『Phylakterion』は、2023/2/21からSteamで「早期アクセス版」が配信されているLich Again Gamesの購入型PCゲームで、超常現象が発生しているロケーションで調査と除霊に挑むサイコホラーゲーム。
最新ゲームらしいリアルなグラフィックで描かれるロケーションと没入感を高めるファーストパーソンビューのプレイ、アイテムやガジェットを活用してエンティティーを特定しながら排除を目指すシステムが魅力で、プロファイリング形式のプレイが展開していくホラーゲームでフレンドと一緒に盛り上がりたい人におすすめの新作。
超常現象の解決に挑む新作ゲーム
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信中の『Phylakterion』は、超常現象が発生している不気味なロケーションを舞台に、ソロまたはオンラインマルチプレイでエンティティーの調査と排除を目指していくおすすめの新作。最近数多くのタイトルがリリースされているプロファイリング形式のホラーゲームだ。
プレイヤーは利用できるアイテムやガジェットを駆使しながら、その場に取り憑いているエンティティーの種類を特定し、適切な対処方法によって除霊を行っていくことになる。ロケーションに散らばっている痕跡やヒントなども活用していく探索型のプレイ要素が大きな特徴で、「推理と考察」も重要になってくる作品だぞ。
▲近代的なガジェットとアイテムを用いながら原因究明と解決を目指していくサイコホラーゲーム。
早期アクセス版の現時点では、都市部のアパートや放棄された大邸宅、狩猟小屋など全部で5種類のロケーションで活動を行うことが可能となっており、7種類に分かれるアイテムとガジェットでエンティティーの特定作業を体験できるようになっている。マルチプレイは最大4名の同時プレイに対応しているので、遊び甲斐は満点だ。
新人のインディーゲームデベロッパーが送るタイトル
ゲームを開発しているのは、これがSteamデビュー作となる新人のインディーゲームデベロッパー「Lich Again Games」で、現在は最長で約1年後に予定されている正式バージョンの配信を目指して開発を継続中。ゲームへのフィードバックは公式Discordサーバーで受け付けているので、忌憚ない意見を送ってみよう。
Steamでの販売価格は1700円で、現在はリリース記念セール価格となる10%引きの1530円で販売中(2023/2/28までの期間限定価格)。この価格は正式バージョンの配信と共に値上がりする旨がアナウンスされているため、比較的安価に入手できる今のうちにゲットするという手もある。基礎的なゲームプレイは可能な状態だ。
ゲームは標準で日本語インターフェースをサポートしており、参入の敷居は低い。ただし現段階では全ての文章が翻訳されておらず、所々に文字化けしている箇所も散見される。また日本語翻訳の精度がよろしくない箇所もあるため、購入する際にはこれらの状況を許せることも必要になる。アップデートでの改善に期待しよう。
▲リアルな3Dグラフィックで展開していくホラーゲーム要素が最高に面白い新作ゲームタイトルだ。
現段階では汎用コントローラーでの操作はサポート外。またValveの携帯ゲーム機「Steam Deck」とも互換性がなく、解除できるSteam実績もゼロと寂しい状態になっているが、比較的安価に抑えられた価格帯と日本語UI対応がそれを補っている。詳細については後述するが、PCへの要求スペックもかなり低めだ。
ソロプレイでも遊べる作品ではあるものの、本作が本領を発揮するのはオンラインマルチプレイモード時なので、日ごろ親しくしているフレンドユーザーに作品をプレゼントして、一緒に遊ぶのもアリ。試行錯誤しながらエンティティーを退治するための情報を発見し、協力プレイ要素でクリアを目指すセッションを楽しんでみよう。
超常現象が発生しているロケーションで調査と除霊に挑むサイコホラーゲーム『Phylakterion』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで好評配信中。今後の翻訳アップデートと正式バージョンの完成が待たれる新作タイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】エンティティーの謎を暴け!
ゲームシステム
『Phylakterion』の基本ゲームシステムは、ここ最近Steamストアで爆発的な人気を獲得しているプロファイリング形式のプレイ要素。登場するエンティティーの種類を特定し、最も効果的な撃退方法を編み出していくシステムが特徴で、慎重さと推理力、そして探索能力が同時に求められることになるぞ。
プレイ開始直後には、シングルプレイおよびプライベートとパブリックに分かれるロビーを選択することが可能。自分が操作するアバターもこの段階で選べるが、現状では日本語に設定するとキャラクターの説明文が文字化けしており、意味が理解できない状態になっている。ゲーム本編には影響を与えない部分だが、やや残念だ。
▲ポップアップ画面で表示されるデバイス風のUIでプロファイリングを行っていく。
プレイ中は異なるロケーション内部で探索を行いつつ、エンティティーを特定するための証拠を探していくことが不可欠になり、集めた手がかりは手にしたデバイスに情報として蓄積されていく。作品には「ガイガーカウンター」「カメラ」「タブレット」など7種類のツールが登場するので、有効活用していこう。
ヘルプ項目では、各アイテムの役割や探索の仕方について説明文が表示されるが、現状では日本語翻訳の精度が低く、意味が通りにくい箇所もある。英語を日本語に翻訳できるだけの能力を持っているインディーゲームファンは、デベロッパーにコンタクトを取って、作品の翻訳を買って出るのも良いかもしれない。
プレイヤーが所持できるアイテムの中には、オカルトを題材とする作品らしい「ささやきの本」があり、これを用いることによってエンティティーと「会話」を行うことが可能。様々なガジェットとアイテムを駆使して真相に迫っていく側面が面白い新作ゲームで、頭脳プレイ要素も大いに捗る。ハマる人にはハマる作品だ。
▲エンティティーが何を考えているのかが分かる「ささやきの本」。霊体との交信を行おう。
作品に登場するロケーションでは、単に超常現象が発生するだけではなく、生命の危機に関わるエンティティーと遭遇する可能性があるため、調査中は一切気を抜くことができない。探索によって手がかりとなり得るアイテムを探し出し、手持ちの機材を駆使しながら素早くエンティティーの正体を暴き出していこう。
▲両腕にキャンドルを持っているのに、鏡には片方のキャンドルしか映らない。不可思議な現象だ。
マルチプレイ時にはボイスチャットを用いながら会話して共同作業を行えるため、一人では心細い場合には仲間の存在が重宝する。また仮にプレイ中に絶命しても、幽体として残りのゲーム内で活躍できる余地が残されているので、最後まで飽きずにCO-OP要素を楽しめる点がポイントだ。マルチプレイで面白さが広がるぞ。
「検索・特定・破壊」という三大要素を体験しながらプレイを進められる『Phylakterion』は、科学とオカルティズムを駆使するプレイスタイルが最高に面白い新作で、異なる行動特性を持つエンティティーの正体を暴いていく過程が楽しいホラーアクションゲーム。すべての案件を解決に導きながら、ゲーム世界を遊び尽くそう。
【おすすめポイント】CO-OPで盛り上がれる新作!
システム要件
『Phylakterion』のシステム要件は低め。ストアには最低動作環境のみが提示されているが、グラフィックボードには「GTX 970」もしくは「R9 390」クラスのパーツが必要で、CPUには「i5」クラスのプロセッサーが必須となっているため、現行のローエンドなゲーミングPCがあれば十分にプレイできる。
▲PC環境への要求スペックは低め。マップサイズが小さいことが描画負担を下げていると思われる。
OSに関してはWindows 10以上が必須となるので、理由があってOSのバージョンをアップグレードしていない人は注意。インストールサイズは現時点で10GBとなっているが、これは今後の開発進捗によって増加する可能性があるため、ストレージには余裕を持っておこう。全体的に手頃な要求スペックを持つ新作だ。
【おすすめポイント】軽さが光るインディーゲーム!
正式版への展望
最長で一年後の正式バージョン配信を目指している『Phylakterion』は、完成版でさらに多くのエンティティーを搭載し、相互作用するホラーな仕掛けも用意するとのこと。またプレイ進捗によって特典が解除されていく進行システムの実装なども予定されており、完成版が非常に楽しみ。今後のアップデートにも期待の新作だ。
多数のアイテムを持ち運べるようになる特典を得られる一方で、アイテム過多による重量オーバーペナルティーが発生する、といったゲームバランスの調整にも乗り出しているそうで、実現すればリアリティーのあるプレイ展開を楽しめるようになるはず。プレイヤーからの有益なフィードバックも取り入れられるはずだ。
▲エンティティーの種類を増やしていけば、繰り返しプレイにも強い作品になっていくだろう。
超常現象が発生しているロケーションで調査と除霊に挑むサイコホラーゲーム『Phylakterion』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで好評配信中。さらなるゲーム世界の進化にも期待が高まる注目の新作タイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】完成が楽しみな新作!
Phylakterionスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-8400 | Intel Core i7-9700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti | NVIDIA GeForce RTX 2070 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続必須SSD推奨 |
(C) Lich Again Games.
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