『Wardens of the Amber Cage』は、2019/3/2 に Steam でリリースされた、FPSとファンタジーの合わさった3DアクションRPGだ!
ダンジョンに封じられし魔物が外に出てくるのを防ぐのがプレイヤーに課せられた使命だ。そのためにはスケルトンを始めハスクラでよく見かけるモンスター達が巣食い、さらにトラップが仕掛けられたダンジョンを攻略する必要があるぞ!
本作で特徴的なのはプレイヤーが操作するキャラクターが魔法使いで、剣を一切使わず魔法のみで戦うこと。ダンジョンRPGであれば様々な職業が登場し、どの職業を選ぶか悩んでしまうが、「Wardens of the Amber Cage」に登場するのは魔法使いだけ。当然、攻撃方法は魔法だけで移動速度も遅い。
そして魔力が無くなれば抵抗手段の持たないタダの雑魚だ。しかし、それを前提に戦術を組みモンスターたちを倒すのがこのゲームの醍醐味!
4つある魔法を駆使して君だけの戦術を構築し、見事ダンジョン最奥にいるボスを倒して欲しい。
魔法使いという職業をFPSで戦う斬新なゲームシステムが魅力のおすすめファンタジーアクションRPGだ!
英雄の魔法使いとして魔物を退治していくファンタジー!
ダンジョンハスクラの世界観は基本ファンタジーだが、バックストーリーが簡単なものが多い。本作もその伝統を踏襲している。ツイートにも収まるレベルの短文で紹介できるそのストーリーを確認してもらいたい。
主人公は英雄的存在のウォーメイジの霊で、謎めいたアンバーケージと呼ばれるアイテムに自身の魂を捧げた。このアンバーケージには恐怖が封じ込まれており、ウォーメイジはそれが世に現れるのを防ぎたかったのだ。
今、ウォーメイジの平和を守る戦いが始まる、要約すると、アンバーゲージと呼ばれる宝石か何かにモンスターが封印されていて、そこに主人公の魔法使いの魂が入って魔物退治をするという話。
レイヤーが操作する魔法使いは女性で、所持品は杖1本。ゲーム中は常時この杖が表示される。この杖以外はプレイヤーアバターの姿がほとんど見えないのが寂しい。
歩き回ることになるダンジョンは石壁と石畳に囲まれた古式ゆかしいデザインで、ダンジョンクローラー好きなら抵抗感なく世界観に没入できる。
敵のグラフィックはワークラフト風なカートゥーンで軽い感じとなり、馴染みのある人も多いだろう!
ガンシューティングにも似たFPS射撃魔法でエイミング操作が楽しめる!
本作は、3DアクションRPGに分類されるが、FPS色も強い。攻撃は全て魔法で、つまり飛び道具だ。照準を瞬時に敵モンスターに合わせるエイミング技能が特にゲームを左右させるものとなっているぞ!
用意されるゲームモードはシングルとマルチプレイヤーの2種類。基本的にどちらでもゲーム内容は変わらない。利用できるキャラクターもひとつなので、マルチでは自身と全く同じ姿形のキャラクターとダンジョンをさまようことになる。
注目する要素としては難易度の変更がある。難易度を上げると敵モンスターのパターンが増え対応が難しくなる。このゲームは敵を倒すのにコツがいるため、敵の攻撃にバリエーションが増えると一気に対応が難しくなる。
高難易度をクリアするためには、それまで以上に頭を使う必要がある。
単純だが、楽しみ方を工夫できる面白いシステムになっている。
やりこみ要素は3つ!突き詰めるとなかなか難しいやり応えだ!
本作は現在アーリーアクセスで提供されている。そのためかボリューム感に乏しいところがある。遊べるのは1ダンジョンのみで、用意されいるボスは1体限りだ。現時点ではゲームの持つ雰囲気を楽しんでもらいたい。
製品版で追加される要素で主なものは次の3つ。
・スペルモディファイアで魔法をカスタマイズ
・2つのボス
・タイムアタックランキングボード
期待度が高いのは魔法のカスタマイズだ。魔法の効果も含めて自分で好きにカスタムできるようになる。カスタムの仕方によってはゲームプレイの仕方も大きく変わるはずだ。
シングル専門で遊びたいプレイヤーにはタイムアタックランキングが気になるコンテンツ。世界中のプレイヤーと競えるので挑戦のしがいがある。
この他にもプレイヤーのスキルセットやモンスターが追加されるなど、ゲームの幅を広げてくれる要素が目白押しだ。
魔法の種類や効果を紹介!
このゲームの核となる攻撃手段は魔法。4つの魔法が使え、それぞれ特徴が異なる。使い方を理解しないままゲームを開始すると十中八九、最初のスケルトンに殺されることになる。ちゃんと使い所を把握してからゲームを始めよう。
火炎魔法
いわゆるファイヤーボールで、拳大の火の玉を打ち出すことができる。最初に覚える攻撃魔法として有名だが、本作では主力になる魔法だ。他の魔法とは違い連射ができ、ヘッドショットを決めることができれば敵モンスターを仰け反らせるので次の行動に余裕を持てる。消費する魔力も少量で、敵見かけたらとりあえず火炎魔法で間違いない。
注意して欲しいのは、魔法を放った後にわずかな移動スピードの低下があることだ。最初はこの移動速度の低下に戸惑うことになる。下がりながら魔法を撃つのだが、撃つ度に敵モンスターとの距離が大きく縮まってしまうのだ。そんな時は転移魔法を上手く使って切り抜けて欲しい。
氷結魔法
冷気がまとわりつく氷の結晶を飛ばす魔法。ゲームによっては槍のようなツララが飛んでいき突き刺さるものもあるが、本作では低温でダメージを与えるタイプのようだ。命中すると敵を一定期間行動不能にする追加ボーナスがある。上手く使えば2体くらいまでの敵を効率よくさばくことができる。
もうひとつの特徴はチャージが可能なことだ。マウスを押しっぱなししてチャージすることでダメージ量を増やすことができる。しかしチャージ中は移動速度が遅くなるので、チャージを始めるタイミングによっては敵の接近を許すことになり、ピンチを招く結果になりかねない。魔力消費も火炎魔法より多めで、実は使い所が難しい魔法ナンバーワン。
麻痺魔法
広範囲に麻痺の衝撃を飛ばす魔法。プレイヤーの周囲にいる敵モンスターを一度に麻痺状態にすることができる使い勝手の良いスグレモノだ。難点はモンスターたちと距離感を間違うと魔法が効かないことだ。魔法が効果を及ぼす範囲が狭く、近すぎても効果がない。そのため距離感を掴むまでは何度も死ぬことになる。
また、使用するにはチャージが必要になるのも忘れてはいけない。とっさには使えないので、フロアの入り口から中にいるモンスターたちが確認できるようなケースでしか使えない。
この魔法の真骨頂はマルチプレイにある。ひとりがモンスターを麻痺させ、別のメンバーと一斉射撃で一掃するのだ。これがけっこう気持ちいい。
転移魔法
瞬時に視界内の離れた場所に瞬間移動することができる。転移魔法に割り振られたキーを押すと画面に白い渦が表示される。そこが魔法を使った際に転移される場所。この渦をカーソル操作で動かし狙いを定めて転移する。一瞬で視界が変わるので慣れないうちは、その直後の操作に戸惑うことも多い。
こればかりは使い続けて感覚をつかむ以外に解決策はない。また、転移できる距離が限られているので大きな部屋の端から端へ瞬間移動することはできない。少し離れた場所に水平にしか転移できないので注意だ。
実はこの魔法はゲームクリアのために欠かせない魔法のひとつ。敵モンスターはプレイヤーより移動距離が早く、どうしても接近されてしまう。そこでこの転移魔法を使って上手く敵の攻撃をかわして戦うことになる。
慣れると思い通りに転移できるので他のハスクラでは味わえない感覚を楽しむことができる、本作を代表する魔法と言える。
魔法ファンタジーやFPS操作の好きな人におすすめ!
ハスクラやMMORPGでは魔法使いをいつも選ぶというメイジ好きにおすすめのアクションRPGだ!始めは移動スピードが遅くストレスが溜まるゲームだと感じるかもしれないが転移魔法を使いこなせるようになると世界が一変、移動の遅さは気にならなくなる。
これが魔法使いとしての意識革命の第一歩。転移を利用して使いづらいチャージ系魔法を上手く使える頃には、どっぷりゲームにハマっているぞ!
Wardens of the Amber Cageスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-6600K / AMD Ryzen 5 1400 | Intel Core i7-8700K / AMD Ryzen 7 3700X |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon RX 570 | NVIDIA GeForce RTX 2070 / AMD Radeon RX 5700 XT |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
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