【WIDECROSS】5対5のバトルに飛び込め！ファンタジー世界でアニメ風キャラを操作しながら白熱のチームバトルを体験できるMOBAゲームがSteamで配信中。

2019/11/27からSteamで正式配信されているDEV TEAMの購入型PCゲーム。ファンタジー世界を舞台に5対5に別れたプレイヤーがスキルベースのチームバトルで激突するMOBAゲーム。

幅広いユーザーが親しめるゲームグラフィックと30名以上の個性的な登場キャラクター、チームとしての戦術を展開しながら相手拠点の陥落を狙っていくやり込み要素満点のゲームプレイ、初心者でも遊びやすいシンプルなUIと操作性が大きな魅力で、MOBAでオンラインPvPの世界を楽しみたい人におすすめ！

ファンタジー世界でMOBA！

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『WIDECROSS』は、デフォルメされたキャラクターたちがMOBA形式のバトルを繰り広げていくおすすめの作品。ファンタジックな雰囲気に彩られたアリーナを舞台に「5対5」のオンラインチームバトルを体験できるアクションTPSタイトルだ。

作品の魅力は30名以上のヒーローキャラクターで、日本プレイヤーにも親しみやすいアニメ・イラスト調のデザインを持っている。選択したキャラクターによって異なるスキルを味わうことが可能で、バトルはノンターゲティングシステムで展開するため、初見でもスキルベースのド派手な戦闘シーンを満喫できるぞ。

▲親しみやすいゲームグラフィックと幅広い人がプレイできる操作性が魅力のMOBAゲームタイトルだ。

ゲームの舞台となっているのはかつて平穏の象徴だった「モア大陸」で、ここにゲームタイトルにもなっている「WIDE CROSS」という現象が巻き起こったことによって大陸が分断。平和の象徴として存在していたガーディアンは種族にとっての脅威となり、英雄たちは種の保存のために戦うことを余儀なくされる。

一般的なMOBAシステムに準拠してレーンを利用しながら相手陣営の攻略を目指していく本作では、中間地点にこの「ガーディアン」が登場。攻撃を加えて倒すことで自軍の味方になって働いてくれるというギミックがある。世界観とストーリー要素を上手く取り入れたシステム設計が光るおすすめのMOBAと言えるだろう。

作品は基本的に5対5のオンラインPvPを主軸に据えているが、一応ソロプレイにも対応している。ただしMOBAの醍醐味はプレイヤー同士の駆け引きや協力プレイ要素にあるので、万全な状態で遊びたい人はフレンドユーザーを事前に誘っておくと面白さが増すはず。マッチングしない場合の「保険」を考えておこう。

数年音沙汰が無い点が気がかりなタイトル

ゲームを開発・運営しているのは、インディーゲームデベロッパーの「DEV TEAM」。本作は2019/1/21に早期アクセス版としてSteamに登場後、約10ヶ月の開発期間を経て正式版としてリリースされた経歴を持っている。なお、アップデート履歴は2019年5月が最後になっており、この点は非常に気がかりだ。

▲シンプルなレーン数と初見ユーザーにも優しいUI回りを持っているタイトル。完成度はかなり高い。

Steamでの販売価格は720円。1000円を切る安価な価格設定も魅力だが、完全に買い切りタイトルではなく、ゲーム内に課金要素がある点には注意しておこう。なお、インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声環境は非搭載。プレイするためには基礎的な英語読解力が必要だ。

PC環境への要求スペックは低く、推奨環境で提示されているグラフィックボードは「GTX 660」もしくは「Radeon HD 3600」と敷居が低い。インストールサイズは最大で4GB程度とスマホアプリ並みに軽いので、ストレージが圧迫している人も安心だ。幅広いPCユーザーが楽しめる作品と言えるだろう。

ファンタジー世界を舞台に5対5に別れたプレイヤーがスキルベースのバトルで激突するMOBAゲーム『WIDECROSS』は、現在Steamで配信中。フレンドユーザーが多い人にはおすすめできるタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、ゲームの詳細な情報をチェックしよう！

【おすすめポイント】 みんなと盛り上がれるMOBA！

ハイテンションなバトルが展開！

『WIDECROSS』の魅力は、MOBA初心者でも入り込みやすいゲームシステム。最大2レーンのマップで展開する攻防戦にはメリハリがあり、30種類以上存在するキャラクターから自分に合ったヒーローを選んで戦うプレイも大いに加速する。ビジュアル面のクオリティーも高く、スピーディーな戦いを堪能できるぞ。

前述の通り本作のバトルにおける「キモ」は、中央に登場する中立キャラのガーディアン。試合開始後にはまずこのガーディアンを味方につけるべく攻防戦が繰り広げられ、見事ガーディアンを仲間に加えたユーザーはその後の相手本拠地攻略を有利に進められるようになる。ガーディアン獲得を目指して戦おう。

▲ストアのスクリーンショットにUIは写っていないが、ミニマップやスキルアイコンが整然と並ぶ。

ガーディアンを獲得したチームにはバフ効果が発生する一方、取り逃したチームには試合が不利になる「デバフ効果」が発生してしまうため、5名のチームワークを駆使してガーディアンを奪取するプレイが加熱すること請け合い。ハイペース＆ハイテンションで展開する試合で大きな流れを作ろう。

バトルの進捗状況によって操作しているキャラがレベルアップする仕組みがあり、試合時間中に素早く育成とスキル進化を行うリアルタイム成長要素にも力が入るはず。なお、各キャラクターにはアイテムを保有できるインベントリ枠も実装されており、武器とスキル以外にアイテムを活用する戦い方も出来るぞ。

同じ目標に向かって仲間プレイヤーと一緒に突き進んでいくバトルが好きな人にはおすすめの作品で、様々なキャラを操作しながら自分好みの1体を見つけ出す面白さも相まって長く遊べる。難しい要素やルールを極力廃したカジュアルなMOBAで、アリーナでの攻防戦を堪能できること間違いなしだ。

【おすすめポイント】 アツいバトルが楽しいMOBAゲーム！

今後のアナウンスに期待のMOBA

前述の通り『WIDECROSS』は、早期アクセス版の段階だった2019年5月を最後に開発・運営元からのアップデート履歴が途絶えており、今後の展開に暗雲が立ち込めている。正式配信時にもリリース案内がなく、サイレント状態で正式版に移行しているため、一刻も早いアナウンスが欲しいところだ。

オンラインPvPを標榜しているゲーム作品に数年間何のアップデートや連絡も無いことは「死」を意味する。実際最近ではサーバーに繋がらないというユーザーの苦情もストアに出てきており、作品が生きているのか死んでいるのか分からない状態。開発者に何らかのトラブルがあった可能性もあり、非常に心配だ。

▲正式配信以降全く音沙汰が無くなってしまったMOBA。多くのユーザーで賑わっていただけに残念だ。

幸いSteamには製品の「返金システム」があるため、満足にプレイできる状態ではないと判断した場合には、返金が適用される期間・条項を満たして返金を申請しよう。基本的には購入後48時間以内であればゲーム本体は返金できるので、一通り満足にプレイできる状態にあるかどうかをチェックしておくと安全だ。

ストアにリンクが貼ってある公式サイトもすでに無くなってしまっているので、こちらから開発者の情報を垣間見ることはできないが、もし無事に活動しているのであればアップデートやアナウンスで健在をアピールしてほしいところ。カジュアルなMOBA『WIDECROSS』は、現在Steamで配信中だ。

【おすすめポイント】 今後に期待のMOBAゲーム！