2019/10/22からSTEAMで配信が開始されているAltar Premiumの基本プレイ無料PCゲーム。トップダウン型の視点で最大24名のバトルロイヤルを楽しめるアクションシューティング!
バトルロイヤルゲームとしては珍しい俯瞰の視点、細部まで作り込まれたグラフィック、死亡しても観戦者として他のユーザーに影響を与えられるモードが魅力で、トップダウン型のシューティングゲームが好きな人、マルチプレイで他ユーザーと楽しく遊びたい人、1回のバトロワで異なるゲームモードをプレイしたい人におすすめ!
ロシアが送る新作バトロワ!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で配信中の『Watchers』は、トップダウン型の視点が新たなバトロワ体験をもたらしてくれる新作おすすめPCゲーム。FPS/TPS視点が圧倒的に多いバトルロイヤルのジャンルにおいて異彩を放つゲーム作品で、一般的なバトロワに食傷気味の人におすすめだ。
ゲームの舞台となるのは牧歌的な雰囲気が漂う閑静な住宅街。プレイヤーは住宅も多く立ち並ぶこの地に降り立ち、最大24名のプレイヤーが参加するバトルロイヤルに身を投じることになる。家の内部構造まで細かく作り込まれたゲームグラフィックが秀逸で、トップダウン型視点ながら立体感にも秀でている点が魅力だ。
▲平和そのものの住宅地が血まみれの戦場と化す。このミスマッチも本作の世界観を際立たせている。
本作を販売しているのはロシアに本拠を構えるゲーム企業Altar Premium。1999年に設立された同社は現在従業員100名を超える大型企業に発展し、PCゲーム以外にモバイル、コンソール向けのゲーム開発・配信も手がける。STEAMにおける同社作品のユーザー数は実に50万人を超えるという人気企業だ。
死亡してもゲームに継続参加可能
本作最大の特徴は生存者として戦いを続ける「バトラーモード」以外に、死亡した後で観戦者としてゲーム内に影響を与える「ウォッチャーモード」が実装されている点。プレイヤーが死亡した時点で自動的に「ウォッチャーモード」へと切り替わり、生き残っているユーザーたちに対して関与できるようになる。
一般的なバトロワゲームの場合、死亡したプレイヤーは他ユーザーの視点でゲームを最後まで見届ける流れになることが多いが、本作ではただ観戦するのではなく、トラップを設置したり、勝つ見込みがあるプレイヤーに賭けたりといった能動的な行動が可能になる。これによって最後まで飽きずにプレイを継続できる。
▲敵プレイヤーの攻撃で負傷すればきちんと血を流す。俯瞰視点ながら細部の描写を疎かにしない点も魅力。
時間経過で安全地帯が縮小していくというバトロワの基本的なルールに添いながらも、タイトルにもなっている「ウォッチャーモード」を実装することで他作品との差別化を図っている本作は、最近雨後の筍のように続々とリリースされるバトロワゲームに飽きてきた人にも新鮮な驚きを与えてくれることだろう。
基本プレイは完全無料。無料で遊べるバトロワゲームを求めている人にもおすすめだ。なおSTEAMではプレイヤーキャラクターのアバターが各種セットになったDLCも販売されているので、本作をプレイして気に入った場合や、他ユーザーとの差別化を図りたい人は購入を検討してみよう。
プレイ言語は英語、ロシア語、中国語のみで、日本語UIと字幕は非搭載。プレイを円滑に進めるためには基礎的な語学力が要求される点には注意が必要だ。ただし内容的にはシューティング対決がメインとなるので、海外ゲームに慣れている人であれば問題なくプレイを楽しむことができるはずだ。
【おすすめポイント】 2つのモードを同時に楽しめる新作バトロワ!
最後の1人を目指して戦え!
本作のメインコンテンツとなる「バトラーモード」では、最大24名のプレイヤーが生き残りをかけた激しいバトルを展開する。オープンワールド型のマップ内に点在する武器をかき集め、自分を葬り去ろうと戦いを挑んでくる他プレイヤーを倒しつつ、徐々に狭まる安全地帯に注意しながら勝利を目指そう。
ミニマップとプレイヤー情報は画面右側に集約。集めた武器類は最大5個までスロットに保管することが可能で、プレイ中は武器を適宜切り替えながら戦っていく。本作には様々な種類の武器が登場するので、扱いやすい武器を素早く発見して装備しよう。多彩な武器を扱うTPSが好きな人にもおすすめの作品だぞ。
本作にはクラフト要素があり、武器と同様にマップ内に点在している歯車状のアイテムを拾っていくことで装備中の武器を強化できる。クラフトは民家の裏庭などに置かれている「作業台」で実行可能だ。武器を集めるだけではなく、その武器をパワーアップしながら戦える要素が斬新で、探索プレイも大いに捗る。
トップダウン型らしい戦略性を活用しよう
一人称視点型のバトロワ作品とは異なり、『Watchers』ではトップダウン型視点を持つシューティングゲームならではの操作性が要求される。コントローラーでの動作に対応していない本作ではマウスとキーボードだけでプレイを進めるため、操作に不慣れな場合上手く照準を合わせることが難しい。
また屋根がある構造物内に敵プレイヤーが潜んでいる場合は、外側から目視で判断できないため、実際に踏み込んで確かめる必要がある。建物内部に突入するアクションは一人称視点型バトロワ作品よりもリスキーで、それがプレイヤーに程良い緊張感を与えてくれる。トップダウン型視点への「慣れ」が必要だ。
▲キャラの動き自体はアーケードライクだが、本気で最後の1人を狙うためには相当なテクニックが要求される。
戦いの場がどんどん狭まってくるバトロワらしい展開がスリリングで、プレイ時間があっという間に過ぎていく『Watchers』は、オンラインでPvPを堪能したいと考えている全てのユーザーにおすすめの新作PCゲーム。白熱の対戦プレイがユーザーのテンションを大いに高めてくれるぞ。
【おすすめポイント】 対戦プレイが抜群に面白い新作PCゲーム!
観戦者になって盛り上がろう!
惜しくも他ユーザーに敗れて「死亡」しても、ゲームはそこで終わらない。本作はプレイヤーが死亡した後「ウォッチャーモード」へと自動的に移行し、生き残っている他のプレイヤーに対して能動的なアクションを起こせるようになっているのだ。試合終了まで飽きさせない工夫が光る新作PCゲームだぞ。
「ウォッチャーモード」では最後の1人になりそうなプレイヤーに投票することが可能。見事賭けに的中した場合にはレベルアップに必要な経験値を大量に獲得できる。また自分が推しているプレイヤーを勝利に導くべく、他ユーザーのキャラクターに対してトラップを仕掛けるなどの「妨害行為」も可能だ。
▲ウォッチャーモードでは通常時とは異なる視点を利用できる。ゲーム全体を超俯瞰で眺められるぞ。
本作の武器類は木箱型のボックスに収納されているが、他ユーザーを妨害したい場合には「トラップ付きボックス」をフィールドに設置できる。何も知らないユーザーが箱にアクセスした場合、HPにダメージを与えられる仕組みだ。少し意地悪な感じもするが、死亡後も能動的にバトルに関与できる点は素晴らしい。
「バトラーモード」と「ウォッチャーモード」という2種類のゲームモードを1回のバトル内で同時に体験できる『Watchers』は、最近横並びの傾向にあるバトロワに一石を投じる意欲的な新作PCゲーム。ありきたりのバトロワに飽きてきたユーザーには断然おすすめのバトルロイヤルゲームだぞ。
【おすすめポイント】 異なる遊び方ができるおすすめバトロワ!
Watchersスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-6100 | Intel Core i7-7700K |
メモリー | 4GB RAM | 8GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 4GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | Version 11 | Version 12 |
備考 | インターネット接続が必要 |
(C) 2019 Altar Premium.
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