『ロードオブダンジョン(LORD of DUNGEON)』は、2017/11/28にケイブからスマホ向けにリリースされた、ソーシャル要素がしっかりと備わった経営シミュレーションRPGだ。
24時間ダンジョン経営ゲームの名前は伊達ではなく、立ち上げればとりあえず何かしらやるコトがある。しかも、放置も可能なので、時間のないプレイヤーは自分のプレイスタイルに合わせて、遊びたいときに好きなだけ遊べるようになっている。
パーティを組んでキャラクターたちに「探索」させれば、放置ゲームの様にRPGの結果だけを楽しめるなど、経営シミュレーション以外の部分でも楽しめる。
さらに手に入れたアイテムやモンスターなどを自分のダンジョンに配置したりもできるのだ。ハマれる要素はかなり多い。頭を使った経営要素が好きな人におすすめの新作スマホゲームだ!
ダンジョンで冒険者を集めて、お金を稼ぐのがゲームの目的!
かつての光り輝く世界を作り出していた文明の頂点は滅亡した。「科学」と「物質文明」が非常に発展していたため、便利さと引き替えに精神や意思、そして感情に関わる部分はおざなりになっていたのだ。
文明の発展と比べて、精神的な発展は非常に乏しく、歪んだ感情が人々の内部に淀みを生み世界を侵していった。内面にたまり続けた感情の渦が、天候に悪影響を及ぼすなどの、異常現象までも引き起こしてしまう。
そして、ついにそれが爆発する。暴走した感情と意思はあらゆるものに変化をもたらし、多くの「モノ」が意思を持つようになった。さらに空想の世界のモノまでものが、突如世界に姿を見せるようになる。全てが混沌だった。
目が覚めたら、夢に出てきたブタが飛んでいる。
黙って商品を吐き出し続けていた自動販売機が人間を襲う。
おとぎ話だったはずのドラゴンが目の前を横切っていく。
なにもかもがおかしくなる。大陸までもが自ら割れてしまい、バラバラとなった。ほとんどの文明が滅んでしまったのだ。
――それから、600年あまりの時が過ぎる。
混沌とした世界は落ち着きを見せ、ようやく人が安心して暮らせる世界へとなっていた。最も安定した大陸「アルデン」には5つの国家が存在している。
主人公は「アルデン」の5大国家の1つに属する領主。だが、没落しているため、日々のお金にも困る状況なのだ。財政難を克服するために、ようやくダンジョンを発見した。お宝や財宝を求めて? いやいや、そこで冒険たちを相手にビジネスを始めるために――
ダンジョンを魅力的にプロデュースして、冒険者たちを呼び込もう!
ダンジョンに様々な仕掛けを作って、冒険者たちをお出迎えするのが、「ロードオブダンジョン」の主な目的になっている。このような話をするとPSPとスマホを含め4シリーズ発表されている「勇者のくせになまいきだ。」やスマホで大人気の「ダンジョンメーカー」などのゲームを思い浮かべてしまうかも知れない。
しかし、「ロードオブダンジョン」の大きな特徴として、やってくる冒険者たちは敵ではないと言うところだ。いや、むしろ、儲けさせてくれるお客様たちと呼ぶべきだろう。
RPGをやったことがある人なら誰でもわかると思うが、街から遠い、経験値やアイテムがまずい。そんな場所には、クエストでもなければ絶対に行かない。
行きたくなるのは、経験値が美味しかったり、アイテムドロップが良かったり、稼ぎやすかったり、そういう魅力のあるダンジョンのはずだ。みんなが認めた素晴らしい場所には多くの冒険者が集まる。
冒険者たちが来れば来るほど、近くの村や町では、装備や道具が売れたり、疲れたら宿屋で休んでもらうなど、様々なビジネスが成立してお金が動いていくのだ。
つまり、「ロードオブダンジョン」では、より魅力的なダンジョンを作って、冒険者たちを集めて、大稼ぎしようという経営ゲームになっている。ダンジョンをテーマパークの様なアトラクションとして考えるのは素晴らしいアイディアだ。多くの冒険者が求める快適な冒険プランを提供しよう。
村を発展させて、快適な施設で冒険者たちから金を巻き上げよう!
「ロードオブダンジョン」では、ダンジョンを発展させるだけでなく、冒険者たちが立ち寄る近くの村の管理も行える。ダンジョンに向かう冒険者たちにはポーションやアイテムなどを売ってお金を稼ごう。村の施設を発展させれば、収益はあがり、より儲けが大きくなっていくのだ。
人が集まる場所は自然に規模が大きくなり、村から町へ、そして大都市へと変貌していく。多くの人が満足する場所を、プレイヤーは自分の手で作り上げていけるのだ。
経営シミュレーションなので一人でもやるコトは多い。そのうえ、「ロードオブダンジョン」にはマルチプレイの要素までも加えられている。他のプレイヤーが運営しているダンジョンに遠征すれば、装備をアイテムを手に入れられるのだ。
レアなアイテムを手に入れれば、他のプレイヤーがこちらのダンジョンに訪ねてきて、利用料を払ってくれるようになる。殺伐としない、テーマパークの様なダンジョン経営になっているのだ。
他にも「連合」システムを使えば、みんなと協力して、強大なボスを撃破したり、レアな素材を集めたりと遊べる要素が増えていく。オークションでアイテムを販売してお金を稼ぐなど、1人だけでなく、みんなで遊べるところも「ロードオブダンジョン」の大きな魅力なのだ。
チュートリアルはかなり短い!
前置き的なストーリーが終わるとすぐに自由行動となる。最初は何をすればいいのかわからない人は、とりあえず「ビギナークエスト」を進めていこう。目標を進めていくうちに必要なコトがなんとなく見えてくるはずだ。
まずは経験値の元であるモンスターたちを配置することから始めていこう。経営以外にもRPG的な要素もある。「ロードオブダンジョン」では、探索に出ることで新しいモンスターを捕まえたり、アイテムを発見したり、新しいダンジョンを見つけたりもできるのだ。
200種類の個性あふれるキャラクターが用意されており、プレイヤーの代わりに探索をしてくれる。プレイヤーは報告を待っているだけでいいのだ。新しいエリアを開放するためにボスと戦ったりするコトも必要になるので、強力なパーティも結成していこう。
「ロードオブダンジョン」の世界観では、ダンジョンは「攻略」するものから、稼げる「アトラクション」へと時代は移り変わったのだ。常に死と隣り合わせの殺伐とした空気は、まるでお化け屋敷のように冒険者たちに刺激と興奮を与える場所に変貌した。
訪れる冒険者(お客)をどれだけ満足させて帰ってもらうか、経営手腕が何よりも問われる新感覚のダンジョン経営ゲームになっている。ダンジョンの管理者となり冒険者からお金を巻き上げて、億万長者を目指そう。
経営が中心となったゲームなので、基本的にやるコトは非常に多い。放置していても問題はないが、やはりこまめに面倒を見た方がより良いダンジョンになっていくのは当然だ。
無課金でも遊べるようになっているが、やりこみ要素が多いため、無課金で短い時間しかプレイできないようだとイベントで上位を目指すのは難しい。放置するならある程度課金できる人、無課金ならゲームを長くできる人におすすめの新作スマホゲームだ!
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