『Rogue Frontiers』のタイトル画像

『Rogue Frontiers』は、2022/12/24からSteamで「早期アクセス版」が配信されているVector X Studios, LLCの購入型PCゲームで、ファンタジー世界を舞台に生存を目指すサバイバルRPGタイトル。

ダークファンタジーの雰囲気に満ちた冒険世界、材料を集めながらクラフトを行っていくプレイ要素、飢えと乾きのステータス値を維持していくサバイバルシステム、最大32名をサポートするマルチプレイが魅力で、没入感満点に遊べるファンタジー系サバイバルゲームを探している人におすすめの新作。

ダークファンタジー世界で生存を目指す新作

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信されている『Rogue Frontiers』は、深遠なダークファンタジー世界を舞台に、探索とクラフト、バトルで生存を目指していくおすすめの新作。自キャラを背後のカメラ視点で見ながら没入感の高いプレイを繰り広げられるサバイバルRPG作品だ。

開発初期の段階にある作品のため、操作できるアバターはスキンヘッドの男性1種類のみ。性別や外見を選ぶことができないため、女性キャラクターを求めている人は注意。ストイックに冒険と探索要素を楽しみたいと考えている人にはおすすめのタイトルで、ハードコアなプレイ要素を味わえるだろう。

ダークファンタジー世界で生き抜く『Rogue Frontiers』▲ダークな雰囲気を持つファンタジー世界でサバイバル要素を繰り広げていく新作タイトルだ。

現時点では数百種類のアイテムをクラフトで生み出すことが可能で、武器や装備品を着用しながら数十種類の敵モンスターを倒すプレイを体験できる。主人公の成長要素や調理システム、体調管理要素もあり、サバイバルRPG作品としては文句なしの状態に仕上がっている点がポイント。たっぷり遊べるぞ。

ゲームはソロプレイ以外に最大32名のマルチプレイをサポートしており、フレンドや世界のプレイヤーと一緒に共闘しながら生存を目指すプレイも楽しめる。敵モンスターの難易度が変化していくシステムもあるので、自分のレベルに合ったスリリングなバトルシーンを体験できて面白い。CO-OPも捗る新作だ。

老舗ゲームスタジオが送る新作ゲームタイトル

本作を開発しているのは、1990年に設立されたゲームスタジオ「Vector X Studios, LLC」で、彼らはこれまでにPCゲームやモバイル向けゲーム、ARシミュレーションなどを世に送り出している。幅広いジャンルのゲームタイトルをリリースしてきた実績を持つスタジオで、その手腕と信頼性はかなり高い。

Steamでの販売価格は1400円。Vector X Studios, LLCは本作の現段階を「アルファ版」と表現しており、これが開発進捗に伴って「ベータ版」「正式配信バージョン」になった段階でそれぞれ値上がりする旨がアナウンスされている。現状が最安値となっているので、今のうちにゲットしておくのも手だ。

早期アクセス版の『Rogue Frontiers』▲異なるロケーションと時間経過の概念を持つオープンワールドマップでサバイバルを楽しめる。

インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声には非対応。プレイ中かなりの頻度で英語テキストを見ることになるので、プレイを円滑に進めるためには一定の英語読解力が要求される。一緒に遊ぶフレンドユーザーが英語に堪能であれば、安心してプレイできるだろう。

解除できるSteam実績はゼロで、この点は少々寂しい。なお、現時点では「汎用コントローラー」の操作には非対応で、プレイする際にはキーボードとマウスを用いることになる。普段PCゲームをキーボードとマウスで遊んでいる人は問題ないはずだが、コントローラー派のプレイヤーは注意しておこう。

ダークファンタジー世界を舞台に生存を目指していくサバイバルRPG『Rogue Frontiers』は、現在Steamで「早期アクセス版」として配信中。中堅ゲームスタジオが開発を進めている必見のタイトルとなっている。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】没入感高めのサバイバルRPG!

ゲームシステム

『Rogue Frontiers』では、サードパーソンビュー型のサバイバルプレイ要素が展開。ゲームには「オートセーブ」システムがあり、この間隔は設定で弄れる。またグラフィック品質に関する設定項目が豊富なので、自分のPC環境に合わせて柔軟にセッティングを行っていこう。要求スペックはかなり低めだ。

プレイ開始直後は、閉じ込められた檻の中からゲームがスタート。プレイヤーが操作する主人公キャラクターは何かの「罪人」である可能性が高いが、ストーリーでは深く語られないため、ある程度世界観を頭の中で「推測」しながらプレイを進めていくことになる。想像する余地がある新作サバイバルRPGだ。

ゲームはクエスト達成方式を主なシステムに据えており、該当するアクションを行うことによってゲームシステム全般を習熟していく仕組み。最初に与えられるクエストは「石を3つ集める」「石をクラフトで研いで装備する」の2種類なので、マップ内を探索しながらクエストをクリアできる該当アイテムを探そう。

クエスト達成を目指す『Rogue Frontiers』▲多くのサバイバルゲームがそうであるように、最初は主人公がほぼ丸腰。徐々にプレイを進めよう。

作品のマップは7種類に別れるバイオームで構成され、それぞれ異なるロケーションと登場モンスターを持っている。自然が豊かでありながらどこか「呪術的」な雰囲気を持っている点がポイントで、ダークファンタジー世界らしいデザインがグッド。陰影バランスがしっかりしている描画スタイルも良い。

プレイアブルキャラクターの動作については歩き+ジャンプのシンプルなアクションが基本で、この点はいかにも開発初期の段階にあるゲームらしい挙動。一旦川の中に落ちると段差が厳しい場所では上に登れないので、人によってはストレスに感じることがあるかもしれない。キャラの動作には改善の余地がある。

豊富なクラフトシステムが作品の大きな魅力

マップ内には鹿や羊などの自然生物も徘徊し、さらにプレイヤーの驚異となるモンスターたちも出現する。最初から自由に行動できる作品だが、モンスターと戦う際には武装している必要があるので、面倒でもクエストを順番にクリアしてクラフトを進めていく方が懸命。しっかりとアイテム群を充実させよう。

布地や「なめし革」など、クラフトを極めていくと多彩なレシピで様々なアイテムを生み出せるようになり、生活全般が充実していく。クラフトのブループリントを増やしながら豊富な資源で大量のアイテムを作れる点が作品の大きな魅力となっており、素材マネジメント要素が好きな人であればハマるはずだ。

モンスターと戦う際に必須の武器類に関しては「ティア」があり、プレイを進めてシステムに習熟していくほど、より性能の高い武器を生み出せるようになる。キャラクターのスキル成長システムと一緒にクラフトの腕前も上げ、過酷な世界で生き残る術を模索していくプレイ要素が大いに遊び尽くそう。

『Rogue Frontiers』のインベントリ▲インベントリを開いたところ。素材集めとクラフト要素は現段階でもかなり充実している。

最大32名のマルチプレイを活かし切るコンテンツはまだ存在しておらず、協力プレイを進めていく意味合いは薄いが、今後のアップデートによって強大なパワーを持つボス級のキャラクターが実装されていけば、フレンドや世界のユーザーと一緒に力を合わせながら戦う意味が出てくるはず。今後に期待しよう。

恐らく開発者は近年Steamで大成功を収めた『Valheim (ヴァルヘイム)』の作風を狙っている可能性があるが、現状の本作には同作が持っているキャラクターの躍動感やスケールの大きさが欠けており、このままユーザーを繋ぎ止めておくことは厳しいと感じられる。さらなるモデルの改善が急がれる新作ゲームだ。

放棄された建造物を再利用、またはクラフトで建造していく要素があるため、プレイ時間的には長く過ごせる作品と言えるが、肝心のアバターに魅力がないので、飽きるのが早い人もいるはず。クラフトシステムについては充実しているだけに、この点だけが非常に惜しい。さらなるアップデートが待たれるRPGだ。

【おすすめポイント】今後に期待の新作ゲーム!


システム要件

『Rogue Frontiers』のシステム要件は低め。ストアには最低動作環境しか記載されていないが、CPUの必須モデルは「i-5」で、グラフィックボードはほぼ全てのモデルが推奨されているので、現行のローエンドなゲーミングPCであれば問題なく動かせるはず。メインメモリの必須量も4GBと控えめだ。

OSに関してはWindows 10以上が必須で、それ以下のバージョンはサポート対象外。理由があってOSのバージョンをアップグレードしていない人にとっては厳しい作品と言えるが、現在はかなりのユーザーがWindows 10環境にいるため、この点はそれほど問題にはならないはずだ。

システム要件が低い『Rogue Frontiers』▲ゲーム内設定を調整すれば、ローエンドなゲーミングPCでも問題なく動かせる新作ゲーム。

インストールサイズは現時点で4GBとなっているが、このサイズは今後の開発進捗に従って増加していく可能性が高いため、製品を長く保持して正式バージョン以降にもプレイしたい人は、ストレージにある程度の余裕を持っておくと安心。総じてスペックが低めに設定されているゲームで、幅広い人が遊べるぞ。

ファンタジー世界を舞台に生存を目指すサバイバルRPG『Rogue Frontiers』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで配信中。最長で約18ヶ月後の正式版配信を目指して開発が進められている必見のタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】軽さも光るサバイバルRPG!

Rogue Frontiersスペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 10(64bit) Windows 10(64bit)
CPU Intel Core i5-4460 / AMD Ryzen 3 1200 Intel Core i7-8700K / AMD Ryzen 5 3600
メモリー 8 GB RAM 16 GB RAM
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 960 / AMD Radeon R9 380 NVIDIA GeForce GTX 1070 / AMD Radeon RX Vega 56
VRAM 2 GB 8 GB
HDD空き容量 50 GB 50 GB SSD
DirectX DirectX 11 DirectX 12
備考 インターネット接続必須

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