「バイオハザード5(Resident Evil™ 5)」は、カプコンが開発を手がけ、2009年9月15日に発売したTPS(三人称視点)のアクションアドベンチャーゲーム!
大手ゲーム配信サイトのSteamでは2015年から配信されている。Steamでは6種類のDLCをまとめたバンドルが別途販売されており、購入することで「バイオハザード5 オルタナティブエディション」と同じ内容になる。
また、2つがバンドルされた「ゴールドエディション(バイオハザード5 オルタナティブエディションと同内容)」も販売されているぞ!
本作では「アンブレラ事件」の発端となった、初代バイオの「洋館事件」から11年後の世界が描かれている。
主人公のクリス・レッドフィールド(初代バイオの主人公の一人)は世界中に流れていった「生物兵器」の行方を調査する中で、巨大な陰謀の存在を発見していくことになる。
TPS(三人称視点)でゲームが進行する点は前作「バイオハザード4」を踏襲しているが、本作では2人のキャラクターが常に一緒に移動する「ツーマンセルシステム」が採用されており、プレイヤーは状況に応じて異なるキャラクターを操作可能だ!
「バイオハザード5(Resident Evil™ 5)」はシングルモード以外に、オンラインでの協力プレイが楽しめるので、フレンドと一緒に各モードを共闘できる点もオススメポイントだ!
「バイオハザード5(Resident Evil™ 5)」の世界観
不気味な洋館での惨事で始まった一連の「バイオハザード」シリーズだが、本作「バイオハザード5(Resident Evil™ 5)」の舞台は、前作「バイオハザード4」の舞台であるヨーロッパとは全く異なる雰囲気を持つ「アフリカ」となる。
「バイオハザード4」は屋外のマップが多かったが、舞台となったヨーロッパの重い陰鬱な景色が相まって、どこか閉鎖的な印象だった。
今までのシリーズも「洋館の中」「閉鎖された街」「列車の中」など閉鎖的な空間だった事は、シリーズのプレイヤーであれば既知の事実であろう。
ところが本作は眩しい陽光と開放感溢れるアフリカという地域を舞台に選んでいるので、シリーズ中最も異色な世界観に彩られている!
前作と似た世界観を利用せず、あえて180度異なる印象を持つ舞台を選んだ点が魅力的だ!
一方でシリーズ特有の展開は押さえており、ステージが進むとアフリカの村を離れ、油田や洞窟、巨大な神殿や研究施設へと舞台が移り変わっていくため、「バイオハザード」シリーズらしいシチュエーションを楽しむことができる!
ロケーションが豊富に用意されているので、ステージを攻略していくたびに新鮮な驚きが出てくるはずだ!
新たな側面から「バイオハザード」を体感したい人にオススメだ!
「連携プレイ」という新たな発想
「バイオハザード5(Resident Evil™ 5)」最大の特徴は、2人のキャラクターが協力しながらステージを進んでいく「連携プレイ」にある!
一方のキャラクターがゲートを開けている間に、もう一方のキャラクターが先へ進んでアイテムを獲得したり、戦いで負傷して瀕死状態になっているキャラクターをもう一方のキャラクターが回復アイテムで助けたりと、連携する局面は各所で登場する。
また、各キャラクターは携行できるアイテム数に限りがあるので、状況に応じて両者がアイテムを交換し、助け合うことも可能だ!
シングルでストーリーモードをプレイする場合、連携プレイを行うもう一方のキャラクターはAIが担当することになり、オンラインCo-opの場合はフレンドが担当するという仕組みになる。
ゲーム内で相手に簡単な指示を出すことができるのはシングルとマルチで共通だが、オンラインCo-opではボイスチャットを交わすことも出来るので、相手と実際に会話をしながらゲームを進めていくのも面白いぞ!
協力プレイが好きな人にもオススメだ!
魅力的な登場キャラクター
「バイオハザード5(Resident Evil™ 5)」の主人公はクリス・レッドフィールドだが、本作では彼のパートナーとして女性隊員のシェバ・アローマが登場する。
彼女はクリスと同じく対バイオテロ組織「B.S.A.A.」のメンバーで、本作の舞台となるアフリカの出身だ。ストーリーモードではクリスとシェバを操作キャラクターとして選択可能で、それぞれ近接戦闘のスキルが異なる。
また、クリスの宿敵であるアルバート・ウェスカーも登場してプレイヤーを苦しめるぞ。
ウェスカーは「T-ウィルス」を超える生物兵器の開発に関与しており、世界を混乱に陥れようとする。
「バイオハザード5(Resident Evil™ 5)」の究極的な構図は、ウィルスに端を発したクリスとウェスカーの対立であり、その因縁は本作で完全決着を迎えることになる!
シリーズのファンで、クリスとウェスカーの因縁の決着が気になる人には絶対オススメだ!
リアルなキャラクター造形と特有の操作性
「バイオハザード5(Resident Evil™ 5)」のグラフィックは前作「バイオハザード4」よりも進化を遂げており、各キャラクターはリアルな質感を持っている。
プレイ中は背後からTPS視点で見ることになる主人公クリスやシェバは細部まで丁寧に作り込まれ、扱う武器にもリアリティがあるので没入感は高い。
また、寄生体「プラーガ」に体を乗っ取られてプレイヤーに襲いかかる敵も不気味で、ボス級クリーチャーの緻密な描画も見事だ!
操作性に関しては「バイオハザード4」と共通する部分が多く、銃を構えながら移動することができないなどの制限があるので、周囲を敵に囲まれた際には素早い対応が必要になる。複数の敵を攻撃する場合には「体術」を織り交ぜながら戦うと良いだろう。
最近のFPSやTPSのアクションゲームに慣れたプレイヤーにはこの操作性が少し不自由に感じられるかもしれないが、「移動」と「攻撃」を別々に行わなくてはならないという特殊なシステムが「焦り」と「恐怖感」を産んでいるのも事実だ。
「バイオハザード」シリーズ特有の操作性を持ちながら、大幅に進化したグラフィックを持った作品、というのが「バイオハザード5(Resident Evil™ 5)」の特徴だと言えるだろう!
リアルなグラフィックで特有の恐怖を体験したい人にオススメ!
「バイオハザード5(Resident Evil™ 5)」は、こんな人にオススメ!
「バイオハザード4」から始まったTPS視点を継承しつつ、より緻密なグラフィックを実現した「バイオハザード5(Resident Evil™ 5)」は、あらゆる面で順当に進化を遂げた作品だ!
登場する武器には「本物の銃声」を録音して使用するなど、製作にも手間がかけられており、大作の名に恥じない作品に仕上がっている点も素晴らしい!ちなみに映画版「バイオハザード」シリーズの監督を務めたポール・W・S・アンダーソン氏も、本作からの影響を受けているとコメントしているぞ。
ついに迎えるクリスとウェスカーの因縁決着を盛り込んだストーリーは重厚で、様々なロケーションに彩られたステージ構成には周回プレイに耐えうる魅力がある。また、クリアで解放される恒例の「マーセナリーズ」モードも実装されているので、やり込み甲斐も充分だ!
「バイオハザード5(Resident Evil™ 5)」は、ソロと同時プレイの両方でゲームを楽しみたい人にオススメの作品だ!
バイオハザード5(Resident Evil™ 5)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7 | Windows Vista |
CPU | Intel Pentium D 3.0GHz | Intel Core 2 Quad 2.4GHz |
メモリー | 1 GB RAM (XP)/2 GB RAM (Vista) | 2 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce 6800 | NVIDIA GeForce 9800 |
VRAM | 256 MB | 512 MB |
HDD空き容量 | 8 GB | 8 GB |
DirectX | DirectX 9.0c | DirectX 10 |
備考 |
©CAPCOM CO., LTD. 2009, 2015 ALL RIGHTS RESERVED.
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