『Chronicon』は、2020/8/21からSteamで正式配信されているSubworldの購入型PCゲームで、レトロゲーム風の2Dグラフィックで展開するハクスラバトルが高評価を獲得しているアクションRPGタイトル。
探索が捗る700種類以上のアイテム群、900種類以上におよぶスキルとアビリティー、パークを取得しながら自分好みのキャラクタービルドを体験できるシステム、最大4名の同時プレイをサポートするローカルマルチプレイが魅力で、何回でも遊べるハクスラ系アクションRPGタイトルを探している人におすすめ。
レトロ風画面で遊べるARPG
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Chronicon』は、オールドゲーマーには懐かしい2Dドット絵のゲームグラフィックで冒険とバトルを楽しめるおすすめのタイトル。個性的な外見と能力を持つ4名のキャラクタークラスを選択しながら、自動生成されるダンジョンの踏破を目指せるアクションRPGだ。
チャレンジする毎に異なるプレイ体験を得られる点がポイントで、繰り返しプレイにも強い。また作品には様々な効果を持つ700種類以上のアイテムが存在し、また900種類以上におよぶスキルとアビリティー、パークを取得しながら自分好みのキャラクタービルドを楽しめるため、やり込み要素も満点だぞ。
▲レトロゲーム風のグラフィックが際立つ必見のインディーゲーム。繰り返し遊べる作風がグッドだ。
ハクスラアクションを体験できるバトルシーンも作品の大きな魅力となっており、ダメージ数値が画面上に乱れ飛ぶ圧巻の戦いをたっぷりと味わえる。ゲームを構成している要素がドット絵なので、大量の敵と戦っている際には画面表示が賑やか過ぎることもあるが、目が慣れれば面白さがどんどんアップしていくはずだ。
ゲームはソロプレイ以外にローカルのマルチプレイもサポートし、最大4名のプレイヤーが一緒にプレイを楽しめる。ただし本作でローカルプレイを行う場合には人数分のコントローラーを用意する必要があるため、この点には十分に注意しておこう。準備が整えば、パーティーゲーム風に遊ぶことが可能になるぞ。
新規ダウンロードコンテンツも配信中
ゲームを開発・運営しているのは、本作がSteamデビュー作となる新人のインディーゲームデベロッパー「Subworld」。Steamでの販売価格は1600円で、ストアでは各種のダウンロードコンテンツやオリジナル・サウンドトラックも併売中。最新のDLCは2023年1月に発売されており、ゲーム世界は成長中だ。
作品は「Xbox360コントローラー」と「Xbox Oneコントローラー」での動作をフルサポート。キーボードとマウスの操作が苦手な人でもプレイできる点が特徴となっている。ただし日本語UI環境は非搭載となっているため、アイテムの効果などを理解しながら遊ぶためには一般的な語学力が必須になる点には注意しよう。
▲手作り感満点のグラフィックは必見。愛情を込めて作られたインディーゲームタイトルだ。
解除できるSteam実績は152種類と非常に豊富。また、日本でも輸入販売が開始されたValveの携帯ゲーム機「Steam Deck」とも互換性があるので、家から外へゲームを持ち出してプレイすることが可能。汎用性の高いゲームタイトルで、PCへの要求スペックも低くなっているため、幅広い人が遊べるぞ。
ゲームは2020年に「Steam 2020 Early Access Graduate "Silver" 」賞を受賞しており、ユーザーからの人気も絶大。日本人ユーザーもかなり多いので、できれば日本語インターフェース環境を実装してもらいたいところだが、それに関しては今後のアップデートに期待しよう。翻訳ボランティアを申し出るのも手だ。
レトロゲーム風の2Dグラフィックで展開するハクスラバトルが高評価を獲得しているアクションRPG『Chronicon』は、現在Steamで好評配信中。ハクスラアクションバトルが多くのプレイヤーを魅了しているタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】ハクスラが捗るARPG!
ゲームシステム
『Chronicon』に登場するクラスは「テンプル騎士団」「バーサーカー」「ウォーデン」「ウォーロック」の4種類。それぞれ攻撃力、防御力などに分かれるステータス値に違いがあり、属性も異なる。自分好みのクラスを選んでから「難易度」を選択し、プロシージャル生成されていくダンジョンの攻略に挑もう。
ゲームタイトルにもなっている魔法の装置「Chronicon」を作動させ、太古の英雄たちが辿ってきた「魂の旅路」を追体験するという世界観を持つ本作では、独自のストーリーラインを持つ 5 つの大規模かつ多様な「アクト」が展開。ストーリ要素もきっちりと味わいながら遊べる作品で、没入感は非常に高い。
▲インターフェースは整理されていて見やすい。画面上には常にミニマップが表示されるぞ。
5種類存在するゲーム難易度でハードコアなプレイヤーから初心者まで幅広い人をサポートしている点もポイントで、選択する難易度によって敵キャラのレベルやHP、攻撃力設定が変化。ただし簡単な難易度になるほどレジェンダリーアイテムがドロップしないなどの弊害もあるため、難易度は慎重に設定していこう。
プレイヤーの分身として活動するクラスには各4種類の属性に分かれるスキルツリーが存在。成長に従ってスキルポイントを振り分けながら成長要素を体験できる点がポイントで、そこにプレイヤーの好みを反映させながらビルドを行っていく自由度も生まれてくる。扱いやすいキャラへと育成していくことが大切だ。
設定画面で柔軟なUIのカスタマイズが可能
前述の通りゲーム内には700種類を超えるアイテムが登場するが、成長していくに従って低レアなアイテムを拾いたくない場面も出てくるはず。そんな場合には設定画面でドロップアイテムに関する詳細設定を行い、価値のないアイテムを非表示にしたり、拾ったりしないように事前セッティングしてみよう。
なお、この設定画面では多岐にわたる項目設定を行うことが可能となっており、画面表示を柔軟にカスタマイズできる。多くの情報量が表示される傾向がある本作では、プレイしているモニターの解像度や自分の好みに応じて適宜設定を変えることによって「見やすいプレイ画面」を生み出せるので、各自調整してほしい。
▲画面の情報が煩雑に見える場合、設定項目でフォントサイズなどを適宜調整すると良い。
最序盤にはかなり地味なバトル展開が起こるが、主人公がスキルを進化させていくとハクスラバトルにも拍車がかかるようになり、ド派手な数値が乱れ飛ぶ圧巻のプレイ画面が生まれてくる。連続キルコンボも発生するので、大量湧きした敵キャラクターを粉砕しながら報酬獲得を目指す要素も大いに捗るはずだ。
プレイ中はクエストを受諾しながら探索とバトルを進められるので、これらを実行しながら王道のファンタジーRPG世界に浸ることもでき、満足度は高い。ダンジョン最奥部には倒し甲斐のあるボスキャラクターも出現し、これまで鍛えてきた主人公の実力を遺憾なく発揮できるようになっている。長時間夢中になれるぞ。
【おすすめポイント】ガッツリ遊べる点が魅力!
システム要件
『Chronicon』のシステム要件は低め。ストアには最低動作環境のみが提示されているが、グラフィックボードは1GBのVRAMを実装し、DirectX 11とShader Model 3.0をサポートするモデルが挙げられているため、現行のローエンドなゲーミングPCであれば問題なく遊べるはず。メインメモリの最低搭載量は4GBだ。
CPUに関しては4コアかつ3GHzで動作するプロセッサーが最低ラインで、これをクリアできる人は多いはず。OSに関してはWindows 7からサポートしており、理由があってOSのバージョンを上げていない人でも安心してダウンロードできる。なお、内蔵GPUでの動作に関しては推奨されていないので注意しよう。
▲PC環境への要求スペックは低め。幅広いパーツ構成に対応するインディーゲームタイトルだ。
インストールサイズは1GBとスマホアプリ並みの軽さ。ストレージが逼迫気味な人にもおすすめのタイトルとなっており、容量を気にする心配も無用。インディーゲーム作品は多くのプレイヤーが遊べる土壌が整っていることが多いが、本作の人気にもそんなシステム要件の低さが関係しているはずだ。
【おすすめポイント】軽さが光るインディーゲーム!
ダウンロードコンテンツ
『Chronicon』には、プレイの面白さを加速してくれるダウンロードコンテンツも存在。新規コンテンツやクラフト要素、そして凶暴なペットキャラクターが追加される「Chronicon - Ancient Beasts」や、メカニカルな新クラスを体験できる「The Mechanist」がリリースされているので、好きなDLCで遊ぼう。
「The Mechanist」は、ゲームに実装される新たなクラスで、中距離向けの銃と近距離 (または投擲) 用の斧、機動性抜群のジェットパック移動システムを装備した強力なキャラ。5 種類におよぶ機械仲間を含む多くのスキルを使用して戦うことが可能で、導入すれば新たなバトルスタイルを構築できるはずだ。
▲強烈な攻撃力を持つクラス「メカニスト」。DLC「The Mechanist」を導入すると利用可能になる。
現在ストアにはこれら2種類のコンテンツとオリジナル・サウンドトラックが各700円で販売されているので、ゲーム本編をプレイして作風が気に入った人は、DLCを購入してゲーム世界を拡張したり、ゲーム内BGMで楽しんだりするのも一興。今後のダウンロードコンテンツ配信も非常に楽しみなタイトルだ。
レトロゲーム風の2Dグラフィックで展開するハクスラバトルが高評価を獲得しているアクションRPG『Chronicon』は、現在Steamで好評配信中。ユーザー評価が非常に高い必見のゲームタイトルとなっている。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】長く遊べるRPGタイトル!
Chroniconスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-530 | Intel Core i5-2500K |
メモリー | 4GB RAM | 8GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GT 710 | NVIDIA GeForce GTX 1050 |
VRAM | 1GB | 2GB |
HDD空き容量 | 500MB | 500MB |
DirectX | DirectX 9.0c | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続環境が必要SSD推奨 |
(C) Subworld.
Chroniconの評価・レビュー・評判(0件)
このゲームの投稿レビューはまだありません。