『ネコデース』は2022年5月1日にFactoryより正式配信された基本プレイ無料のAndroid/iOS向けシミュレーションゲーム。
仮想空間で最大20人のプレイヤーがネコとなって過ごす奇妙な世界観が話題。
ネコになって癒されたい人、斬新なメタバースに興味がある人におすすめだ。
仮想空間でネコになって遊びまわろう
好評配信中の新作スマホゲーム『ネコデース』は、すべてのプレイヤーがネコとなって仮想空間で時間を共に過ごすシミュレーションゲーム。
大きな公園のようなステージの中で最大20人のプレイヤーが「ニャー」としか発せないネコとなって、コミュニケーションを手探りでとっていく斬新さで話題となったゲームである。
本作の目的は猫となってメタバース(仮想空間)で生活することだ。そのため一般的なシミュレーションゲームのようにモンスターを倒したり、どこか目的地に向かって移動したりする訳ではなく、公園でのんびりとくつろぐプレイをしてみよう。
メタバース(仮想空間)とは
そもそもメタバースとは何か疑問に思う人のために、ここで簡単に紹介しよう。
メタバースとは「Meta(メタ)」と「Universe(ユニバース)」を組み合わせた造語で、日本語でいうところの仮想空間を表している。最近出来た言葉ということもあり、まだ定義がしっかりと決まっている訳ではないが一般的に、現実世界に肉体を置きながら、仮想空間で行動できる場所をメタバースと呼んでいる。
わかりやすい作品例でいうと細田守氏が手掛けたアニメ映画「サマーウォーズ」や、人気小説「ソードアート・オンライン」等もメタバースを題材とした作品である。
そして本作もそれらと同様に、すべてのプレイヤーが現実世界に人間の身体を置いて、メタバースの中で”ネコ”となって、独自の方法でネコらしいコミュニケーションを楽しめる。
『ネコデース』となった名前の由来
本作は「ネコ」と「メタバース」をモチーフにしたゲームであることから、タイトルを「ネコバース」と勘違いする人、あるいは『ネコデース』を誤字と認識する人もいるが、2022年5月1日現在『ネコデース』が正式名称である。
この名前の件について運営からアナウンスがあり、実は元々「ネコバース」としてリリースしていたが、英語名で既に同名のアプリがあった為、名前を急遽『ネコデース』に変更した経緯があったと説明されている。またその際にネコデースの正しい発音は、勢いよく言うのがポイントだとも説明していた。
『ネコデース』の遊びかた
ここからは不思議と新体験に満ちた『ネコデース』の遊び方について紹介していこう。
本作は最大接続20人を限度としたメタバースが題材のゲームということもあり、プレイヤーのアクセスが多い場合は、他の人が抜けるまで待機する時間が発生することもある。
ホーム画面で現在のプレイ人数が表示されているので、そのまま待っているか、別の空いている時間を狙って入り直せば遊ぶことができる。
順番を待ち、無事にゲームが起動できれば、4色の中からランダムに猫の外見が決められ、猫だけの世界に突入する。そしてこの世界で最初に目にするのは、草木が生い茂った公園のような広場だ。
操作方法などのチュートリアルは用意されていないが、主な操作方法はタップとスワイプによる移動とジャンプだけなので、誰でも直感的な操作でプレイできる。
このゲームは先ほども紹介したように、モンスターがいたり、目指すべき地点があったりすることのないゲームである。決まった遊び方が用意されていない中で、どのように楽しむか模索していくことも醍醐味の一つである。本作をメタバースとして認識するのであれば、まずは他のプレイヤーとのコミュニケーションに挑戦してみるといいだろう。
この世界でのコミュニケーションツールは、よくあるテキスト形式のチャットや音声によるボイスチャットなどは存在せず、ジャンプ時にキャラクターから発せられる「にゃー」という哀愁漂う鳴き声のみである。
この鳴き声と動きで如何にコミュニケーションをとっていくかがポイントだ。人によっては鬼ごっこのように一緒に走り回ったり、相手の背中に乗って何段まで積み上げられるかに挑戦したりと、言語がない中でそれぞれのプレイヤーが遊びを見つけていく様子が面白い。
遊具で遊んでみよう
『ネコデース』の中には、遊具となるオブジェクトが2つ設置されている。
それが「シーソー」と「すべり台」だ。
シーソーは中央にある支点を中心に長い板が乗っているもので、ネコが上に乗ることで本物と同じように傾いて動かすことができる。当然だが、シーソーを一人では遊ぶことはできないので、付近のプレイヤーとのボーディーランゲージによる会話が求められる。
この世界では、一匹のネコが何かをしていれば自然とそこに皆が集まってくる習性があるのか、気がつけばシーソーの上がネコだらけになることもある。
言葉を交わさずにシーソーで遊べた時は、普段味わえない種類の喜びが体験できる。
次に紹介するのは、すべり台だ。
すべり台は階段側から高所へと上がり、そこから滑って降りるのを楽しむ遊具。この世界においても遊び方は同じで、上っては滑るを繰り返してみよう。
また、すべり台での遊び方もプレイヤー次第なところがあり、あえて滑走面からの逆走を目指して駆け上がるプレイヤーもチラホラいる。斜面が急なため一人の力では登れないようだが、他プレイヤーの協力があれば上まで登ることができるかもしれない。
【おすすめポイント】 2つの遊具で新しい遊び方を見つけ出そう。
ボールを召喚してネコらしく遊ぼう
広告動画を視聴すると、5分間遊べるボールを召喚できる。
ボールは頭でぶつかることで転がして遊ぶことができる。
そしてこのゲームではある意味お約束となっているのが、他プレイヤーのボールを横取りすることだ。
ボールを召喚すると他のプレイヤーがまっすぐコチラに向かってくることもあるので、奪われないようにドリブルをして逃げよう。もちろん、そのままボールをパスしあって遊ぶのも自由だ。
遊具同様に、新しい遊び方を発見していくのも本作の醍醐味のひとつだ。
▲出現したボールとネコ。
ボールにぶつかってドリブルするのは意外と難しく、操作に慣れる頃にはあっという間に5分が過ぎていることだろう。そしてボールがあると他のネコがすぐによってくるので、一人で遊びたい時は周りと十分距離を取ってから、動画広告を視聴してボールを召喚することをおすすめする。
隠れた動物を見つけ出そう
本作はネコだけのメタバースがキャッチコピーであるが、実はネコが以外にも隠れた動物が3種類存在する。まずはサイズがあまりに大きいので、すぐに目につく「ゾウ」だ。
他にもブタと羊も隠れ動物として潜んでいるので、ぜひ探してみよう。
『ネコデース』はこれまで紹介してきたように、人間としての言語や感覚を捨ててネコとして生活する斬新なメタバースゲーム。前作である「ハトバース」とコンセプトや使わているマップは似ているが、今度は人気のネコとして遊べるようになった。
また、ハトバースとの違いとして、ネコには複数のスキンが用意されていることや、出現する動物の違い、ボールを召喚して遊べる要素、公園フィールドが縮小したことにより、他プレイヤーとの触れ合い密度が増えたなど複数の改善点がみられる。
人類がいなくなった世界をネコとして生活する疑似体験ができる貴重なゲームであり、無から遊びやコミュニケーション手段を模索していくのが面白いゲームとなっている。
シュールなギャグゲームが好きな人、ネタに満ちた新作スマホゲームに興味がある人、生まれ変わったら絶対ネコになりたい人にこそおすすめだ。
© fctry
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