『Crusader Kings III(クルセイダーキングス3)』は2020年9月2日にParadox Interactiveより正式配信されたSteamなどで発売中のPC/Xbox oneで遊べる歴史ストラテジーゲーム。
中世ヨーロッパ時代の領主となり、いかに自分の血筋を繁栄させるかを目標とする戦略ゲームで、戦争・外交・策略など多彩な方法を駆使して目的を成し遂げよう。
歴史を扱ったゲームが好きな人、外交や戦闘など多方面に気を配る奥深い戦略ゲーム好きにおすすめだ。
人気シリーズ最新作!領主となって繁栄を目指そう!
リリースから1ヶ月で販売本数100万本を突破したファン待望のシリーズ最新作!
『Crusader Kings III(クルセイダーキングス3)』は、前作からおよそ8年ぶりとなる人気シリーズ最新作で、自らの血筋を繁栄させていくことが主な目的のストラテジーゲーム。
本作ではバイキングが活躍した867年からノルマン・コンクエスト直前の1066年を時代背景に、ヨーロッパ以外にも、中東・インド・アフリカの一部地域など多彩な国が舞台となっている。
プレイヤーはそんな中世時代を生きた領主の中から、好きな人を選んでゲームをスタートする。
数多の歴史的人物が緻密に描かれており、選択できるのは皇帝フリードリヒ2世から小さな土地の伯爵まで幅広く用意されている。
自らの血族を繁栄できれば、戦争を繰り返して自らの領地を増やし世界征服を目指すことや、オリジナルの宗教を作り教祖として君臨する、史実では途絶えてしまった家系を生き残らせるなど無限の遊び方ができる。
ただし一族の繁栄を目指すのはプレイヤーだけではなく、他国や自らの家臣も同じだ。敵国による侵略、不満を持った配下による暗殺、さらには継承問題や病気など様々な障害が立ちはだかる。
困難をどのような手段で、打開するかがプレイヤーの腕の見せ所だ。
前作からの変更点・進化したところ
2012年に発売されてから絶大な人気を誇る前作「Crusader Kings II」の基本的なシステムや操作方法は踏襲しつつ、新たに生まれ変わった本作の特徴を3つ紹介しよう。
まず一つ目がグラフィックが向上した点だ。
登場するキャラクターがイラストだけではなく、3Dグラフィックでも登場するようになった。さらにUI全体を修正したことにより操作性や文字の視認性が向上し遊びやすくなった。
二つ目がキャラクター個人により焦点を当てたことだ。
本シリーズの特徴は国vs国の戦争ゲームではなく、あくまで特定のキャラクター個人の血族がいかに繁栄するかを目指すということだ。それぞれが持つ思惑を理解することで、外交や政略結婚で同盟を結ぶことで無駄な争いを回避できる。中世を生きた人間味溢れるキャラクターたちが、それぞれ何を目的としているか理解することが攻略の鍵を握る。
そして三つ目が「カジュアルゲーム」に寄せたことだ。
ストラテジーゲームとして確かな地位を築いてる本作ではあるが、一つ問題点があるとすれば自由度の高さやシステムの奥深さ故に、初心者には敷居が少々高かった点だ。
開発陣もその点を理解し、本作では一部システムの簡略化やチュートリアルを実装したことにより、初心者でも遊びやすい作品へと生まれ変わった。
人間ドラマに溢れた血筋繁栄ストラテジーゲーム
本作の目的はどんな方法でもいいので、自らの血を絶やさないことだ。
その為にどんな方法でもいいので結婚して子供を残し、キャラクターの世代交代を経験しながら自らの一族を繁栄させていく必要がある。
ただし継承は本作の醍醐味でもあり、大きな事件を起こすきっかけにもなるものだ。
兄弟間や義兄弟との間でも相続権を巡り暗殺などが横行する時代なので、まるで歴史ドラマを見ているような満足感を得られるぞ。
▲広大な大地の中で、好きな場所の領主になろう。
選んだ土地や自らの行動により発生するイベントが変化するので、何度プレイしても飽きることのないゲーム体験が待っている。
また、一国の王としての在り方も変幻自在で、敬虔な王となって宗教勢力を味方につけることや、逆に新たに宗教を作り教祖として生きること、さらには恐怖で配下を支配する暴君になるのもプレイヤー次第だ。
理想の領主へと育成しよう
『Crusader Kings III』では、RPGでいう所の職業のようにキャラクターの個性を決める「ライフスタイル」と特殊能力を入手できる「スキルツリー」が導入された。
ライフスタイルは交渉、軍事、管理、謀略、学識の5種類のカテゴリーがあり、それぞれ特定の行動でアドバンテージを得られる能力を持てるようになった。
スキルツリーはカテゴリー毎に3つに枝分かれしていて、経験値を消費することで便利な様々なスキルを身に着けることができる。
ライフスタイルとスキルを上手く利用できれば、繁栄させていくことがグッと楽になる。
ただしキャラクターには寿命があるので、完璧な能力を求めることは難しく、あくまで長所を伸ばす方向で育成することをおすすめする。
【おすすめポイント】 どうやって繁栄するかは自分次第!外交や戦争力、商才を武器に戦え!
戦争を仕掛けよう
他国との戦争で勝利すれば、更なる領地を獲得できる。
だが戦争をしたいと思っても、理由なく戦争を仕掛けてしまうと国民からの不満を溜めてしまう。
そこで戦争するのに必要なのが「理由」と「兵」だ。
理由は領土の所有権や継承権を主張することや、もし理由がなければ捏造して無理やり開戦することもできる。戦う兵は徴収や傭兵、さらには聖戦と謳い聖職者を兵にするなど様々な方法で集めよう。
戦争で勝つには兵の練度や、兵器の開発費用を賄える富などが大切だ。
もし戦いに勝ってもその土地を誰に管理させるか、隣国からの脅威にどう対処するかなど、常に新しい問題が巻き起こり、刺激的な領主としての人生を体験できる。
【おすすめポイント】 本当に領主の人生を歩んでいるかのようなリアリティが魅力。
陰謀を暴き、相手の弱みを握る狡猾な策略
『Crusader Kings III』での戦いは戦争以外にも、後継者を決める争いや外交といったものが存在する。
プレイヤーは自分の思惑通りに事が進むよう、外交で親睦を深めることや、暗殺、政略結婚、誘惑によるハニートラップで相手の秘密を握り交渉材料にするといったあらゆる手段を「策略」として行使できる。
成功すれば戦争を未然に防ぐことや、手軽に仲間を増やすことができる。
ただし暗殺などの策略は成功したとしても、違法な行為を行ったという「秘密」が残り、それが敵対する人物にバレると逆に脅迫の材料となってしまうこともあるぞ。
【おすすめポイント】 裏での活躍が歴史を変える斬新なアクションが人気のストラテジーゲーム
戦争・外交・陰謀などの策略を駆使して戦うおすすめの戦略ゲーム
『Crusader Kings III』はリリース時から既に完成されたクオリティを持ち、多くのプレイヤーから高い評価を受けている人気作だ。今後もアップデートを積み重ねてボリュームを増やしていくとのことで、王国の継承問題などを扱ったストラテジーゲームが好きな人にはおすすめだ。
ただし注意点として本作は現段階で、日本語に未対応となっている。
PC版であれば日本語化MODを導入することで変更することができるぞ。
多彩なシステムを取り入れているので考えることや出来る事が多く戸惑うこともあるかもしれないが、しっかりとしたチュートリアルをプレイすれば、誰でも楽しく遊べるおすすめのストラテジーゲームだ。
Crusader Kings IIIスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 8.1(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-2120 / AMD FX 6350 | Intel Core i5-4670K / AMD Ryzen 5 2400G |
メモリー | 6GB | 8GB |
グラフィックカード | Nvidia GeForce GTX 660 / AMD Radeon HD 7870 | Nvidia GeForce GTX 1650 / AMD Radeon R9 390X |
VRAM | 2GB | 4GB |
HDD空き容量 | 8GB | 8GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続が必要 |
© 2020 published by Paradox Interactive AB, CRUSADER KINGS and PARADOX INTERACTIVE are trademarks and/or registered trademarks of Paradox Interactive AB in Europe, the U.S., and other countries.
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