ゲームソフトメイカーSenkiとボードゲーム開発のBakafire Partyが2019年10月にリリースした眼前構築型決闘カードゲーム!
桜が舞い散る美しい世界でメガミとともにライバルとの決闘に挑もう。対戦が始まってからデッキを組む眼前構築システムを採用!普通のカードゲームとはまったく違う新感覚ゲームを求めているプレイヤーにおすすめだ!
桜降る代でミコトとなり桜花決闘に臨もう
本作はBakafire Party製作のアナログボードゲームを原作としており、世界観やキャラクターも共通している。一方でカードゲームだからか、ストーリーモードは存在しない。プレイヤーが見せるアツい決闘のドラマこそが本作における唯一無二のシナリオなのだ。
まずは斬新なゲームシステムと密接にリンクしている世界観について解説していこう。
桜降る代――
神秘にしておおいなる力を秘めた桜の木神座桜に宿る超自然的存在メガミと人間が共存する、すこしだけ変わった世界。
この世界ではときどき神座桜の花びらである桜花結晶を持つ人間ミコトが生まれる。ミコトは桜花結晶をとおしてメガミの力をその身に宿す特別な存在だ。普段のミコトは生身の人間よりすこし丈夫なだけ。だが神座桜の下でならばメガミの力を借りうけ、超人がごとき異能を発揮するのだ。
いつしかミコトたちは神座桜の下に集い、メガミの力を武器に優劣を競いあう桜花決闘をおこなうようになった。
▲ミコトに力を貸しあたえるメガミは美少女ぞろいだ
そして現代。ミコトたちの決闘によって循環した力が神座桜を活性化させ、いまや桜花決闘はこの世界に欠かせない文化となっている。
今日もミコトたちはそれぞれの理由を胸に、決闘場たる神座桜へ向かう。ただの腕試し、なにかを賭けた戦い、そして頂点を目指すための決戦…
プレイヤーであるあなたはこの黄金時代に生きるミコトとして、好敵手たちと雌雄を決する舞台に飛びこむ。
胸に想いを、両手に華を、桜降る代に決闘を!
「相手を見てから、瞬間構築」画期的なデッキ構築システム!
カードゲームがいちばん楽しいタイミングのひとつに、デッキ構築が挙げられるだろう。
対戦を想像しながら「ああでもない」「こうでもない」と楽しく悩む。カードを選んで自分だけのデッキを完成させる…カードゲーマーならばだれもが夢中になるひと時ではないだろうか。
そんなデッキ構築をなんと対戦を始めてからおこなうのが本作最大の特徴眼前構築システムだ!
本作の流れはおおまかに3つに分けられる。
- 使用するメガミを2柱選ぶ双掌繚乱
- 双方のメガミを確認してからその場で22枚のデッキを組む眼前構築
- 選んだメガミとデッキで実際に勝負する桜花決闘
桜花決闘で相手のライフを0にすれば勝利となる。そのためにも重要なのが準備段階である双掌繚乱、そして眼前構築だ。
一般的なカードゲームなら自分の手持ちカードは公開しないのが普通である。相手がどんなカードを持っているか予想するのも駆け引きのひとつだからだ。しかし本作では使うメガミを最初に提示することで「そのメガミを選ぶならこんな戦術を使うのではないか?」といった見えているからこその読みあいが楽しめる!
眼前構築では選んだメガミによって使えるカードが限られるため、その縛りのなかでデッキを組むことになる。
「前もって考えた戦術を貫くべきか?」
「それとも相手が見せたメガミの対策をするべきなのか?」
「対策されること自体を読まれているとしたら?」
リアルタイムで互いの思考を読みあう白熱のデッキ構築はハマればクセになる中毒性があるぞ!
ひとりでゆっくり考えるデッキ構築とはまったく違う魅力を秘めた新システム、それが眼前構築だ!
▲眼前構築が終わればいよいよ本番の桜花決闘が幕を開ける
勝負は戦う前から始まっている。対戦相手の思考を読みきり、最高のデッキで桜花決闘に挑め!
人気イラストレーターがデザイン!個性あふれるメガミたち
ゲームを華やかに彩ってくれるメガミは2020年2月現在18人まで判明している。キャラクターデザインはSNSで1万人以上のフォロワーを集める人気イラストレーターTOKIAMEがすべて担当。墨絵を思わせるタッチで描かれた和風美少女たちは本作の雰囲気に見事マッチしている。
▲荒々しさとかわいらしさが同居しており、TOKIAME氏の手腕が光る
ここでは無料で入手できる基本セット版に入っている4人のメガミを紹介しよう。ゲームを始めればすぐに出会えるぞ!
ユリナ CV:加隈亜衣(上画像左)
20年前に人間・天音揺波からメガミになった元英雄。桜花決闘の黄金時代たる桜降る代を切り拓いた武神であり、桜花決闘の文化をだれよりも深く愛している。
こと決闘においては最強の1柱だが、それ以外はほんのすこしだけ抜けているようだ。
サイネ CV:近藤玲奈(上画像右)
ユリナ同様、20年前にメガミとして生まれ変わった元人間。ユリナとは人間・氷雨細音だったころからのライバル関係で、あらゆる雑音を切り払う盲目の達人だった。
メガミとなったいまは自身の技を極めつづける武神としての日々を送っている。
ヒミカ CV:瑞沢渓(上画像左)
強力な自然の力「炎」を象徴する旧いメガミ。トレードマークの銃は30年ほど前に海の向こうから伝来したものを元に作成した。
気さくな人間好きで感情豊か。人間の友好関係もメガミとしては非常に広い。ただしバカ。
トコヨ CV:内田彩(上画像右)
芸術家であり批評家。伝統と古典を重んじるいささか頑固な性格で、桜花決闘についてはそこまで乗り気ではない。しかし生来の負けず嫌いだからか、自分が認めた者にはなんだかんだ手を貸してくれる。
最近のマイブームは恋愛小説。ほかのメガミに気づかれぬよう、隠れてこっそり読んでいるらしい。
ほかのメガミも追加パックで順次実装されていく予定だ。メガミたちのことをもっと知りたい人は公式が販売しているスピンオフ小説もチェックしよう。力を貸してくれるメガミたちにくわしくなれば、ゲームにより一層の深みが出ることだろう!
段位をあげて目指せ達人!ランキング制度も実装予定!
本作はプレイヤーのスタイルに合わせたさまざまな対戦モードを実装しているぞ!
現在遊べるのは4種類。CPUと戦える模擬戦、ランダムにプレイヤーを選んで戦う修練、友達と遊べるルームマッチ、そして本作のメインコンテンツにあたる段位戦だ。
段位戦ではランクポイントを基準に実力の近いプレイヤー同士がマッチングする。勝利するとランクポイントが増加して段位が上がっていくぞ。
段位は「級」と「段」に分かれており最高段位にたどり着いたプレイヤーには達人の地位が贈られる!
一段以上の段位戦では敗北するとランクポイントが減ってしまう。失うものがある者同士、緊迫した決闘が楽しめること間違いなしだ!
▲どうせやるなら達人を目標にしたい!
2020年中には達人にたどり着いた猛者のみが参加できるランキング制度を実装予定だ。
Rateポイントシステムによる月間ランキング制度を導入し、ランキング上位者には特別な称号が与えられる。
またランキング上位者を対象にした全国大会の計画も進行中だ。大会ではここでしか手に入らないゲームデータや特別グッズが景品になるとのこと。貴重な限定品を手に入れたいなら、いまのうちに段位戦をやりこんで腕を磨いておきたいところだろう。桜降る代に名を残すミコト目指し、ぜひ段位戦で桜花決闘を極めよう!
双掌繚乱と眼前構築により駆け引きの幅が広がり、非常に奥深いカードゲームに仕上がった本作。「桜降る代に決闘を」はこれまでのカードゲームにはない刺激を求めているプレイヤーにこそ遊んでほしいタイトルだ!
©Senki inc,BakaFireParty,Art TOKIAME
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