「オロラン(Olorun: Theocracy)」は、台湾のゲームスタジオ「AJetBear Entertainment」が開発を手がける新作ファンタジーアクションアドベンチャーRPG!
2018年8月21日からゲーム配信サイト「STEAM」でアーリーアクセス版のダウンロード販売が開始されているぞ!
プレイヤーは西洋と東洋の世界観が入り混じったファンタジー世界に降り立ち、戦いやクラフト、ダンジョン探索などを楽しむことができる。広角度に対応した武器アングル調整システムとリアルな武器鍛造システムが大きな特徴だ。
最大4名までのパーティープレイにも対応しているので、フレンドと一緒に冒険を楽しむこともできる!
「オロラン(Olorun: Theocracy)」は、リアルなファンタジー世界を冒険することが好きな人、マルチプレイに対応したオンラインRPGを求めている人、武器システムにこだわりが感じられるゲーム作品を探している人にはオススメの新作ファンタジーアクションアドベンチャーRPGだ!
▼角度を決めて武器を振り下ろせ!他のRPGでは味わえない数々の魅力を持つ「オロラン(Olorun: Theocracy)」の世界
本作を開発した「AJetBear Entertainment」は2017年に設立した若きインディー系ゲームスタジオで、「オロラン(Olorun: Theocracy)」は彼らの記念すべき処女作にあたる。ゲーム自体は2015年に「STEAM Greenlight」を通過しており、今年になってようやくアーリーアクセス版の配信にこぎつけたという次第だ。
メンバーが大学時代に結成していたグループだという「AJetBear Entertainment」は、当時からゲームエンジンと向き合い、バトルで映えるアクションやモーションを研究していた。本作最大の特徴である「270度対応」の武器アングル調整システムの原型は、この時すでに完成していたそうだ。
開発への飽くなき情熱とゲームエンジンの成熟が相互に作用し、「STEAM Greenlight」通過から実に3年の時を経てついに完成した「オロラン(Olorun: Theocracy)」は、若いスタッフが開発した野心的なゲームシステムとアイデアに満ち溢れている。ここからは台湾の若き才能が生み出したゲーム世界を見ていこう。
「オロラン(Olorun: Theocracy)」の特徴その1:ゲーム開始直後にキャラクターメイキングと出生地設定が可能!
「オロラン(Olorun: Theocracy)」をスタートさせたユーザーは最初に自分の分身としてゲーム世界に降り立つアバターキャラクターの「外見」と「出生地」を自由に設定することができる。外見の設定項目は決して多くはないが、ユーザーの好みをある程度まで反映できるカスタマイズシステムはありがたい存在だ。
▲ゲーム開始直後に現れる外見設定画面。ここでは「肌の色」をスライダーで調整することが可能で、「髪の毛の形状」と「髪の色」もカスタマイズできる。残念ながら「顔」と「身体」パーツのカスタマイズ調整はできないが、本作はまだアーリーアクセス版の状態であり、将来的にはこれらの項目が追加される可能性はある。
▲弄れる項目は少ないものの、プリセットやスライダーを巧みに調整していけばデフォルトとはかなり印象が異なるキャラクターを生み出すことができる。本作は「三人称視点」がメインとなる作品で、プレイ中にキャラクターを目にする機会は非常に多い。回転機能も併用してどのアングルから見てもキマる外見を作り出してみよう。
▲外見の設定を終了すると今度はキャラクターの「家系」について選ぶことになる。どうやらプレイヤーが操作する主人公は記憶を失っているという設定になっているらしい。深く考えずに自分が好きな家系を選んでみよう。現時点で選べる家系は「農家」「狩人」「鍛冶屋」「北方部族」の4種類だ。
▲最後に「どの地域(派閥)に長く住んでいたか」を登録すればキャラクター設定は終了だ。選択できるのは「Oleisen Empire」「Irinorund Empire」「Enitium」「Liga Eznahch」「Untiru」「Norserim」の6種類。選んだ場所がステータスに影響を及ぼす訳ではないので、気軽に選択しておこう。
▲ゲーム開始直後の光景。本作は船で大陸へ向かう場面から幕を開ける。インベントリ及び装備画面を確認してみると、装備品がアイコン上に整理されていて視覚的に分かりやすい。ちなみに画面左上に表示されている赤と緑のゲージはそれぞれ「体力」と「スタミナ」の数値を表している。
▲特定の人や物にインタラクトすることで会話が発生したり、アイテムを入手したりできるようになっている。会話はダイヤログ形式で別ウィンドウに表示され、キャラクターが言葉を発することはないが、プレイ言語が「英語」と「中国語」のみの本作の場合、この方式の方が分かりやすくて良い。
「オロラン(Olorun: Theocracy)」の特徴その2:多彩な角度から近接攻撃が可能な「武器アングル調整システム」がスゴい!
ここからは270度という広角度で武器の振り方を決定できる画期的なバトルシステム「武器アングル調整システム」について見ていこう。「AJetBear Entertainment」が開発当初から取り組んでいたシステムだけあって、その画期的な攻撃方法は出色の出来栄えだ!
▲船の上にある練習用人型ターゲットを利用して武器の扱い方を訓練中の主人公。画面右上に表示されている会話を含めた一連のチュートリアル的な流れはクエストとして組み込まれており、実行する毎にクエスト目標が達成されていく仕組みだ。それでは早速落ちている「木剣」を拾って練習用人型ターゲットに斬りつけてみよう。
▲ターゲット中央に表示されている矢印がお分かりだろうか。これこそが本作最大の特徴「武器アングル調整システム」だ。本作のバトルアクションには独特の「タメ」があり、プレイヤーは剣を振りかざしている時にマウスの動きやボタン、ホイールを利用して斬りつける際の「角度」を自在に調整できるようになっている。
▲画面に矢印が出ているときに上に向かってマウスを動かして攻撃すると「袈裟斬り」に似たモーションで剣を振り、下に向かってマウスを移動させれば「すくい上げる」ような斬り方へと変化する。つまりオーバーレイで表示される矢印は剣を降る「方向」を示しており、決定するとその方向へ斬りつけるというわけだ。
単純に攻撃ボタンを押すのではなく、相手のモーションや状況を判断して効果的な角度から攻撃を繰り出せる本作の「武器アングル調整システム」は実に画期的で、バトルにリアリティをもたらしてくれる。戦闘で素早さを重視する人には「もっさりとした動き」に見えるかもしれないが、遅くても「人間らしい動作」が存分に楽しめるぞ。
▲プレイヤーのスキル画面。バトル関連では「片手武器(One-Handed)」と「両手武器(Two-Handed)」「弓矢(Bow)」という3種類のスキルカテゴリが存在する。獲得したスキルポイントを消費してスキルを獲得すれば、一度振り下ろした剣を素早く返して再び斬りつけるアクションなどが体得できるようになるぞ。
「オロラン(Olorun: Theocracy)」の特徴その3:「狩り」や「鍛治」も楽しめる!自由なオープンワールドを満喫しよう!
▲プレイヤーはゲーム開始直後に乗っていた船の座礁によって「レロ(Lero)」と呼ばれる島に漂着する。ここからゲームはオープンワールド型のRPGへと切り替わり、プレイヤーは自由に動き回って冒険や探索を楽しめるようになるぞ。
▲画面左上、レベル表示の下にあるのはプレイヤーの「飢え」と「乾き」を表すアイコンだ。本作は西洋ファンタジーに多大な影響を受けたオープンワールド型RPG作品であると同時に、食料や水を定期的に摂取する必要があるサバイバルゲームでもある。システム的には「いいとこ取り」の感もあるが、現代のゲームらしい設定だ。
▲島にひっそりと佇む小さな集落に到着。世界中で採用実績がある優秀なゲームエンジン「Unreal Engine」を利用して制作された本作は描写が滑らかで、三人称視点で進むため視界も良好。時間経過の概念で景色がガラッと雰囲気を変えていく様子も非常にリアルだ。
▲しばらく探索していると村で食品類を販売する雑貨屋を発見。NPCキャラクターにインタラクトすれば会話が発生し、必要があれば取引ができる。主人公の会話は選択式で表示され、自分の考えに近い受け応えができるようになっているぞ。
▲取引メニューを開いたところ。キャンプファイヤー用アイテムを購入しておけばフィールドで獲得した食料用の素材を野外で調理できる。日本語インターフェースが実装されていない点は惜しまれるが、ゲーム内に登場するのは比較的簡単な英語ばかりなのでそれほど苦にはならない。
▲キャンプ用アイテムを入手したので早速夕飯の獲物を狩るべく村の外へと駆け出す主人公。本作には狩猟を行うことで食料になる自然動物が存在し、ハンティングの楽しみも味わえるのだ。
▲茂みの向こうに2匹の鹿を発見。こんな場合には弓矢が最適だ。三人称視点がメインの本作だが、必要に応じて一人称視点に切り替えることが可能。臨場感溢れるハンティングプレイが展開するぞ!
▲夕飯の時間。肉を食べることで「飢え」の数値を回復することができた。だが画面上には「すごく喉が渇いている!」という警告文字が出現。サバイバル要素も併せ持つ本作では一般的なRPG作品とは異なり健康管理面も問われるのだ。
▲「武器アングル調整システム」と同じくらい力が入っているシステムが「鍛治クラフトシステム」だ。クラフト要素自体は昨今どのゲームでも見かけるものだが、本作の場合はその描写が実にリアル。本当に鋳鉄しながらアイテムを作り出している感覚が味わえるのだ。
▲「鍛治クラフトシステム」で剣を鍛造している場面。砥石にかければ飛び散る火花まできちんと描画されるという本格仕様だ。大手のメジャーゲーム会社が手がけるRPG作品であってもここまで凝った描写にはなかなかお目にかかれない。プレイ中はゲーム世界で生活して生きているという実感が湧いてくることだろう。
「オロラン(Olorun: Theocracy)」の特徴その4:巨大モンスターも多数登場!冒険の世界はどんどん広がる!
最初は小さな島からスタートする本作だが、プレイヤーが冒険を進めるうちに舞台はどんどん大きくなり、フィールド上には危険な大型モンスターも出現するようになる。段階を経て徐々に世界が広がっていく様子が素晴らしく、プレイヤーは目の前が開けてくるようなプレイ感覚を味わうことになるぞ!
▲立派な城下町から遥か彼方まで続く大草原まで、ゲーム内にはバラエティーに富んだロケーションが豊富に登場。特定の箇所ではエリア切り替え方式が採用されているものの、その広大さには目を見張るものがある。自由にフィールドを動き回ることが好きなプレイヤーにとってはたまらない魅力を持つ作品だと言えるだろう。
▲ゲームが進むと本格的に「怖い」モンスターが多数出現してプレイヤーの行く手に立ちふさがる。自分よりもはるかに大きい生物は驚異的だ。経験を積んで磨いたバトルの腕前を活かし、スキルを駆使しながら戦いを挑もう!
「オロラン(Olorun: Theocracy)」は、こんな人にオススメだ!
革新的な「武器アングル調整システム」や本格的な「鍛治クラフトシステム」、そしてサバイバル要素が見事に一体となった「オロラン(Olorun: Theocracy)」は、プレイヤーに十分な満足感とやり応えを感じさせてくれる新作ファンタジーアクションアドベンチャーRPGだ。
ファンタジー作品の王道を行く堂々たる世界観は圧巻で、各地のロケーションが描き分けられている点も素晴らしい。まだアーリーアクセス版の状態のため色々と足りない点もあるが、本格的なストーリーモードなどが実装されたら末永く遊べる作品になることだろう。
また、ソロプレイモード以外にマルチプレイモードにも対応しているため、仲の良いフレンドとパーティーを組んで猛獣狩りやモンスター討伐プレイを楽しむこともできる点も見逃せない。1人では苦戦することが多い強敵が潜む広大なフィールドも、パーティーを組んで冒険すれば楽しさ百倍だ!
様々な驚きが待ち受けるファンタジー世界に降り立って、自由な冒険を満喫しよう!
「オロラン(Olorun: Theocracy)」は、広大な世界を好きなように楽しめるRPG作品を求めている人、中世のロマンや冒険を体験できる壮大なゲームが好きな人、フレンドと一緒にパーティープレイが楽しめるオンラインゲームを探している人には絶対オススメの新作ファンタジーアクションアドベンチャーRPGだ!
オロラン(Olorun: Theocracy)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 または AMD FX-6300 | Intel Core i7-6700K または AMD Ryzen 5 1600 |
メモリー | 8 GB RAM | 16 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 または AMD Radeon R7 260X | NVIDIA GeForce GTX 1060 または AMD Radeon RX 580 |
VRAM | 2 GB | 6 GB |
HDD空き容量 | 50 GB | 50 GB |
DirectX | バージョン 11 | バージョン 12 |
備考 | インターネット接続が必要SSD推奨 |
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