「シャードバウンド(Shardbound)」はSteamで配信されている基本無料のタクティカルコレクティブルカードゲームだ!
馴染みのないジャンルのように思えるが、カードゲームとターン性の戦略シミュレーションゲームが一緒になったようなゲームだと思えば想像しやすいだろう。
ヘクスに区切られたマップを舞台にプレイヤーは手札のカードを使い、相手と自分が交互にユニットを操作して進めていく対戦ゲームだ!
残念ながら日本語化はされていないもの、カードゲームに対する理解力があり少々の英語理解力さえあれば支障なくプレイできるだろう。
カードゲーム好きにも、戦略シミュレーション、ストラテジーゲームが好きなユーザにもお勧めだ!
デッキのコアとなるヒーローと派閥!
「Shardbound」ではプレイヤーはデッキを作るにあたり、必ず6種ある各派閥からヒーローを一人選択する必要がある。
その後、選んだヒーローの派閥とニュートラルと言われる無派閥のカードを組み合わせ30枚のカードを好きに選んでデッキを組むことになる。
各派閥はそれぞれ違った特徴を持ち、得意とする戦術なども違うので簡単に紹介しよう。
・赤の派閥、Steelsinger(スティールシンガー)
ランダムなアップグレード効果を持つミニオンカードを得ることができる能力を使うヒーロー、「Director Petra」が所属する派閥だ!
Steelsingerはこのアップグレードというカード効果により追加のコストでミニオンをより強化した状態で召喚できるのが特徴である。
・橙の派閥、Wayfinder(ウェイファインダー)
そのターンに限り味方ミニオンの1体の攻撃力を増加させることのできる能力を持つヒーロー「Venerator Wynn」が所属する派閥だ!
地形などを無視して移動できる飛行能力をもったミニオンやダメージを1度だけ防ぐダメージシールド、高所で効果を発揮するスプレマシーといった効果を扱うことが得意。
・黄の派閥、Packrunner(パックランナー)
自身をPrimalへ変化させ、自分を中心に2マス移動するという変わったアビリティを使うヒーロー「Oathkeeper Juro」が所属する派閥だ!
PackrunnerはPrimalという種族を操り、種族がPrimalとなるミニオンを強化するカードなどを使うシナジーの強い派閥だ。
・緑の派閥、Landscaper(ランドスケイパー)
ブレシングという特殊な効果を持ったカードの中からランダムに入手する能力を持つヒーロー「General Vardan」が所属する派閥だ!
アーティファクトであるSeedlingを使ったシナジーのあるカードやヒーローと隣接しているときに効果を発揮するロイヤリティの効果をもつカードを使うことができる。
・青の派閥、Fatekeeper(フェイトキーパー)
相手のミニオンを2マス移動させる能力を持つ、可愛らしい見た目のヒーロー「Professor Mori」が所属する派閥だ!
相手のミニオンを手札に戻すバウンスや移動のコントロール、スタンやルートによる妨害などトリッキーな効果のカードが多い。
・紫の派閥、Bloodbinder(ブラッドバインダー)
対象のミニオンにダメージを与え、自身を回復させる効果を持つヒーロー「Baroness Sabine」が所属する派閥だ!
ブラッドトールという使用時に代償となるデメリットを持つがその分強力な効果を発揮するカードや、墓地を利用した効果のカードの使用を得意としている。
・無派閥、Neutral(ニュートラル)
ヒーローはいないが、どの派閥のデッキにも入れることのできるカードだ!
効果も様々で各派閥のカードだけではカバーできないような効果も多いため、多種多様なデッキを組むためには必須となる。
多彩な効果を持つカード達!
カードにはそれぞれ種類があり、「ミニオン」、「アーティファクト」、「スペル」といった3種の効果に分かれている。
どのカードも使用時にコストとしてマナが必要となり、ターン経過ごとに増加するマナを用いて手札から使用することとなる。
・「ミニオン」カード
ゲーム中もっとも出番の多いカードである「ミニオン」は戦闘能力をもったキャラクターを召喚する基本カードだ。
ほとんどのミニオンは攻撃力と体力をもち移動と攻撃が可能であり、体力が0になるまでフィールドに存在し続ける。
攻撃方法も遠距離、近距離と違いがあり、遠距離攻撃のできるミニオンであれば視界さえ通っていれば相手に近づくことなく攻撃が可能となる。
・「アーティファクト」カード
旗のような見た目の「ミニオン」と似た効果のカードである「アーティファクト」はミニオンとは大きく違う点がある。
体力を持ち、体力が0になれば消滅するという点は同じだが、アーティファクトはミニオンと違い自身は攻撃力をもたず移動すらできないのである。
その分、フィールドに存在しているだけで影響のあるような大きな効果を持つカードが多い。
・「スペル」カード
使用した時点でカードに書かれてある効果が発揮されるカードだ。
スペルカードは各派閥にしか存在せず、派閥色の強いユニークな効果を持っているものが多い。
使い切りのカードではあるが戦況を変えるほどの強力な効果も多く、使うタイミングが重要となるカードだ!
デッキは30枚のカードと1人のヒーローで構成されていて、同名のカードは2枚までデッキに入れることができる。
コストや配分、シナジーなどを考えて好きにデッキを作れるのはカードゲームならではの楽しみだ。
高低差や視界の概念を持つフィールドによる戦略と駆け引き!
「Shardbound」における対戦の舞台は、ヘクスに区切られたシミュレーションゲームのようなフィールドで対戦することになる。
カードを使いフィールドにユニットを配置してゲームを進めていく対戦こそが他のカードゲームとは大きく異なる点だ!
プレイヤーはミニオンなどのカードを使いダメージを与え、対戦相手のヒーローの体力が0になった時点で勝利となる。
注目すべきは、このフィールドには視界や高低差の要素も含まれているということだ。
遠距離攻撃のできるユニットは遠い距離から一方的に相手を攻撃できる強力なユニットだが、視界が通っていないと攻撃ができないのである。
視界はフィールドによる障害物の影響を受けるため、障害物を使い相手の視界外へ移動することで攻撃を回避するといったことが可能なのだ!
フィールドによる高所でのみ効果を発揮するようなカードもあり、高所にいることで戦局を有利に進めることができる場合もある。
それ以外にも障害物や相手ユニットを無視して移動する飛行能力を持つユニットや、敵の陣営を無視して好きなタイルに召喚できる効果を持ったものなど戦略の幅を広げる効果をもったカードも多い。
そういった効果を持つカードやフィールドの仕組みをうまく利用して有利に立ち、相手を倒すという熱い駆け引きと戦略こそがこのゲーム最大の魅力だ!
わかりづらい要素もあるかもしれないが、ゲーム開始直後にわかりやすいチュートリアルもあるため、まずはぜひチュートリアルをプレイしてもらいたい。
チュートリアル以外にも、トレーニングによりいつでもAIと対戦できるので慣れるまでAIと対戦するのも良いだろう。
「Shardbound」はまだアーリーアクセスのゲームであるものの高い可能性の秘めたゲームである。
この独特の対戦を楽しめるカードゲームはまさに唯一無二と言えるので、カードゲーム好き、戦略ストラテジー好きはぜひ触れてみてほしい!
「Shardbound」は他のカードゲームでは味わえない深い戦略と新しいゲームプレイを味わえるはずだ。"
シャードバウンド(Shardbound)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-2100 / AMD Phenom II X4 965 | Intel Core i5-6600K / AMD Ryzen 5 1600 |
メモリー | 4 GB | 8 GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 460 / AMD Radeon HD 6850 | NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon RX 570 |
VRAM | 1 GB | 4 GB |
HDD空き容量 | 10 GB | 10 GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 |
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