『Color Zone』は、2023/1/3からSteamで早期アクセス版が配信されているAnoberia Gamesの購入型PCゲームで、SF世界を舞台にプレイヤー同士のローカル対戦を体験できるアクションTPSタイトル。
未来世界を表現した操作キャラクターの造形、「コンクエスト」風のゲームモードを楽しめるシステム、家族やフレンドと一緒にマルチプレイで盛り上がれる要素が大きな魅力で、ベータ版の状態にあるインディーゲーム作品をアシストしながら開発者にフィードバックを送ることが好きな人におすすめの新作。
未来世界で戦う新作TPS
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信されている『Color Zone』は、SF未来世界のアリーナマップを舞台に、ローカル対戦プレイを楽しめる新作ゲーム。スタイリッシュな造形を持つ操作キャラクターを動かしながら「コンクエスト」風のゲームモードで遊べるアクションTPSタイトルだ。
一般的にアクションFPS/TPSのマルチプレイ向けゲームモードである「コンクエスト」は、チームメンバーと協力しながら「拠点」を奪取していくプレイを味わえるコンテンツだが、本作の場合は各プレイヤーが個人で拠点制圧を目指すことになり、素早いアクション要素と操作スキルが要求されることになる。
▲SF世界をテーマとするアリーナで拠点争奪バトルを繰り広げていく新作アクションTPS。
本作に登場する「拠点」は地面にある円形のエリアで、色分けされたプレイヤーキャラクターがその場所に立つことで「同じ色」に変わっていく。バトル終了時により多くのエリアを自分色に染め上げたプレイヤーが勝者となるシステムで、その仕組みが作品のタイトルにも用いられているという次第だ。
ゲームはローカルマルチプレイ専用のタイトルとなり、ソロプレイとオンラインマルチプレイモードには非対応。プレイを楽しむためには最低2名のプレイヤーが必要になるので、これらの条件を整えられない人は購入を見送った方が無難。パーティーゲーム的に遊べる作品を求めている人にはピッタリの新作だぞ。
新鋭のインディーゲームデベロッパーが送るタイトル
作品を開発しているのは、これがSteamデビュー作となる新人のインディーゲームデベロッパー「Anoberia Games」で、現在は約半年後の正式バージョン配信を目指して開発を進めている。意見やフィードバックに関しては公式Discordサーバーで受け付けているので、開発に貢献したい人は利用しよう。
Steamでの販売価格は120円で、この価格はゲームに新たなコンテンツが実装された時点で値上がりする見通し。早期アクセス価格で購入したゲームが値上がりしても、購入済みユーザーは追加料金を支払うことなく遊べるため、底値となっている今のうちにゲットするのも手だ。よく考えてから購入を検討しよう。
▲キャラクターの「色」で制圧地点が分かるゲームシステムが秀逸。カラフルな戦いを楽しもう。
なお、作品は現時点で「ベータ版」に位置づけられており、不具合やバグが発生する可能性がある。開発者はユーザーの要望を軸にゲームを発展させていく旨をアナウンスしているので、未完成のインディーゲームをプレイしながら忌憚のない意見とフィードバックを送ることが好きな人にも向いているぞ。
インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び音声・字幕は非搭載。ただし内容的には単純明快なアクションゲームなので、基礎的な英語読解力を持っていれば十分にプレイできるはず。解除できるSteam実績も6種類実装されており、安価ながら身が詰まったゲーム作品と言える。
SF世界を舞台にプレイヤー同士のローカル対戦を体験できるアクションTPS『Color Zone』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで配信中。色をモチーフとするコンセプトが面白い必見のゲームタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】色分けバトルを楽しめる新作!
ゲームシステム
『Color Zone』に登場する操作キャラクターは、現時点で1種類のみ。プレイヤー毎に「色分け」されたモデルが与えられる仕組みで、この色は拠点を制圧した際の色分けにも適応される。異なるカラーリングのキャラクターにはステータス値に違いがなく、公平なバトルを体験できる点が大きな特徴だ。
プレイ視点は、自分が操作するキャラクターを背後から見るサードパーソンビューを採用。キャラクターの色と拠点エリア制圧時の色分けが同じなので、この視点でプレイすることには意味がある。制限時間内に多くの拠点を自分色に変え、新たに塗り直そうとする敵プレイヤーとの戦いを進めていこう。
マップ内に各種のアイテムが落ちている点がポイントで、プレイ中にはこれらを獲得しながら特定のステータス値をアップさせたり、攻撃を繰り出したり出来るようになっているため、常に全プレイヤーがアリーナ内部を能動的に移動する要素も生まれてくる。素早い状況判断と操作テクニックも問われる新作だ。
▲円形状になっている拠点を通過することによって、そのエリアが自分の色へと変化していく。
アイテムには「スタン」「シールド」「スピード」「ロケット」「ボム」の5種類が存在。シールドは防御力アップ、スピードは文字通り移動スピード増加を意味し、スタントとロケット、ボムは攻撃用のアイテムとなる。各種アイテムはアイコン状になって固定位置に出現するので、上手く活用していこう。
ロケットアイテムを拾うと、遠くにいるプレイヤーに対して攻撃を発することが可能となり、スタンを発動すると一番近くにいるプレイヤーがフリーズ状態になる。ボムは狭い範囲に強烈な爆発を引き起こすアイテムで、拠点制圧を狙ってプレイヤーが集中している場面で用いると、より効果的だ。
異なるバトルスタイルを発揮できる新作
操作キャラクターは通常の移動スピードが早めなので、ゲームプレイ中には常に目まぐるしい攻防戦が巻き起こる点がポイント。拠点制圧に気を取られていると、背後から思わぬ一撃を食らう確率も高まっていくため、バトルと拠点奪取のバランス取りが非常に難しい。全方位に気を配る必要があるぞ。
ゲームモードの完成度は高く、競争力はかなり高い。作品には「通常攻撃」の概念が存在せず、攻撃を行うためには必ずアイテムを確保していくことが求められるので、このあたりの戦術要素も人によって分かれるポイントになっていくだろう。常に動き回りながら戦うか、迎撃スタイルに特化するか、好きに戦おう。
▲スピーディーな攻防戦が展開していく点が魅力。バトルだけではない頭脳プレイ要素もある。
上記はゲームの開発者が提示している基本ゲームシステムで、ここにユーザーの意見とフィードバックを取り入れながら最終的な完成形を目指していく見込み。「こういった機能があったら面白い」「ここを変更すると競争力が高まる」などのアイデアを思いついたら、公式Discordサーバーで発言してみよう。
インディーゲームタイトルの醍醐味は、開発者とユーザーが近い距離にある点で、最初から完成形を提示する大手ゲーム企業の作品とは異なる「発展要素」が強み。早期アクセス期間の正しい使い方をしているインディーゲームデベロッパーで、親切なユーザーの助けを借りることができれば、大きく化ける可能性がある。
自分でゲームを制作することはないが、普段ゲームを数多くプレイし、その問題点や改善点などを列挙できる人に向いている新作ゲームタイトルで、開発者の第一言語である「英語」で会話できる能力があれば、さらに深い体験を得られるはず。更にゲームを面白くするための意見と要望をしっかりと送ってみよう。
【おすすめポイント】今後の展開が楽しみなアクションゲーム!
システム要件
高度な3Dグラフィックを用いた作品でありながら、『Color Zone』のシステム要件は低め。Steamストアには最低動作環境しか提示されていないが、グラフィックボードには「GeForce 9800GT」が挙げられており、メインメモリの最低搭載量も4GBあれば足りるので、ローエンドなPCでも十分にプレイできる。
CPUは2コアかつ2.4GHzで動作(AMDの場合は2.5GHz)するプロセッサーがあれば良く、OSも64bitシステムであればOK。インストールサイズも800MBと1GBを切っているので、普段ストレージが逼迫している人でも安心してダウンロードできる。インディーゲーム作品らしい「軽さ」も光るタイトルだ。
▲PCへの要求スペックはかなり低い。幅広いPCパーツ構成に対応してくれる新作だぞ。
『Color Zone』は、完成バージョンで異なるゲームモードと新たな操作キャラクター、そしてオンライン向けのサーバーを実装する予定。現状はローカルマルチプレイ専用タイトルだが、本格的に世界のプレイヤーがマッチングできるシステムが実装されれば、さらに多くのユーザーを獲得する作品になりそうだ。
現状では開発初期の段階にあるため、操作できるキャラクターが1種類限定になっているなど、ややボリュームに欠ける感はあるが、ゲームバランスと着目点は面白く、これらの骨子がどのような発展を遂げていくかは注目に値する。今後はより多くのユーザーが作品を認知できる「宣伝」も必要になっていくだろう。
SF世界を舞台にプレイヤー同士のローカル対戦を体験できるアクションTPS『Color Zone』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで配信中。ユーザーのフィードバック次第で展開が変わりそうな注目タイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】完成に期待の新作!
Color Zoneスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 1060 | NVIDIA GeForce RTX 2060 |
VRAM | 3GB | 6GB |
HDD空き容量 | 30GB | 50GB |
DirectX | Version 11 | Version 12 |
備考 | インターネット接続が必要SSD推奨 |
(C) Anoberia Games.
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