ぷよぷよeスポーツは、セガゲームスより2018/10/25からNintendo Switch、 PlayStation4、それぞれのダウンロード版として販売が開始された、「ぷよぷよ通」「ぷよぷよフィーバー」をベースにしたインターネット対戦やオフライン大会モードに特化した落ち物パズルゲームだ。
初代発売から20年近く経ち、世界中に根強いファンを持つ。子どもでもすぐに覚えられるほど単純なルールでありながら、連鎖を組み込むことで大人でも夢中になれる戦略性が面白い。短時間で勝負がつき、ちょっとした時間でも遊べるぞ。
過去シリーズを含め、たくさんのキャラクターが新しいアクションとなって登場する。連鎖の回数が増すごとに過激になっていくかけ声がかなり気持ちいい。ど派手な攻撃をして相手を一気に撃破しよう。「の~みそこねこね」するおすすめの落ち物パズルゲームだ!
全世界を舞台にプロを目指せる環境が構築されていく
ぷよぷよeスポーツは、2018年10月25日にPlayStation 4、Nintendo Switchでダウンロードが開始され、2019年5月8日には、Steam版(PC版)もリリースされている。
さらに同日には北米版・欧州版「Puyo Puyo Champions」がPlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox One、Steamにおいて同時発売されるなど、全世界へと広がりを見せている。そして、2019年6月27日には高い人気の後押しを受け、パッケージ版として日本で販売されるようなった。
「ぷよぷよ通」の標準的なルールと「ぷよぷよフィーバー」の一発逆転が狙える両方を兼ね備えている。アクションパズル「ぷよぷよ」のシリーズ最新作である本作はeスポーツ用に最適化された、日本eスポーツ連合公認タイトルだ。
eスポーツを知らない人に軽く説明すると、エレクトロニック・スポーツの略で、コンピュータゲームを使って競うときの名称と考えてもらうとわかりやすいだろう。オリンピックのような世界的な大会を目指しているゲームでは、優勝すれば賞金がもらえるなど、夢がある企画も多い。
ぷよぷよも世界的に認められたタイトル。回転させて落とすだけのシンプルな操作ながら、積み上げ方によって結果が大きく変わるなど高い戦略性がある。誰もがすぐに連鎖を組んで対戦を楽しめるようになるレッスンモードの存在は秀逸だ。
レッスンモードには、「基本」「応用」「研究」の3段階で学べるようになっており、ぷよぷよの基本操作から、「かいだんづみ」「はさみこみ」「おりかえし」などの連鎖を組むために必要な知識が身につく。長くプレイしている人もこのモードで意外な知識を得られるかもしれない。
eスポーツ種目として登録された「ぷよぷよ」では、数々の大会や試合でプロと同じ舞台で競えることができる。我こそと思う人はまず本作の「インターネット対戦モード」で自分の腕を見せよう。
初代から20年近くずっと守り続けられた連鎖システム
ぷよぷよの基本ルールとしては、横6マス、縦12マスのフィールドに2個で1セットとなった様々な「ぷよ」が落ちてくる。プレイヤーはそのぷよを操作して、ナナメ以外の縦か横にどんな形でもいいので、同色のぷよを4つ以上繋げることで消すことができる。
面白いのはここからで、ぷよを消すと乗っていたぷよたちが下に落ちていく。それにより他のぷよとくっつく機会を得られ、当然、そこで4つ以上繋がれば消える。これが連鎖と呼ばれるシステムで、消したところに新しいぷよが落ちてきて、次々に連鎖していく姿は爽快だ。
高く積み上げれば上げるほど、連鎖は起こりやすくなるが、ゲームオーバーにも近づいてしまう。ぷよが落下してくる場所(左3列目)が完全に埋まってしまったら負けとなる。
ゲームオーバーのプレッシャーと戦いながら、ぷよを積み上げていき、まとめて消し去れたときは頭がおかしくなるほど興奮するだろう。ストレスからの解放は何にも勝る快感になる。
簡単な説明にではあったが、ぷよぷよの「ルール」はたったのこれだけだ。難しいコトはなにもないが、そこに連鎖の要素が加わることで、高い戦略性が生まれ、とてつもない面白さに変わっていく。
対戦要素としてふさわしいおじゃまぷよの存在
ぷよぷよの面白さの半分は対戦要素でできている。対戦モードでは、自分が消したぷよの数と連鎖した回数によって、相手のフィールドに「おじゃまぷよ」を送り込める。
おじゃまぷよは単独では色を持たず、隣接するぷよを消したときにだけ、一緒に消えてくれる存在だ。相手の連鎖の開始地点にうまくおじゃまぷよを振らせることができれば、勝つ確率が飛躍的に高まる。
「相殺」という機能もあり、仮に相手が10連鎖したとしても、こちらも10連鎖すれば、おじゃまぷよをもらわずにすむ。勝負はどのタイミングで攻撃するかによって大きく変わる。
攻撃を受けそうになったときは、素早く連鎖を発動させて相殺を狙うったり、連鎖がうまく作れていないときは、相手を邪魔をするように、こまめに振らせて連鎖を崩していったり、作戦は色々とある。おじゃまぷよを使った相手との駆け引きがとにかく楽しい。
本作では対戦の楽しさを満喫してもらえるように最大8名まで参加できるオフラインでのトーナメント「たいかいモード」も用意されている。もちろん、インターネットを通じたオンライン対戦もあるので、それぞれ家にいても対戦を楽しめるぞ!
歴代のキャラクターたちが登場し、ゲームをより高みへと導く
本作には、アルル(CV:園崎 未恵)、シェゾ(CV:森田 成一)、ルルー(CV:近藤 佳奈子)、すけとうだら(CV:菅沼 久義)といったお馴染みのキャラからスマホ版である「ぷよぷよ!!クエスト」や「ぷよぷよクロニクル」までの総勢24キャラクターが登場する。
本作からのオリジナルキャラは登場しないが、過去作よりも連鎖や相殺アクションが強化され、ゲームがますます楽しくなった。キャラによってかけ声が違ったり、アクションが違ったりするので、使うキャラによってかなり対戦時のイメージが変わるだろう。
他にもプレイヤーアイコンのデザインも変更できるようになっている。背景や枠のデザインや色を変えるだけでなく、本作に登場しない一部のキャラも設定できるので個性豊かに自分を着飾れる。対戦要素がメインであるだけにこれは嬉しい。
第1作目から20年近く続いているタイトルで、家庭用、アーケードを含め、ぷよぷよは様々なシリーズがリリースされてきた。「ぷよぷよフィーバー」以降はシステムが大幅に変化しているが、それでも「同色のぷよを4つ以上つなげる」「ぷよが落ちてくる」という基本ルールに関しては変わらない。
「フィーバーモード」など、新しいルールも追加されていくが、1度基本を覚えてしまえば末永く遊び続けられる。簡単ルールで奥深いパズルゲームを探している人におすすめだ!
ぷよぷよeスポーツスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7 SP1/8.1/10 (64bit) | Windows 10 (64bit) |
CPU | Intel Core i3-2100 | Intel Core i5-6500 |
メモリー | 4GB | 8GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GT 630 / AMD Radeon HD 6570 | NVIDIA GeForce GTX 750 Ti / AMD Radeon RX 460 |
VRAM | 1GB | 2GB |
HDD空き容量 | 4GB | 4GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 |
©SEGA
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