『Those Who Came: Healing Solarus』のタイトル画像

『Those Who Came: Healing Solarus』は、2022/8/31からSteamで正式配信されているROLLDBOX GAMESの購入型PCゲームで、遠未来SF世界を舞台に過酷な惑星の開拓を進めていくCO-OP系アクションRPG。

人間とは異なる種族としてプレイを進めていくハードSFの世界観、未知の惑星に降り立って環境を変えていくゲームプレイ、装着できる豊富なスーツとMOD、4種類のパワー切り替え要素、マルチプレイが捗るCO-OP要素とPvPモードが大きな魅力で、壮大なSF世界を冒険したい人におすすめの新作タイトル。

SF世界の惑星を冒険するRPG

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Those Who Came: Healing Solarus』は、遠未来SF世界で冒険とバトルを体験できるおすすめの新作。人類とは異なる外見を持つ種族「サイネン」が主役のタイトルで、未知の惑星を新たな住処にするための壮大な冒険を描くアクションRPGだ。

サイネンは彼らの惑星が崩壊後「コールドスリープ」を行いながら宇宙空間を数年間漂流していたが、ついに自分たちが適応できる希望の惑星「ソララス」を発見。プレイヤーは種族の存亡をかけてソララスへと降り立ち、惑星の環境を最新技術で変化させながら住人たちを迎え入れるミッションに挑む。

SFの世界観を持つ『Those Who Came: Healing Solarus』

▲三人称視点と一人称視点を切り替え可能。SF感満点の世界で冒険とバトルを体験できる新作だ。

プレイヤーたちに牙を剥く惑星ソララスには多くの危険が潜んでおり、また環境も良くない。主人公には環境を「癒やす」ことによって改善する技術があり、プレイ中には様々なロケーションを癒やしていく要素を体験できるようになっている。独特なゲームシステムで没入感満点に遊べる注目タイトルだぞ。

4種類に分かれるパワーを切り替えるシステムもあり、また多彩なスーツを装着することでプレイ展開が変わっていくなど、キャンペーンモードをプレイ中にはアクションRPG作品らしいコンテンツにも触れられ、満足度は高い。圧倒的な世界観を感じつつ、ミッションを遂行して終の棲家を手に入れよう。

バルセロナに本拠を構えるインディーゲームデベロッパーの新作

ゲームを開発・運営しているのは、スペインのバルセロナに本拠を構えるインディーゲームデベロッパーROLLDBOX GAMESで、本作は彼らにとって初のSteam掲載作品となる。2021/10/7に「早期アクセス版」としてSteamに初登場後、約10ヶ月間の開発期間を経てから正式配信された新作だ。

Steamでの販売価格は1520円で、現在は10%引きとなるリリース記念価格1368円で販売中(2022/9/7まで)。なお、ゲームシステムを理解できる無料のデモ版も同時配信中なので、まずはこちらをダウンロードしてプレイの感触を確かめるのもアリ。親切な配信形態も光るおすすめのアクションRPGタイトルだ。

『Those Who Came: Healing Solarus』の宇宙船内部

▲人間とは全く異なる種族が新たな住処を求めて奮闘する様子を描き出すSF系アクションRPG。

インターフェースは「英語」「スペイン語」「カタルーニャ語」の3種類で、残念ながら日本語UIおよび字幕・音声には非対応。ゲーム内に表示されるテキストや登場人物のセリフなどを理解しながらプレイを円滑に進めていくためには、これらの言語のどれかを読めるだけの語学力が要求されることになる。

ゲーム冒頭に登場するムービーシーンはSF映画の雰囲気満点で、実際本作の予告編は「Gamescom 2022」のベスト・ビデオ・トレーラー賞にノミネートされている完成度。ドラマチックな展開と独特なゲームシステムが光る新作タイトルで、遠未来SFの世界感にハマりながら遊べること請け合いだ。

異星人「サイネン」として過酷な惑星ソララスの開拓を進めていくCO-OP系アクションRPG『Those Who Came: Healing Solarus』は、現在Steamで正式配信中。ソロでもCO-OPでも遊べる必見の新作タイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】新惑星移住の冒険が始まる!

ゲームシステム

『Those Who Came: Healing Solarus』のキャンペーンモードでは、新たな惑星ソララスへ降り立つ主人公の危険な冒険がクエスト形式で展開。宇宙船「ハーマイオン」内部でコールドスリープから目覚める場面からプレイがスタートし、その後NPCとの会話を通じて基礎システムを学んでいく流れだ。

最序盤では、自分が操作する主人公キャラクターの外見を変更することが可能。頭と身体に分かれているプリセットパーツを選択し、その後カラーリングを変更することでオリジナルな操作キャラクターを生み出せる。CO-OP推奨のゲームとなっているので、他プレイヤーと被らないキャラを作ろう。

巨大な宇宙船内部でコマンダーに接触するとトレーニングが開始。プレイヤーと同様に何も知らない主人公は、このトレーニングを通じてゲーム内の各種システムを叩き込まれる。エアリー、エーテル、ファイア、ジョインターに分かれるパワーの切り替えを学んでいくことになるぞ。

序盤にチュートリアルを体験できる『Those Who Came: Healing Solarus』

▲主にバトルで利用する4種類のパワーは、画面右下のアイコンで確認できるようになっている。

エーテルのパワーを利用すると「霊体」のような存在になり、閉ざされたドアをすり抜けられるようになる。序盤のチュートリアルセクションでは、これらの各種能力を実地研修で学ぶミッションが展開するので、各パワーが持っている能力の特性をしっかりと頭に叩き込んでおくと良いだろう。

なお、本作はキーボードとマウスを用いた操作以外に、汎用コントローラーの操作もフルサポートしているため、好きなデバイスでプレイすると操作が捗るはず。設定画面で解像度とFPSリミット、描画品質を煮詰めていけば快適なプレイが実現するので、惑星ソララスに降り立つ前に調整しておこう。

ソララスで展開していくメインミッション

宇宙船を離れて惑星ソララスに降り立つと、そこが非常に危険な環境であることが分かる。溶岩地帯は歩行するだけで深刻なダメージをもたらし、放射能があるエリアでは徐々にHPも減っていく。プレイヤーの使命はこれらの環境を癒やして回復させ、安住の地として利用できるようにソララスを改善することだ。

箱庭マップの各地にはバリアに囲まれたセーフゾーンが存在し、ここで体力の回復やパワー切り替えなどを行える。探索中に特定のパワーを発揮しなくてはならない箇所が出てくることもあるので、与えられたミッションを完了するためには何が必要なのかを考えながら慎重にプレイを進めていこう。

危険な惑星を探索する『Those Who Came: Healing Solarus』

▲上空にジャンプできるブースト機能(時間制限あり)を用いながら危険地帯を突破していく。

ミッション内容はストーリー要素の進捗によって変化。アクション性の高いプレイ要素が展開する場面もあれば、マップ内を探索してアイテムを採取していく場面もあり、目的を達成するために「何をすれば良いのか」を考えながら行動していく面白さがある。数々の危険に対処しながらミッション完遂を目指そう。

ゲームシステムとアクション要素は全て独自に考えられたユニークなものなので、説明を読まずにプレイしていると途中でシステムの仕組みが分からなくなり、非常に危険。少々とっつきにくいタイトルではあるが、ゲームの仕組みを理解した途端に面白さが倍増するので、着実に操作していこう。

なお、CO-OPを推奨している本作では、フレンドユーザーと一緒に探索することでお互いを助け合えるようになっており、ゲームバランスも協力プレイ寄り。ソロプレイ時に難しさを感じる場合には、ゲームを持っている他ユーザーと一緒に協力してプレイを進めていくと捗るだろう。

【おすすめポイント】ユニークなシステムをマスターしよう!

スーツとMODシステム

ゲーム内で入手できるスーツには、別パーツの「MOD」を装着することが可能となっており、これによってスーツの性能が高まる仕組み。着用するスーツの種類がプレイ進行に大きな影響を与えるシステムが面白く、新たなスーツを獲得しながら行動範囲を広げていくプレイ要素に夢中になれるはずだ。

『Those Who Came: Healing Solarus』のスーツシステム

▲プレイのカギを握っているスーツ。豊富な種類のMODも登場するので組み合わせていこう。

【おすすめポイント】スーツ装着がプレイ進捗のカギ!

癒やす要素が面白い新作

「癒やし」がテーマとなっている『Those Who Came: Healing Solarus』は、マップ内の環境を動的に変化させていくユニークなシステムを持っており、このシーンの演出はかなり面白い。劣悪な環境だった地を平和なものへと変えていく要素には惹き込まれるものがあり、そこにドラマ性も感じられる。

その一方でオンラインPvPでアリーナバトルを繰り広げていくコンテンツがあるなど、ゲームの世界観をまっとうしきれなかった部分はマイナスポイントと言える。無意味なバトルコンテンツがあることで主題が歪み、「この生命体は何をしに来たのか」という疑問も生まれてしまう。PvP要素は明らかに蛇足だ。

癒やしをテーマとする『Those Who Came: Healing Solarus』

▲惑星環境を浄化していく概念は良い。ただそこにフォーカスし切れなかった点は惜しい。

システム要件はやや厳しく、推奨環境で提示されているグラフィックボードが8GBのVRAMを搭載した「RTX 3070」になっているなど、最適化面で苦労している点は否めない。最高設定でプレイする際にはミドルハイクラスのゲーミングPCが必須となるので、高解像度のディスプレイを使っている人は注意だ。

遠未来SF世界を舞台に過酷な惑星の開拓を進めていくCO-OP系アクションRPG『Those Who Came: Healing Solarus』は、現在Steamで好評配信中。難解さと昇華しきれていない部分が目立つが、オリジナリティーは際立っている。興味が湧いた人は今すぐストアでゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】新人スタジオの力作!

Those Who Came: Healing Solarusスペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 10(64bit) Windows 10(64bit)
CPU Intel Core i5-4460 Intel Core i7-8700K
メモリー 8GB 16GB
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 960 NVIDIA GeForce GTX 1070
VRAM 2GB 8GB
HDD空き容量 20GB 20GB
DirectX DirectX 11 DirectX 12
備考 最低限の設定でプレイ可能高設定で快適にプレイ可能

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