2020/2/20から正式配信されているスパイク・チュンソフトの購入型PC/CS機向けゲーム。さらわれた娘のために一肌脱ぐ侍を描く剣術アクションRPG「侍道」シリーズ最新作。
クォータービューで生まれ変わった爽快感満点のハクスラ要素、昼夜のサイクルで刀鍛冶屋経営とダンジョン探索を切り替えながら遊べるゲームシステムが大きな魅力で、「侍道」シリーズファンの人、侍が主人公のアクションゲームに惹かれる人、難解なダンジョンを攻略して報酬アイテムゲットと目指すプレイが好きな人に断然おすすめ。
「侍道」が帰ってきた!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」およびPS4、Nintendo Switchで好評販売中の『侍道外伝 KATANAKAMI』は、2002年にPS2向けソフト『侍』として発表後された「侍道シリーズ」のスピンオフ作品にあたるおすすめ新作PCゲーム。これまでシリーズ作品に接してきた人には断然おすすめの作品だ。
▲2011年に発売された『侍道4』以来9年ぶりとなるシリーズ最新作。オンライン協力・対戦要素も搭載。
「侍道」の世界観を持つ本作では、同シリーズの持ち味である「和風剣術アクションRPG」のゲームシステムが展開。プレイヤーは「侍」としてゲーム世界に降り立ち、一作目の舞台と同じ「六骨峠」で借金のカタに連れ去られた娘を救うために鍛冶屋経営とダンジョン探索を行いながら爽快感満点のアクションバトルを展開していく。
『侍道外伝 KATANAKAMI』のストーリー
▲スピンオフ作品『侍道外伝 KATANAKAMI』では2002年の『侍』から少し前の時系列が描かれる。
とある峠の一本松の傍らに、刀鍛冶を生業とする男が娘と共に暮らしていた。少しばかり金にだらしがないこの男、家計は常に火の車。ついには借金のカタとして娘が連れ去られてしまう・・
「その返済、手伝わせていただこう」失意の鍛冶屋の前に現われたお人好しの侍、どういうわけか金策の手伝いを買って出る・・
一本松は、夜光るそれは異界への扉。鍛冶屋の娘を救うべく、侍は禁忌の地へ足を踏み入れる・・
昼夜のサイクル要素を持つ本作では、昼は「刀鍛冶経営」で金を稼ぎ、夜は危険な「ダンジョン探索」で名刀や材料を集めるという2種類のゲームプレイを楽しめる。なおダンジョンは自動生成されるため、常に新鮮な気分でプレイできる点が魅力。ダンジョン攻略に燃えるタイプの人には見逃せない新作ゲームだぞ。
時代劇や侍を主人公とする映画に登場しそうな人情型のストーリー展開が面白く、ゲーム内で出会う謎の人物や「侍道」シリーズでおなじみの用心棒「先生」キャラクターも登場。潜入するダンジョン「辞界」のロケーションも豊富でやり込み要素もバッチリ。長く遊べる作品を求めている人にもおすすめだ。
▲幻想的な美しさを讃える異世界「辞界」のロケーションは豊富。ダンジョン探索も大いに捗るぞ。
STEAMでの販売価格は4370円。CS機バージョンと同様に日本語インターフェースと字幕、音声に完全対応し、汎用コントローラーでの操作にも部分的ながら対応している。PS4版やNintendo Switch版とほぼ同じ感覚で遊べる点が嬉しいポイントだ。今すぐ娘を救うための戦いを始めよう!
【おすすめポイント】 人気シリーズの最新作が登場!
ハクスラアクションで戦え!
『侍道外伝 KATANAKAMI』最大の魅力は一撃必殺の大技も繰り出せる剣術アクションシーン。従来シリーズ作品とは大きく異なるクォータービューでのハクスラシステムが新鮮で、9種類の「構え」に応じて異なる戦闘アクションを楽しめる。バトルにやり込み要素を求めている人にもおすすめの新作PCゲームだぞ。
「構え」は刀に依存するため、プレイ中に異なる刀を装備してバトルスタイルを変えていく面白さがある。登場する刀の数は実に100種類以上。使い込むことで「刀級」が上昇し、新たな技を覚えたり、特殊効果が解放されたりとどんどん強さが増していく。刀の魅力をとことん追求できるバトルシステムが嬉しい作品だ。
▲視点が変化したことでド派手なアクションシーンの見栄えが上がり、大迫力のバトルを満喫できるようになった。
バトルでは「おうぶ溜(げーじ)」を溜めることで発動できる「刀刻」や、タイミング良く防御・回避した後に一撃必殺の攻撃を繰り出す「極見」「連続極見」なども利用できるため、操作に習熟すれば爽快感満点のバトルを体験できる。なお「おうぶ溜」は3段階まで溜められ、3段階目で異なる奥義を発動できるぞ。
ハクスラアクションでありながらも剣術アクションらしい「駆け引き」のあるバトル展開が楽しい『侍道外伝 KATANAKAMI』は、日本のお家芸でもある「チャンバラ」の要素をじっくりと楽しめる新作剣術アクションRPG。和風アクションの醍醐味を存分に味わえる待望の新作を見逃すな。
【おすすめポイント】 剣術好きな人は絶対にハマる!
戦略で儲けよう!
『侍道外伝 KATANAKAMI』は夜間のダンジョン探索で獲得した素材で刀や武器を製作して日中に販売できるシステムを持っているが、面白いのは峠に巣食っている勢力に争いをけしかけて「需要」を喚起し、大量の儲けを出せる点。「戦が起これば鍛冶屋が儲かるシステム」を活用してガンガン儲けよう。
本作には「宿場町」「赤玉党」「黒生家」という三大勢力が存在し、それぞれの勢力は敵対関係にある。この勢力にプレイヤーが意図的に争いを引き起こさせ、自らの商売道具である刀や武器類が大量に必要になる状況を生み出すのだ。一見悪どい武器商人のように映るが、このシステムがプレイの面白さを加速させていく。
▲峠を取り巻く勢力図。彼らが争いを激化させることで武器の需要が高まり、結果として鍛冶屋が儲かる仕組み。
本作がインスパイアされている映画『用心棒』でも主人公が意図的に宿場町で敵対する勢力同士の潰し合いを画策する場面が登場するが、その仕組みは本作でも同じ。狡猾に状況を操作することで悪党を減らし、結果的に地域の安全に繋がっていくという算段だ。バトルとは異なる要素が楽しめて面白いぞ。
【おすすめポイント】 資金稼ぎも楽しめる新作PCゲーム!
面白さ満点のシリーズ最新作!
数多くのシリーズ作品を生み出してきた「侍道」の世界観を持ちながらも、初のクォータービュー型ハクスラアクション要素や、昼夜のサイクルを持つゲームシステムなどの新要素を打ち出してきた『侍道外伝 KATANAKAMI』は、シリーズ作品を未プレイの人でも十分に楽しめるおすすめの新作PCゲームだ。
ストーリーの時系列は初代『侍』よりも前のため、予備知識なくプレイ可能。ただしシリーズでおなじみのキャラクターや要素などもきちんと盛り込まれており、かつて夢中になってシリーズ作品をプレイしてきた人であれば感慨も大きい。初心者からベテランユーザーまで全ての人に向けられたアクションRPG作品と言えるだろう。
▲ユーモラスな場面も多々登場する「シリーズらしさ」は健在。この世界観は一度ハマるとクセになる面白さ。
メインストーリーは30時間以上のボリュームを持っており、遊び甲斐も満点。刀の種類別に変化するアクション要素や自動生成されるダンジョンシステムも相まって長時間打ち込める作品に仕上がっている。和風アクションの醍醐味を体験したい人は、今すぐゲームをダウンロードして侍の物語に飛び込もう!
【おすすめポイント】 侍アクションを満喫できる新作RPG!
侍道外伝 KATANAKAMIスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8.1/10 (64bit) | Windows 10 (64bit) |
CPU | Intel Core i3-4170 | Intel Core i7-3770 |
メモリー | 4GB RAM | 8GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 460 / ATI Radeon HD 6850 | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB / AMD Radeon RX 580 |
VRAM | 1GB | 3GB |
HDD空き容量 | 10GB | 10GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 |
©Spike Chunsoft Co., Ltd.
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