『Solace Crafting』は、2022/8/2からSteamで正式配信されているBig Kitty Gamesの購入型PCゲーム。スタート地点から遠くへ行くほど難易度が上昇するシステムを持つサンドボックスRPG。
完全に自由な行動スタイルと幅広いクラフトシステムの実装、無限に広がる世界を探索しながらレベルアップし、さらなるクラフトレシピを開放していくやり込み要素満点のプレイ体験、より良い資源を探すために危険を承知で冒険に挑むチャレンジ要素が魅力で、長く遊べるファンタジーRPGを求める人におすすめ!
遠くへ行くほど危険な新作RPG!
現在PCゲームのポータルサイトで正式配信中の『Solace Crafting』は、スタート地点から遠くへ行くほど難易度がアップするというシステムを持つおすすめの新作。自分好みの主人公キャラクターを生み出しながら探索と冒険、バトルを続け、多彩なクラフトシステムに触れていくサンドボックス型のRPG作品だ。
ゲームは「マルチバース」世界をフィーチャーしており、主人公はファンタジー世界に存在する1人の冒険者として可能な限りの生存と繁栄を目指していくことになる。プレイスタイル的には自由度の高いRPG+サンドボックス+サバイバルゲームとなっているので、これらのジャンルが好きな人にはハマるはずだ。
▲独自の難易度管理システムを持つオープンワールドマップを舞台に活動していく新作RPGだ。
プレイヤーの行動範囲はマップ上のビーコンで記録され、プレイ画面には移動している距離も表示されていく。高地に移動すると30マイル(48キロ)以上に渡って続くゲーム内マップの全貌を見ることが可能で、どの方角に進んでいくのも完全に自由。移動距離が大きいほど強敵が出現する仕組みには注意しよう。
ゲームには明確なストーリー要素やミッションなどは存在せず、行動そのものはプレイヤー自身の主体性に任されているが、ウィンドウで呼び出せる画面にテキスト表示される「Getting Started (入門)」で大まかなプレイスタイルについて学べるようになっているので、こちらを参照しながらプレイを進めるのもアリだ。
個人で開発された新作サンドボックスRPGタイトル
作品を開発・運営しているのは、インディーゲームデベロッパーのBig Kitty Games。スタジオ名を持っているが実態は個人で活動している開発者のKyle Postlewait氏で、本作は既存のサバイバルとRPG作品に対する不満点を解消するべく作られた経緯を持つ。こちらの詳細については改めて後述する。
Steamでの販売価格は1480円。ソロプレイ以外にローカルとオンラインマルチプレイをサポートしており、一緒に協力しながらプレイを進めていくことも可能。また部分的に汎用コントローラーでの操作もサポートされているため、幅広いユーザーが遊べる作品と言える。ただし日本語UIは現時点で未実装だ。
▲プレイ画面のインターフェース配列はこんな感じ。一般的なRPGとサバイバルゲームに準拠。
武器と防具のクラフトシステムも充実しているが、建造物に関するクラフトシステムが群を抜いており、様々なロケーションへ自分のベース拠点を生み出しながら遊べるため、長時間浸れること請け合い。またNPCを召喚して町を発展させる要素などもあるので、システムを理解するほど夢中になって遊べるぞ。
3Dグラフィックを用いているものの、描画負荷が大きいポストエフェクト類が無いため、PC環境への要求スペックは低め。最低動作環境で提示されているグラフィックボードは「GTX 680」となるので、現行のローエンドPCでも十分にプレイできるはず。インストールサイズも約8GBと控え目だ。
スタート地点から遠くへ行くほど難易度が上昇するシステムを持つサンドボックスRPG『Solace Crafting』は、現在Steamで好評配信中。既存のRPG作品に飽きてきている人ほど「おっ」と思えるシステムの実装が嬉しい必見のタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 長時間遊べる新作RPGが登場!
「好き」を突き詰められるゲームシステム
『Solace Crafting』で最も印象的なのは、プレイヤーの趣向を存分に突き詰められるゲームシステム。根幹にはサバイバルゲームの仕組みとサンドボックス、RPGの混合型システムがあり、それ自体はさほど珍しくもないが、全ての面で自由度が高いため、異世界での滞在時間がどんどん長くなるはずだ。
▲クラフトレシピを開放しながらさらなる冒険と探索、バトルに挑んでゲーム世界を遊び尽くそう。
キャラクターの成長システムについては、4種類のスキルタイプを自由に伸ばしていくオープンスキルツリーシステムを採用し、クラスの固定概念から脱却。ほぼ全てのスキルでレベルキャップが存在しないため、自分が好きなスキルを伸ばしてキャラクターの成長をカスタマイズできる。
ダンジョンに関しては自動生成型で、最奥部にはレアなアイテムや装備品のレシピなどが眠っている。ソロプレイで探索にチャレンジするも良し、CO-OP要素でみんなと一緒にマルチプレイでチャレンジしていくも良しと、色々な遊び方でアイテムゲットを目指していこう。
町づくりもできるシステムが秀逸
クラフト要素が際立つ『Solace Crafting』で象徴的なのは、建造物のバリエーション。本作では既存のプリセットに収録されている建物を活用するか、各種のパーツを組み合わせて町そのものを設計、建造することが可能で、NPCを召喚して配置することもできるため、規模の大きいサンドボックス要素を体験できる。
▲好きな場所に自分だけの町を生み出しながらプレイを続行できる。非常に自由度の高いタイトルだ。
自分の拠点に関しては複数箇所に設置可能で、クラフトするための施設を作ったり、レアなリソースをスキャンする装置を設置したり、テレポート装置を設置したりして快適な空間にできる。建造できる場所も柔軟になっているので、世界を歩き回りながら住処を確保するプレイ要素も捗ること間違いなしだ。
【おすすめポイント】 マルチバース滞在を堪能できる!
個人の思いが詰め込まれたRPG
『Solace Crafting』の製作者であるKyle Postlewait氏がそれまでの職業を捨ててゲーム開発者へと進んだきっかけは、既存のサバイバルSLGやRPG作品に共通していた「不満点」で、本作ではそれらを解消するゲームシステムと趣向を盛り込んでいる。1ゲーマーとして思うところを詰め込んだ新作だ。
氏は特にサバイバルゲームのジャンルで顕著な凋落ぶりに危機感を抱いており、銃で闇雲に撃ち合い続ける不毛なPvP要素にも嫌悪感を抱いている。自由度とクラフトの多用さで人気を誇るサバイバルジャンルだが、オンラインで集まったプレイヤー同士がただ殺し合う不健全な構図に嫌気が差してしまったのだろう。
▲ゲームシステムの自由度を本来の意味で満喫できるゲーム作品になっている点は高評価ポイントだ。
作品には「Pay to Win」要素もなく、同じワールドで別に生成したキャラクターを使うことも可能。今やほぼ「お約束」になりつつあるRPG作品のルールや仕組みにもメスを入れ、「ユーザー本位」のゲーム作品を作り出した。ゲームを愛する作者が、業界が持つ慣習と風潮に「待った」をかけた作品だと言える。
スタート地点から遠くへ行くほど難易度が上昇するシステムを持つサンドボックスRPG『Solace Crafting』は、現在Steamで好評配信中。「自分が遊びたいゲームを作る」というインディーゲームらしい理念を貫徹した必見のタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 アツい想いで製作された新作!
Solace Craftingスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8/10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5 2.8 GHz | Intel Core i7 3.4 GHz |
メモリー | 8 GB RAM | 16 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2 GB | 4 GB |
HDD空き容量 | 10 GB | 20 GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | インターネット接続環境が必要SSD推奨 |
(C) Big Kitty Games.
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