「ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)」は、「Lachlan Woods」氏が個人で開発を進める新作TPS型バトルアクションゲーム!
2018年9月3日からゲーム配信サイト「STEAM」でアーリーアクセス版のダウンロード販売が開始しているぞ!
プレイヤーはポリゴン調の3Dキャラクターを操作して三人称視点のシューティングを楽しむことができる。極限まで単純化されたゲーム世界と様々な乗り物を操れるアクション要素が大きな特徴だ。
「ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)」は、個人でゲームを開発するプログラマーの作品に興味がある人、レゴブロックのように単純化されたキャラクターが活躍するゲームが好きな人、分かりやすいゲームシステムを持ったTPSを求めている人にはオススメの新作TPS型バトルアクションゲームだ!
「アニメ調・面白おかしい・シンプル!」を目指して制作された「ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)」のゲームらしい世界観が炸裂!
「ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)」はLachlan Woods氏が個人で作り上げた作品だ。個人でも利用できるゲームエンジンが普及している現在、どこのゲームスタジオにも所属せずに1人でゲームを作り上げることが可能になっているのは確かだが、販売できるレベルにまで持っていく人は少ない。
▲「ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)」の公式PV冒頭に登場する編隊飛行シーン。個人で開発している以上はPVも自主制作しなくてはならないが、カメラポジションや演出はなかなか格好良く決まっており感銘を受ける。Lachlan Woods氏の経歴は定かではないが、どうやらマルチな才能に恵まれた人物のようだ。
本作は現在アーリーアクセス版という位置付けで、オンラインのマルチプレイも含めてゲームの根幹部分はほぼ完成した状態となっている。今後は半年から1年ほどの期間でゲーム内システムやバランスを微調整し、ユーザーから様々なフィードバックを得てゲームをブラッシュアップする予定になっているので期待しよう。
「ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)」が目指したゲームの方向性その1・・「アニメ調」のゲームを作る!
「STEAM」のストアページにあるゲーム紹介文で明言されている通り、Lachlan Woods氏が目指したのは「アニメ調(Cartoony)」のキャラクターが活躍するコミカルなゲーム世界だ。FPSやTPSのゲーム世界がリアル一辺倒に向かっていく現在、全く真逆の方向性を打ち出した点は実に興味深い。
▲こちらが本作に登場するキャラクターの全体像。単純極まりないローポリゴンで作られていることがよく分かる。単純な面構成を持つキャラクターほど描画が楽に行えるためPCへの負荷も軽く、グラフィックが要因のカクツキも起こり難い。マルチプレイ前提で開発された本作には向いているキャラ造形だと言えるだろう。
Lachlan Woods氏が目指したのは「アニメ調」かつ気楽な雰囲気を持つ作品だが、その方向性を一番よく表しているのが「ペイント機能」を利用してキャラクターを自由に「塗装」できるキャラメイクシステム。本作ではユーザーがペイントを施したキャラクターがそのままゲーム内で動き回ってくれるのだ。
▲ゲームのキャラクターエディット機能といえばスライダー調節やパーツ選択方式が一般的。そんな中でユーザーの個性が100%発揮できるカスタムペイント方式を採用した本作は良いセンスを持っている。独創的なペイントを施せばオンラインのマルチプレイでも大いに目立つ存在となることだろう。
▲ゲームの世界そのものが「おもちゃ」っぽく作られているため、キャラクターにどんな絵柄を描いても世界観が成立してしまう本作。まさに氏が狙ったコンセプト通り「アニメ調」のユーモア溢れる世界を楽しむことができる。ユーザーが得られる高い自由度とゲームの世界観が両立した良い例だ。
「ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)」が目指したゲームの方向性その2・・・面白おかしいゲームを作る!
Lachlan Woods氏が掲げた2番目の制作指針は「面白おかしいゲーム」の実現だ。FPSやTPS作品は基本的に殺伐とした内容になる傾向があり、それ故にハードコアなゲーマーしか興味を示さない側面を持っているが、本作は「ゲームらしいゲームが一番楽しい」という確固たる信念の元に作られていることが分かる。
▲通常の人間としてはあり得ないほどの跳躍力を見せる本作のキャラクター。二階建ての建造物の屋根にジャンプだけで軽々と登れてしまう。一応断っておくが本作の舞台はファンタジー世界ではなくれっきとした現代。ただしこれはあくまでゲームであり、リアリズムとは無縁の世界なのであまり深く考えてはいけない。
▲「旗」のある拠点で敵プレイヤーと交戦中の図。ここでもキャラクターは尋常ならざるジャンプ力を発揮してバトルを繰り広げる。地面に映り込んだ影の小ささが何ともシュールだ。人物に本物と同様のリアリティを求める人や、シリアスなFPS/TPS作品ばかりを続けてきた人にしてみれば「滑稽な画面」に見えるかもしれない。
しかしそれこそがLachlan Woods氏の狙いだ。「バカバカしい」と思いながらプレイを進めていると、いつの間にか本作が持つ奇妙な雰囲気に飲み込まれ、次第に「面白おかしい」ゲームに思えてくる。ゲームとは本来これくらい気楽なスタンスで接するものなのだと再認識させてくれるのだ。
「ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)」が目指したゲームの方向性その3・・・シンプルなゲームを作る!
Lachlan Woods氏が掲げた3番目の制作指針はズバリ「シンプルなゲームを作る」ということだ。アニメ調の世界観の中、単純にドンパチを楽しみたいという欲求の元に制作された本作は、異なる言語を持つプレイヤーでも簡単にゲームシステムを理解できるという大きなアドバンテージを持っている。
▲ライフと残弾数、そして対戦中のキル情報など、必要最小限の表示にとどめられたインターフェース。ミニマップや武器スロットなどが表示されないため、視界を妨げるものが少なくて見晴らしが良い。ちなみにオンライン対戦で人数が集まらない場合にはボットが出撃して穴埋めをしてくれる。
一人称視点を持たない本作は基本的に三人称視点のカメラアングルでエイムを行う必要があるが、前述の通りインターフェース全般が非常にスッキリとしているため、ユーザーは余計な情報に邪魔されることなく照準が向いた先に集中できる。シンプルを標榜している本作では「撃ち合い」の楽しさが存分に味わえるのだ。
▲唯一の例外はスナイプ関連。スコープ付きスナイパーライフルを装備しているプレイヤーはスコープ越しの画像で相手に狙いを定めることができる。
▲ローポリゴンで構築された本作の世界はシンプルでありながらオブジェクトの特性がよく出ており親しみ易い。また、マップ内に点在する制圧目標までの距離が常時表示されるシステムがあるため、単純なグラフィックでも距離感が容易に把握できる。対戦ゲームに必要な要素は全て備わっている印象だ。
ゲームに様々な要素を付加していくことは比較的簡単だが、最低限の要素だけに絞るという作業は難しく、制作者のセンスが大いに問われることになる。その点本作は全ての基本要素を満たし、かつシンプル極まりない明快なゲーム世界を構築することに成功しているので、Lachlan Woods氏は開発目標を全て達成したと言えるだろう。
「アニメ調のキャラクターが面白おかしく活躍するシンプルなゲーム」という目標を掲げて開発され、その目標を全てクリアした「ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)」は、参戦するユーザーに「ゲームが持つ根幹的な面白さ」を改めて実感させてくれる新作TPS型バトルアクションゲームなのだ!
戦車やジープ、そして軍用戦闘機や軍用爆撃機も続々参戦!地上と空で繰り広げられるダイナミックなシューティング世界を堪能しよう!
「ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)」に登場するのは人間型キャラクターだけではない。本作には「戦車」や「ジープ」、さらには「軍用戦闘機」や「軍用爆撃機」まで多数の乗り物が登場し、プレイヤーは白兵戦とは全く異なるダイナミックなプレイ体験を楽しむことができるのだ!
▲広大なフィールド内を素早く動き回ることができる軍用ジープ。遮蔽物のない開けた場所を移動する際に重宝する。単純なモデリングでありながら外見のフォルムや特徴を上手く再現している点も好印象。FPS/TPS系のゲームでは乗り物が登場するだけで一気に戦略性が広がるため楽しさ倍増だ!
▲こちらは超強力な破壊兵器「戦車」。移動スピードはジープに劣るが、持ち前の圧倒的な火力で敵に大きなダメージを与える。ちなみに戦車には「耐久力」のステータスが設定されており、ダメージが蓄積すると走行不能になる。つまり人間型キャラクターでも手榴弾などを利用すれば対抗するチャンスは大いにあるのだ。
▲そして本作の花形とも言える「軍用戦闘機」。プロペラを動力とするレトロな外観が大変素晴らしい。軍用戦闘機は機動力に優れ、スピーディーでダイナミックなバトルを可能にしてくれる。
▲恐怖の絨毯爆撃を行う「軍用爆撃機」も登場。地上だけではなく空からの脅威にも注意を払う必要がある本作は、「アニメ調のキャラクターが面白おかしく活躍するシンプルなゲーム」という目標を達成しながらも、リアル志向を持ったゲーム以上に白熱したバトル体験を提供してくれる。これはある意味すごいことだ。
「ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)」は、異なるビークルを操って戦うことができるオンライン対戦ゲームを求めている人、軍用戦闘機や戦車が登場するTPS作品が好きな人、乗り物によって多彩な戦略を実行できるシューティングゲームを探している人にはオススメの新作TPS型バトルアクションゲームだ!
「ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)」は、こんな人にオススメだ!
Lachlan Woods氏が個人で開発した「ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)」は、「アニメ調のキャラクターが面白おかしく活躍するシンプルなゲーム」という明確な指針を持った痛快なゲーム作品だ。その開発姿勢によって本作は良い意味でリアリティの呪縛から逃れ、自由で開放的なゲームプレイの実現に成功している。
ローポリゴンのグラフィックで表現される簡略化された世界観は好き嫌いが分かれる部分かもしれない。しかしゲームシステム自体は非常に良く計算され、シューティング対戦ゲームのエッセンスや興奮がしっかりと凝縮されている。高品質化とリアル一辺倒のFPS/TPS作品に飽きてきた人はぜひ一度本作をプレイしてほしい。
▲なお、本作はDLCの販売を予定しておらず、一度ゲームを購入すれば将来的に追加されるコンテンツは全て無料で提供される。所謂「Pay to Win」方式ではなく、誰もが平等にアクションシューティングの腕前を競うことができるのだ。これは課金度合いによる格差に悩むオンラインゲーマーにとって何よりも嬉しい配慮だ。
▲「STEAM」での販売価格は620円と安価で、アーケード感覚で気軽に購入できる点も良い。分かりやすいインターフェースと単純明快なゲームシステムを持った本作をプレイして、アクションシューティングゲームの面白さを再発見してみよう!
「ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)」は、手軽な値段で購入できるオンライン対戦がたアクションシューティングゲームを探している人、日本語化されていなくても直感的に操作できる海外ゲームが好きな人、白熱したチームバトルが楽しめる新作ゲームを求めている人には絶対オススメの新作TPS型バトルアクションゲームだ!
ブーン・ブラザーズ(Boom Brothers)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-2100 | Intel Core i5-6600K |
メモリー | 4GB | 8GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 460 | NVIDIA GeForce GTX 970 |
VRAM | 1GB | 4GB |
HDD空き容量 | 10GB | 20GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続が必要ですより快適なプレイのための推奨スペックです |
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