2020/2/27からSTEAMで正式配信されているNot-So Classic Gamesの購入型PCゲーム。「猫」になったプレイヤーたちがステージ内でオンラインハイスピードシューティング対決を行う新作FPS。
登場キャラクターが全て「猫」という一風変わった世界観、ハイテンポで展開するゲームプレイ、ポストエフェクトを利用した豪華なグラフィックが大きな魅力で、動物が登場するゲーム作品が好きな人、反射神経を要求されるアクションシューティングが好きな人、オンラインで他のユーザーと射撃の腕前を競い合いたい人におすすめ。
猫同士のFPS戦争が始まる!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で配信中の『Cat Warfare』は、プレイヤーが「猫」になってステージ内で他ユーザーとFPS対戦を楽しめるおすすめ新作PCゲーム。人間キャラクターが戦うことが定番となっているFPSジャンルに一石を投じることになるかもしれない注目の一人称視点型アクションシューティングだ。
本作に登場する「猫」キャラクターはアニメのように二足歩行するわけではなく、本物の猫と同様に4本足で移動する。武器類に関してはハーネスで胴体に装備しているという設定だ。これによってカメラ視点が人間のそれよりもはるかに「下」となり、スピード感満載の移動シーンが実現している。
▲「猫」同士の仁義なき戦いが展開。装備できる武器も多彩で、一般的なFPS作品と比べても全く遜色ない。
ゲームモードは古典的な「デスマッチ」「チームデスマッチ」「キャプチャーザフラッグ」などを実装。「猫」を操作するという点を除けば一般的なFPS作品と全く同じゲームシステムを持ち、シューティングゲームが得意な人であれば誰でもすんなりゲームをプレイできるはず。スピード感満載のFPS対戦を楽しめるぞ。
本作は2017年頃からSTEAM上で早期アクセス版として配信されていた作品だが、2020年に入ってようやく正式配信サービス開始までこぎつけることができた。インディー系ゲームデベロッパーの多くがそうであるように、本作を開発しているNot-So Classic Gamesにとっても「難産の作品」だったようだ。
▲ポストエフェクトを採用したことによってゲームにリアリティーが加わっている。画質は大幅に改善。
早期アクセス版と比べて3Dモデリングの品質には磨きがかけられており、特に主役である「猫」の動きに関してはより本物に近くなった。なお開発元は「猫を傷つける行為は容認していません」と発表しているので、動物虐待の観点で「猫」を主役に据えたのでははなく、あくまでゲームを目立たせるための手段だったと考えておこう。
STEAMでの販売価格は520円。インターフェースは「英語」一択となり、日本語インターフェースおよび字幕は非実装。ただし内容は単純なアクションシューティングゲームなので、基礎的な語学力を持っていれば何不自由なくプレイを楽しめる。全てが猫になった不思議な世界でシューティング対決を体験しよう。
【おすすめポイント】 「猫vs猫」の戦いが始まる!
猛スピードのFPS対戦!
『Cat Warfare』の魅力は高速で展開するFPS対戦。主役の「猫」キャラクターが持つ移動スピードは人間型キャラクターの数倍早く、対戦時には圧倒的なスピード感がゲームを支配する。素早いキーボード捌きで「猫」キャラを操作し、相手に対して的確に照準を合わせて攻撃できるユーザーだけが勝利を掴めるぞ。
プレイは主に一人称視点で展開。こうして見ている分には人間型キャラクターのFPS作品との違いがあまり感じられないかもしれないが、前述の通り本作は猫の胴体に武器を装備されているという設定のため、地上に立った際の視点はかなり低い。この「視点の低さ」がゲームのスピード感を高めている。
▲ステージは高低差を意識したオブジェクトが多く、これを利用することで見晴らしが良くなる。
地を這うような視点で高速移動するため、人によっては「FPS酔い」を引き起こすかもしれないが、キビキビと動くFPS作品を求めているハードコアFPSユーザーにはおすすめできる新作PCゲーム。圧巻のスピードで展開する目まぐるしいバトルに身を投じて、「猫」キャラクターらしいアクションシューティングを満喫しよう。
【おすすめポイント】 ハイスピード好きな人におすすめ!
豊富なロケーションで戦え!
『Cat Warfare』で用意されているステージには都市部や工場、さらには宇宙などが存在しロケーションは豊富。それぞれ異なるレベルデザインを持ったステージの特徴を最大限に活用し、各種のゲームモードで有利になる戦い方を模索するプレイも捗る。「レールガン」や「テスラウェポン」などの最新兵器を使いこなして勝利を目指そう。
▲SF的なシチュエーションも体験できる『Cat Warfare』。戦いの舞台は現代に留まらないぞ。
各ステージは主役である「猫」のサイズに合わせて設計されており、程よいフィールドのサイズがスピーディーな試合展開を助長する。プレイ中は高速で走り回りながら「撃ち合い」を繰り広げるという猫キャラらしい試合展開を堪能でき、テンポ良く進むので飽きることがない。多彩なステージでバッチリ試合を楽しめるぞ。
リアリティー満点のミリタリー系FPSとは異なり、本作で展開するのはあくまで「フィクション」の世界。銃弾ではなく「レーザービーム」が飛び交うカジュアルなシューティング要素が特徴で、良い意味でゲームらしい娯楽性を持っている点が特徴だ。当て勘を極めてシューティング対決を存分に体験しよう。
【おすすめポイント】 異なるステージで戦略性も変化!
着実に進化を遂げている努力作
早期アクセス版から正式配信版へ至る過程で様々な改善が行われてきた『Cat Warfare』だが、その様子はNot-So Classic Gamesが持っている公式YouTubeチャンネルの開発ログで確認することができる。特に主役の「猫」に関するモデリングと動きの調整では劇的な改善が行われているので、興味がある人は確認してみよう。
2018年の段階で取り組んでいたのは「猫」が移動する際のモーション改善。旧バージョンでは胴体が足の動きに連動せず、違和感を感じるような「ぎこちない歩き方」だったが、新バージョンでは4足歩行する動物の動きが的確にシミュレートされており、躍動感を感じさせるような動きに進化を遂げている。
▲新旧のモデリング比較動画。不自然な動作が解消され、より「猫」らしい動き方へ変わっているのが分かる。
最新アップデートは2020/1/8に敢行され、主に武器関連の調整が施された。不自然な箇所を丹念に洗い出し、着実に作品を進化させ続けている努力が素晴らしく、同じ作品に対して数年以上の歳月をかけて細かく手入れをしている姿勢は素晴らしい。今後のアップデートによってさらなる進化を遂げていくことに期待が高まる新作だ。
「猫」を主役に据えるというインディー系ゲームデベロッパーらしい大胆な発想が面白い『Cat Warfare』は現在好評配信中。オンラインPvPでフレンドと楽しくドンパチを繰り広げたい人にはおすすめの新作PCゲームだ。奇想天外な世界観とハイスピードな試合展開を楽しみたい人は、今すぐゲームをダウンロードしよう!
【おすすめポイント】 今後のアップデートが楽しみな新作FPS!
Cat Warfareスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-3470 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 960 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | インターネット接続が必要SSDの使用を推奨 |
(C) Not-So Classic Games.
Cat Warfareの評価・レビュー・評判(0件)
このゲームの投稿レビューはまだありません。