2021/12/13からSTEAMで早期アクセス版が配信されているDissension Gamesの購入型PCゲーム。自然法則に反した存在を封じ込める極秘施設内部からの脱出を目指していくアクションFPS。
超常現象やSFファンの間でブームを呼んでいる「SCP財団」をフィーチャーした世界観、ホラー要素とスリル満点の脱出アクション要素、オンラインで協力しながら脱出を目指すマルチプレイ、凶悪なモンスターも操作できる要素が魅力で、SCP関連の世界観が好きな人、ホラー要素のあるアクションゲームが好きな人におすすめ!
SCPを題材にした新作ゲーム!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で早期アクセス版が配信中の『SCP:Breakout』は、自然法則に反した存在や物品を保管・研究している「SCP財団」の世界観に基づいているおすすめの新作。架空の財団名でありながら、関連するサイトやゲーム、著作物が多い人気の組織施設でのアクションを楽しめるぞ。
ゲームタイトルにもなっている「SCP」とは「Special Containment Procedures (特別収容プロトコル)」の略称で、自然界には存在しない生物・ミュータントなどを指して用いられることもある。STEAMにはこの「SCP」を題材としているゲームが複数存在するので、興味がある人は一度ストア内を検索してみよう。
▲架空の財団名である「SCP」およびその施設を題材にしている新作ホラーアクションFPSタイトルだ。
本作はソロプレイ以外に最大で4名のマルチプレイをサポートしているアクションFPSタイトルで、プレイヤーは低級の「Dクラス」被験者としてプレイを開始し、施設内部に封じ込められているSCPの脅威を回避しながら施設の脱出を目指していく。キラー役となるSCPでもプレイできる点がポイントで、PvP要素も発生する。
施設から脱出するためには様々な関門をくぐり抜ける必要があり、キーカードでの扉解放や端末操作などのアクションを順序よく行っていく必要がある。ロックを解除して脱出を目指していくプレイ要素に加え、凶悪な能力で立ちはだかる危険なSCPモンスターとの戦いも巻き起こるため、スリル満点のプレイを堪能できるぞ。
個人で開発を進めているインディーゲーム
ゲームを開発しているのは、インディー系のゲームデベロッパー「Dissension Games」。スタジオ名を持っているものの、その実態は個人で作品を開発しているデベロッパーで、現在はユーザーから報告されているバグの修正などに取り組みつつ、2022年内の正式バージョンリリースを目指して開発を継続している。
STEAMでの販売価格は1220円。現時点では1種類のマップと2種類のSCPキャラクター、そして人間キャラであるDクラスが実装されており、異なるルートを用いて脱出できるアクション要素を体験できる。なお、現時点ではマルチプレイ時に不具合が発生することが報告されているので、マルチ前提での購入は控えた方が良いだろう。
▲現状ではマルチプレイモードに不備がある。フレンドと一緒に遊びたい人は開発進捗を待った方が賢明だ。
インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース環境は非搭載。円滑にプレイを進めていくためには、一定以上の英語読解力が要求されるので注意しよう。言語の問題がなければ、恐怖が渦巻く施設内部からの脱出アクションと異形のモンスターとのバトル要素をたっぷりと楽しめるはずだ。
なお、フル3Dグラフィックを用いた作品のため、PCへの要求スペックはやや高めとなっており、最低動作環境で提示されているグラフィックボードは「GeForce GTX 1050ti 」とやや敷居が高い。ミドルスペック程度かミドルハイ以上のPCを持っているユーザーに向けた作品なので、プレイ前にPC環境を確認しておこう。
超常現象やSF世界、そして都市伝説ファンの間で有名なフィクション「SCP」の世界観を持つおすすめの新作PCゲーム『SCP:Breakout』は、現在早期アクセス版としてSTEAMストアで配信中。被験者もしくは異形のモンスターとしてゲーム世界を体験してみたい人は、今すぐストアにアクセスしよう!
【おすすめポイント】 研究施設からの脱出が始まる!
スリル満点の脱出を成功させよう!
『SCP:Breakout』で展開するのは、施設での実験対象となっている低級な「Dクラス」としての脱出プレイ要素。厳重なセキュリティーによって封鎖されている施設を脱出する行為には様々な危険が伴い、幾多の関門を突破していく着実なプレイと、予期せぬアクシデントに対処する冷静な判断力が問われることになる。
プレイ視点は臨場感抜群の「一人称視点(FPS)」を採用し、最新ゲームらしいリアルなグラフィックで再現された無機質な施設内部での脱出劇を没入感満点に楽しめるようになっている点がポイント。前述の通り、ロックされた扉を解除するためには「キーカード」が必要になるので、探索プレイを駆使して発見しよう。
▲秘密裏に運営されている施設らしい描写が秀逸なSCP施設内部。入り組んだマップが焦りを生み出す。
施設内部には人間キャラクターの「Dクラス」以外に凶悪なミュータント「SCP」が徘徊しているため、キラー役であるSCPの魔の手を逃れながら脱出を目指すというアクション要素も重なり、手に汗握る展開を体験できる。マルチプレイモードが完璧に作動するようになれば、協力プレイで脱出を目指す要素も加速するはずだ。
脱出ルートは1つではなく、プレイスタイルによって複数のルートを選択できる。コンピューターにアクセスして閉鎖されている箇所のロックを外しつつ、発見したキーカードを利用してドアを開け、忌まわしい施設からの脱出を目指していこう。発電機にアクセスする必要もあるので、やるべきことは多いぞ。
一人称視点で恐怖の脱出ゲーム要素を楽しめる作品を探している人にはおすすめの新作ゲームで、精度を増していけば仲の良いプレイヤーと一緒にCO-OPで楽しめるはず。また超常能力を発揮できるSCPを選択してプレイすれば非対称型対戦アクションゲームにもなり、プレイバリューがどんどん広がるはずだ。
【おすすめポイント】 ゾクゾクするアクション要素が展開!
積極的なアップデートが好印象な新作
現時点で早期アクセス版の段階にある『SCP:Breakout』は、個人で開発を進めている作者の情熱が光るおすすめの新作インディーゲーム。早期アクセス版配信当初からマルチプレイ時の不具合が報告され、現在は必死にバグと不具合の修正が行われている。今後のアップデートに期待が高まる新作アクションTPSだ。
作者がプレイヤーのフィードバックに対して素早いレスポンスを返し、また立て続けにアップデートを開始しているなど、作品完成に向けて情熱を保っている。不備があった部分に対しては素直に謝罪しており、この部分も好印象。SCPはファンが多い分野だけに、作品が完成を見れば人気を博すことだろう。
▲肝心のマルチプレイが正常に動作するようになれば、プレイヤー同士の対戦と協力プレイが実現するはずだ。
超常現象やSFファンの間でブームを呼んでいる「SCP財団」をフィーチャーした新作PCゲーム『SCP:Breakout』は、現在早期アクセス版としてSTEAMで配信中。コンセプトとゲームシステムが素晴らしい作品だけに、安定した状態でプレイできれば面白さ満点の作品に進化を遂げるはず。今後に期待しよう。
【おすすめポイント】 さらなる進化が望まれる新作ゲーム!
SCP: Breakoutスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-7500 | Intel Core i7-9700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 1050 | NVIDIA GeForce GTX 1660 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
(C) Dissension Games.
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