲームである関係上、演出ではない遅延が発生することは致命的なので、アップデートで改善するか、この爆弾ギミックを削除するかが求められる。
不具合を個性と捉えることができる人にはおすすめ
プレイ続行不可能なほどではないにせよ、明らかに処理落ちが発生する点は本作のウィークポイントで、開発者がこの不具合を知っていながらリリースしているフシもあるため、そう簡単には修正されない可能性が高い。昔のファミコンソフトでは大手のゲーム作品でも処理落ちが発生していたが、最新ゲームでこれは問題だ。
▲爆発時の処理落ち(カクつき)さえ無ければ文句なしのおすすめタイトル。それだけに惜しい。
さすがに開発段階でこの現象には気付いていたはずなので、あえて正式版リリースに踏み切ったと考えられるのだが、開発者にも手の打ちようが無かったとも言える。インディーゲームデベロッパーは低予算でゲームを開発することが多く、理想はあっても現実が追いつかないことも多々ある。本作にもその傾向が窺える。
従って本作を楽しめる人は、こうしたインディーゲーム作品にありがちな不具合を笑って許せる人、ということになる。ゲーム的にはシリアスさとは無縁な作風なので、ある意味このカクつきがアクセントになって面白いかもしれない。発生する条件は極めて限定的なので、モヤモヤ感を引きずらずにプレイできるだろう。
太鼓判を押せるアクションゲームではないが、マッチョな覆面レスラーがしばき合う構図が最高に楽しく、時折カクカクしながら動く点を許容できれば、最高のパーティーゲームとなる可能性を秘めている。価格自体もこなれているので、思い出したように引っ張り出してみんなで一緒にワイワイと盛り上がるのが正解だ。
【おすすめポイント】何も考えずに対戦を楽しもう!
システム要件
『Mask of Fury』のシステム要件は低め。ストアで提示されている推奨要件のグラフィックボードは「GTX 780」となるため、現行のローエンドなゲーミングPCがあれば十分にプレイできるはず。CPUの推奨モデルも2.4GHzで動作するプロセッサーなので、このラインをクリアできる人は多いはず。幅広い人が遊べるぞ。
メインメモリの推奨搭載量も8GBと軽量級で、グラフィック設定を最低にすればCPU内蔵グラフィックでも動作可能。カクつきはゲーム本体の不具合のため、いくら高性能なグラフィックボードを所有していても同じ目に遭う。そういった意味では、軽さでインディーゲームを選んでいる人にとって最良の選択肢になり得る。
▲PCへの要求スペックはかなり低い。CPU内蔵のGPU「Intel HD 4000」でも動かせるぞ。
インストールサイズは1GBとスマホアプリ並みの軽さ。こうして見ると本作はスマホアプリとして展開した方が良かったのではないかとも思うが、同じ画面を共有しながら家族やフレンドと一緒に遊ぶ「パーティーゲーム」としての側面を考えると、やはりPCというプラットフォームが最適なのかもしれない。
覆面レスラー達の痛快な肉弾戦を体験できるマルチプレイ対応のアクションゲーム『Mask of Fury』は、現在Steamで好評配信中。内包している不具合を笑って許せる人にはおすすめできる新作ゲームタイトルと言える。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】軽さが際立つアクションゲーム!
Mask of Furyスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-6600K | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 970 | NVIDIA GeForce RTX 2070 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
(C) Ancient Beast.
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