『マスフォーザデッド(MASS FOR THE DEAD)』は、Exys Inc.より2019/2/21からリリースされスマホゲーム、同年8/28よりShift Gamesでパソコン版も配信された、独特な雰囲気を持つ小説で人気となり、アニメでも大ヒットを飛ばした「オーバーロード」が舞台の異世界ダークファンタジーRPGだ。
戦闘はコマンド制のターンバトル形式で展開し、キャラのレベルをしっかり上げることもさることながら、敵の行動を先読みして、対策を立てておくことも重要となる。敵とどんなに差があってもうまく立ち回ることで、撃破出来るのも本格RPGならでは楽しみ方だろう。
オーバーロードの原作者である「丸山くがね(旧名:むちむちぷりりん)」がストーリーを含めた、設定原案を監修しており、まさに本編と変わらぬ内容の濃さになっている。ファンなら絶対に外せないアプリだろう。ダークヒーローが主人公だけあって、「過激」な描写もあるが、それを含めて本作の魅力となっている。ファンだけでなく、戦闘も含めた本格RPGを遊びたい人におすすめのスマホゲームだ!
原作の雰囲気を忠実に再現した見事なストーリー!
本作は「オーバーロード」が舞台になっており、主人公である「モモンガ」は家族も友だちもいない孤独な社会人。「DMMORPG(Dive Massively Multiplayer Online Role Playing Game)」の1つである「ユグドラシル(Yggdrasil)」が唯一の心支えだったが、ついにそれもサービス終了の日を迎える。
いなくなったたくさんのゲーム仲間たちと作り上げたモンスターギルド「アインズ・ウール・ゴウン」の本拠地である「ナザリック大墳墓」で最後の瞬間を待っていた「モモンガ」だったが、時間になってもサービスを終了することはなかった。
なぜかNPCだったモノたちが自分の意志を持って動き始め、「モモンガ」をマスターとして跪く。原因不明な状況に戸惑いながらも、「モモンガ」は魔王として君臨する。仲間たちと作り上げた最高のギルドを世に知らしめるために。壮大なオーバーロードの物語はこうして幕を開けた。
アンデットが主人公の重厚なダークファンタジーが大人気となった原作は累計760万部以上の売り上げとなっている。モンスターたちのボスとしてふさわしいダークな存在でありながらも、街の人々を助けるヒーロー的な行動も行う。
人間臭いところも備えつつも、謎の力によって規定外の感情は出せないようになっているなど、伏線が随所に張り巡らされている。小説投稿サイトから誕生した作品で、多くの人たちを夢中にさせる要素がいくつも詰め込まれており、ファンとなるように心を掴んでいった。
アニメも第3期が2018年の夏に放送されるなど、順調にファンの数を増やしている。「オーバーロード」の名前だけでも聞いたことがある人は少なくないだろう。
本作の主人公となるのは、「モモンガ」ではなく、「忠実な僕(しもべ)」の1人。プレイヤーはモモンガのために敵対存在である「襲撃者」を探るために旅に出る。完全なオリジナルストーリーだが、作者が関わっているので、ファンを裏切ることのない原作に勝るとも劣らない品質の高さだ。多くの人々を魅了し続ける、熱い展開と物語を堪能しよう。
手軽に遊べる王道的なターン制のバトル!
本作の戦闘はターン毎にコマンドを入力する形式になっており、よく見かける形ではあるが、誰もがすぐにルールを覚えられる王道システムだ。基本コマンドには「戦う」「溜める」「守る」が用意されており、さらにキャラごとに3種類のスキルが備わっている。スキルを使用するためにはMPが必要となり、無駄遣いをしているとすぐに枯渇してしまうので注意しよう。
戦闘を繰り返していくうちに「奥義ゲージ」が最大まで溜まると、必殺技を解放できるようになる。奥義はかなりの威力になっているだけでなく、ファンなら思わず叫びたくなるようなカッコいい演出も健在だ。
パーティ編成は4人まで自由に組むことができ、原作では絶対に一緒になることのなかったメンバーなどをプレイヤーの思うがままに配置できる。ただし、好きなメンバーばかり集めてしまうとバランスが悪くなって、だんだんと敵に勝てなくなるかもしれない。
そんな時は攻撃役だけでなく、回復役や支援役なども気にしながらパーティを編成していこう。ターン制のバトルは編成が勝敗の大部分を占めていると言っても過言ではない。最適なメンバーに的確な行動をさせ続ければ、大きなレベルの差がない限り、理論上、負けないようになっている。
ステージに出現する全ての敵を倒せばクリアとなるので、MPや奥義ゲージを含めた消耗も考えていかなければならない。限りなく被害が少なく、敵に大きなダメージを与えられる編成を心がけていこう。試行錯誤を楽しむのもターン制バトルの楽しみの1つだ。
周回が必要になるとコマンドバトルでは少々面倒になると心配している人もいるかも知れないが、本作には「戦闘倍速」や「オートモード」もしっかりと備わっている。何かをしながら遊ぶことが多いスマホユーザーの心理を、よく理解している運営だ。手軽にバトルを繰り返してストーリーを進めていこう。
マルチプレイやデイリーミッションなどやるコトが盛りだくさん!
本作では最大4人で行えるマルチバトルが用意されている。ターン制のRPGでありながら、マルチバトルは非常に珍しい。自分で部屋を作るか、他のプレイヤーの部屋に入るか選べるが、自分で作れば獲得経験値やゴールドが増えるなどメリットも多い。
人数が多くなれば多くなるほど倍率がかかり、最大で経験値2倍、ゴールドは4倍と破格になっていく。急いでレベルを上げたいときなどは積極的に部屋を立てていこう。
他にもログインボーナスやデイリーミッション、曜日クエストなど、キャラを育成したり、ゲームを有利に進めるためにアイテムがたくさん手に入る。しかも、デイリーミッションは特に重要で、「混沌石」などがもらえたりするので、忘れずにこなしていきたい。ミッションの内容も簡単なので、毎日ログインしてサクッと終わらせられる。時間がないプレイヤーでも十分に楽しめるぞ。
他にも特定のキャラを手に入れれば、親密度を上げられるところも見逃せない。専用ボイスだけでなく、個別のシナリオも用意されているので、原作では見るコトのできなかったキャラたちの意外な一面を覗き見られる。原作者が関わっているアプリだけにこれはかなり嬉しいサプライズだろう。
すべてのキャラに親密度が導入されているわけではないが、「モモンガ」「アルベド」「マーレ」などの主役級のキャラは問題なく導入されている。曜日クエストで進化素材を集めたり、友だちや仲間と一緒にクエストを回ったりとメインストーリーが終わったあともやるコトは満載だ。
さらにアチーブメントも用意されており、リーダーの能力がアップしたり、経験値がアップするなど、ただの称号では終わらない効果を持っている。やりこむことでゲームが有利になる効果もたくさんあるので、時間ができたときに狙ってみよう。
完全なオリジナルの設定でありながら、オーバーロードの世界観を見事に再現している本作の評価はかなり高い。エンドコンテンツとなるやりこみ要素もあり、それでいてライトユーザーにも優しい設定。ファンを非常に大事にしているのがよくわかる。
パソコン版も出てますます盛り上がっていく本作は、オーバーロードのファンだけじゃなく、すべてのRPGファンにおすすめしたい最高のスマホゲームだ!
新限定キャラ実装&550万ダウンロード記念イベントが開催決定!
2021/3/31より、ピックアップガチャ「ナザリック祭召喚」が開催決定。
「ナザリック祭召喚」はキャラクターのみ排出、10回召喚で★4以上キャラクターが1体確定で、★5キャラは「ナザリック祭」限定キャラのみのガチャ。今回は新たに★5「『暗黒騎士』アルベド」も追加される。
また、4/1より550万ダウンロードを記念し、特別ログインボーナスと限定ミッションが実装される。
ログインするとガチャで使える混沌石550個やアイテムがもらえる。さらに指定されたミッションを達成すると、キャラクターの育成に役立つゲーム内アイテムが入手可能。毎日ログインしてミッションを達成しよう。
MASS FOR THE DEADスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7 SP1/8.1/10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2400 または AMD FX-6100 | Intel Core i7-3770 または AMD FX-8350 |
メモリー | 4GB RAM | 8GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 または AMD Radeon HD 7870 | NVIDIA GeForce GTX 970 または AMD Radeon RX 480 |
VRAM | 2GB | 4GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | バージョン 11 | バージョン 11 |
備考 | インターネット接続が必要 |
© 丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会
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