『Realms of Darkness』のタイトル画像

2020/1/31から早期アクセス版が配信されているWorlds Comics基本プレイ無料PCゲーム。ダークファンタジーの世界観に彩られたフィールドで協力しながら相手陣営を攻撃するRTSとMOBAのハイブリッドゲーム。

Unreal Engine4が生み出す美しいダークファンタジーの世界観、建設と防衛、そして攻撃を同時に行う戦略性満点のゲームプレイ、オンラインゲームらしい協力・対戦要素が魅力で、役割分担しながらチーム戦で戦うことが好きな人、高精細なPCゲームらしいグラフィックが好きな人、戦略性を発揮できるMOBAを求めている人におすすめ。

新感覚MOBAが誕生!

現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で配信中の『Realms of Darkness』は、混沌と闇に覆われたダークファンタジー世界に降り立ったヒーローとして相手チームとのバトルに戦いを挑む新作PCゲーム。暗黒世界とヒーローというシチュエーションが好きな人にはおすすめのRTS&MOBAのハイブリッド型ゲーム作品だ。

プレイヤーはゲーム内で様々な個性を持つヒーローを選択し、チーム内の役割を考えながら敵側基地の攻略に挑むことになる。一般的なMOBAルールを採用しながらも拠点にオブジェクトを建造するシステムが取り入れたことによって戦略性とチームワークを浮き彫りにし、オンラインゲームらしい対戦・協力要素を満喫できる点がポイントだ。

RTSとMOBAが融合した『Realms of Darkness』

▲ゲームはRTS作品らしい上空からの俯瞰視点を採用。緻密な描写で描き出されるゲーム世界がクールだ。

プレイ時に資源を消費して基地建造を進めながら、同時に相手基地への攻撃を仕掛けるという点が本作の大きな特徴で、そこにバトル要素だけではないチームワークと戦略性が生まれている。親しいフレンドと一緒にプレイすれば、息の合った行動力を発揮して相手陣営を圧倒できることだろう。仲間との「絆」も重要視される作品だぞ。

ゲームを開発しているのはロシアのインディー系ゲームデベロッパー「PC GAMES」。本作でSTEAMデビューを果たした若手のデベロッパーで、今後の活躍にも期待が高まる。若きインディー系ゲームデベロッパーの作品をプレイして応援したり、フィードバックを送ったりすることが好きな人にもおすすめできる新作PCゲームだ。

ロシアのデベロッパーが開発中の『Realms of Darkness』

▲現段階で開発中の作品のため、グラフィック面やインターフェースは刷新される可能性がある。

基本プレイは無料。ゲーム内で英雄キャラクターをアンロックできる購入システムがあり、そこで課金要素が発生する仕組み。課金要素によって強さに違いが出る点がユーザーから指摘されているが、これらのゲームバランスは今後の調整で変化していく可能性もある。何れにせよ基本無料で遊べる点は大きな利点と言えるだろう。

なお本作は現時点で「早期アクセス版」の状態にあり、プレイ時に予期せぬ不具合やバグが発生する可能性がある。ただしプレイは無料なので、深く考えることなくダウンロードできる点は魅力だ。ちなみにプレイ言語は「英語」と「ロシア語」の2種類のみで、日本語インターフェースと字幕・音声環境は非搭載となっているぞ。

【おすすめポイント】 RTSとMOBAを同時に楽しめる新作PCゲーム!

Unreal Engine4で開発中!

前述の通り『Realms of Darkness』は「早期アクセス版」の段階にあり、ゲームは完成していない。ただしデベロッパーのPC GAMESは2020/3/30にゲームがアルファ版からベータ版に入ったことを明かし、そのコメント内で「Unreal Engine4」をゲームエンジンに採用していることを明かしている。

「Unreal Engine4」と言えば、個人製作を含むインディー系デベロッパーから世界的な知名度を誇る大手デベロッパーまで、幅広い層に支持されている「世界最強のゲームエンジン」。卓越した3Dグラフィック再現技術と安定した描画能力が魅力のゲームエンジンで、特にオンラインゲームでは無類の強さを発揮する。

ベータ版になった『Realms of Darkness』

▲数ヶ月の沈黙後突如発表された最新のスクリーンショット。開発が継続中であることをアピールしている。

複数のプレイヤーが同時にアクションを起こす『Realms of Darkness』においても「Unreal Engine4」は強みを発揮し、デベロッパー自身がコメント欄に「とてもスムーズに動く」と表現していることからもその優秀さが伝わってくる。描画処理で発生するラグが嫌いな人にもおすすめできる新作PCゲームと言えるだろう。

光源描写で深みのあるグラフィックを実現

「Unreal Engine4」の魅力は適切なライティング技術によるグラフィック描写。3Dモデリングされたキャラクターやオブジェクトに正しい計算でライトを当てることによってリアリティーと立体感が生まれ、高い没入感でプレイを楽しめるようになっている。その技術力は上空からの俯瞰型視点でも一切揺るがない。

RTS方式を取り入れたMOBAゲームである本作ではキャラクターの一人称視点が排除されているが、俯瞰で全体的な状況を見渡すことができるため、チームメイト同士で結束しながら相手陣営へ攻め込むプレイが大いに捗る。的確に描写されるフィールドで戦況を見極め、シチュエーションに応じた行動を取ることができるのだ。

Unreal Engine4を採用する『Realms of Darkness』

▲優秀なゲームエンジンは快適なゲームプレイを創出する。「Unreal Engine4」の力を体験できるぞ。

PCゲームらしい高精細なゲームグラフィックを求めている人にもおすすめの新作PCゲームで、大画面でプレイするほど迫力と凄みが増していくはず。推奨環境で要求されているスペックもかなり低めなので、ミドルレンジのPCゲーム環境を持っていれば十分に快適なプレイを体験できることだろう。

【おすすめポイント】 美麗グラフィックを持つ新作PCゲーム!

今後の開発進捗に期待

MOBAルールの中にオブジェクト建造というRTS要素を盛り込んだ『Realms of Darkness』は、頭脳戦やチーム協力プレイを念頭に置いて開発されている期待の新作PCゲーム。現時点で開発元が用意した「Discord」で活発に議論を交わしているのが地元ロシア人ばかりという状況だが、世界的な広がりを見せれば「化ける」可能性もある。

2020/1/31の配信以降デベロッパーやパブリッシャーからの通知やコメントが一切ないという状態であったため、多くのユーザーが不安に陥っていたようだが、水面下ではゲームをより良いものへと改善すべく開発が続いていたようだ。早くで2020年の初夏には正式版として登場する予定なので、楽しみに待とう。

開発が続く『Realms of Darkness』

「コミュニティーこそ我々の全てです」とSTEAMストア上で宣言している通り、現在本作はユーザーからのフィードバックを取り入れながら開発を進めている。拠点防衛と攻撃システムを進化させたゲームシステムが今後どのように洗練されていくのかという点も大いに楽しみで、今後の開発進捗にも期待が高まる。

ロシア生まれのRTS&MOBAハイブリッド型ゲーム作品『Realms of Darkness』はSTEAMで配信中。ダークファンタジー世界と戦略性満点のバトルが好きな人にはおすすめの新作PCゲームだ。プレイして感じたことをフィードバックで送りながらインディー系ゲーム作品を一緒に育てたい人は、今すぐプレイを始めよう!

【おすすめポイント】 正式版が待ち遠しい新作RTS&MOBA!

Realms of Darknessスペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 10(64bit) Windows 10(64bit)
CPU Intel Core i5-6600K Intel Core i7-8700K
メモリー 8GB 16GB
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 970 NVIDIA GeForce GTX 1080
VRAM 4GB 8GB
HDD空き容量 50GB 50GB
DirectX DirectX 11 DirectX 12
備考 インターネット接続必須SSD推奨

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